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『SpaceLady愛KO』キャラ・レーコ

2009-11-03 18:54:11 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

ソニー・デジタルの会員制携帯コミックサイト「まんちゅ」他で連載の終了しました
SpaceLady愛KO』の各キャラへの思い入れ&補足。


『レーコ』


長身の女冒険家。

その奇怪なスタイル、ウルトラビッチな態度、レズビアン嗜好。
ドラッグクイーンのようなヒールキャラです。

最新式のメカ・COSMOと牛型獣人クローンのミノタウルス、そして宇宙羊のめぇめぇちゃんが
レーコのチーム。

レーコは気分屋で時々彼らに感情をぶつけたりもしますが、
それでもやる時にはやるボスや母親のようなものとして、彼らに恐れられながらも頼りにされています。

法に触れる品の密輸など、危ない仕事をしながら宇宙を勝手気ままに旅する生活。
レーコだけではなく、連れてるメカとクローンも大変目立つタイプなので、
冒険家たちの間でも結構な有名人。
キャプテン・ブラッドもレーコを知っていますし、厄介な女と思っているようです。

元は愛koも仲間だったバイクグループの女リーダーでしたが、
お人よしの愛koを騙して裏切り、警察の囮にし、大金を手にして宇宙への道を手に入れます。

ある意味、もしレーコが愛koを裏切らず、先に宇宙に出なかったら、
愛koもそうしようとはしなかったかもしれません。

レーコはどこか愛koの先輩みたいな、愛koが追いつきたいカッコイイ憧れの存在でもあると思います。


レーコは悪党だけどいわゆる悪びれた処が無く、ある種人格破綻者なのでしょうけど、
愛koが怒りまくっていたとしても、再会を本気で懐かしみ喜んだり、キスしたり、
相手の気なんかしったこっちゃない、ホンモノ天然のジコチューです。

かなりのサドッ気があるとは思いますが、レーコなりには愛koの事も大好きなんだと思います。
愛koからすれば、迷惑な好意もあったものですが、たとえ替わりに刑務所に入る不幸があったとしても、
レーコのことは、どこか憎みきれないゆえに余計に苦しい、彼女の持つ魅力を認めていて
やっぱり好きなんじゃないかと私は思っています。

どちらも破天荒な女性同士の、スリリングでワイルドな愛憎のからまる関係性です。
どっちの女もベタベタした「オトモダチ」なんてものを求めるタイプでは無いのでしょうけど
二人はやっぱり縁の深い、親友なのです。

そして愛koがあまりにもバカ正直で、あざといレーコに簡単に騙されてしまうような女だからこそ、
逆にレーコはどこか愛koには絶対に勝てない支配できない、憧れの存在なんじゃないか、
だから愛koを振り回したり追いかけたりしているんだと私は思って描いています。


そういえば、レーコが一番最初にできたデザインでした。
デザイン的にはマンガの中で一番のお気に入りです。(2番目はサトー)


画像は『SpaceLady愛KO』レーコとめぇめぇちゃん。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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『SpaceLady愛KO』キャラ・サンド

2009-11-03 12:21:51 | 『SpaceLady愛KO』キャラクター

ソニー・デジタルの会員制携帯コミックサイト「まんちゅ」他で連載の終了しました
SpaceLady愛KO』の各キャラへの思い入れ&補足。


『サンド』

身長2メートルのトカゲ型獣人。元々軍用で、砂漠地帯に派遣された兵士なので銃器の扱いも得意です。

戦争が終結した後、用無しになった多くのクローン兵は処分という形で殺されてしまいますが、
手柄を多くたてた優れた戦士であったサンドは、その腕から見世物剣闘士になってさらに活躍、
同じ剣闘士のパンサーという友達ができます。

試合を組まれたことで二人は生と死に引き裂かれてしまいますが、
彼らの友情は永遠のものとなります。

その友情の涙を見た愛koが、サンドに惚れこみ、負傷してても、仲間として受け入れます。

サンドは人間との直接的な関わりに慣れていないので、
心を開いて接する愛koに、初めはどうしていいのかわからない感じですが、
ある種戦士的な特性なのか、一度認めてしまえば、口は少々乱暴でも中身は忠実ともいえる態度で
主である愛koに接していきます。

それでもコミュニケーションはあまり上手ではないみたいですし、
徐々に女性としての愛koを意識しているみたいな感じも…

実力はバツグンでもそういう処は弱い男性は女性から見てすごく愛おしさを感じると、
悪い私は思っています。

サンドの気持ちはどこにいくのか…?


クローンは人間や動物の遺伝子から試験管の中で生まれる生物体で、用途に合わせて造られます。
主に食用の家畜、そしてペット。

サンドのように直立し言語を使える知的クローンは工場や危険な職場、戦争の兵士、
愛玩用などで人間に利用されます。

直立できるクローンたちは、チンパンジーより遥かに人間に近い存在で、
遺伝子的にはほとんどヒトと同じ、人間の頭脳に動物の優れた身体性を取り入れたような存在です。

人間に見まごうクローンを造るのは、社会が混乱するので法で禁止されています。
だから彼らは一目でそれとわかる、異形の姿をしています。
人間よりは老化適応がないので、最も長生きする直立型でも寿命は30年から50年くらいですが、
サンドのような戦闘用が戦場に出てから10年以上生きながらえることはまずありません。

戦争が終わっても生き延びたサンドは、戦闘用クローンとしては大変長生きの方にあたり、
それだけに人間の自分たちに対する身勝手や自らの生の不条理と苦悩に気が付いて生きています。

クローンたちは一般に嘘をつく事ができず、純粋な心を持っているという設定です。



キャラ表現にあたっては、男性の勇気と逞しさ、ヒーロー性の部分を憧れ思い描いています。

私はかつて、強く大きい男の人が嫌いでした。力が強い分、威張って傲慢な気がしていました。
なのに強く大きい逞しいタイプの男性を好きになってお付き合いする機会があった時に、
「いいなー」とコロっと心変わりしました。
厚く大きな胸に抱きしめられる安定感は、それはそれで素晴らしいと思ったのです。

人はそれぞれの恵まれた特性を、周りを威圧するために使うことも、周りを助けるために使うことも
両方できるんだと思った時、自分の心がまた一つ自由になった気がしたものです。


それと、人間の身の回りの動物たちのことも考えて描いています。
例えば家畜など、人間に全てを与えて死んでいく動物たちのことです。
もし、彼らと話が出来たら人間はどうなってしまうのだろうかと思いますし、
今私たちがしていることは、後の歴史で評価はされないだろうと思っています。

クローンたちの遺伝子には、動物たちの声無き人間への思いも、血として流れているのだと思います。


画像は『SpaceLady愛KO』サンド。(C)ソニー・デジタルエンタテインメント

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