別コミックブログ、Ktooonz*Comixで連載中の『ペインレイン』のカテゴリーをブログに作りました。
登場順にキャラ紹介や思い入れを書いていきます。
『ペインレイン』は長い話です。
40年以上の話なので、3代に渡る物語になります。
現在3話メインキャラの親世代子世代が描かれます。
劇中に亡くなるキャラもいれば、生まれる者もいます。
沢山の登場人物が出てきますが、一話のみの出演者もいれば、
全7話中、全てとは言わなくとも、殆どに出てくるキャラクターもいます。
現在、3話はギャングの話でもありますが、全く違うテーマのエピソードもあります。
『ブレイン・パッチ』
ブレインはパッチ親分の養子で、パッチ一家の跡取りとして育てられました。
3話現在、34歳です。
彼は元々裕福なアラブ系の会社経営者の男性と落ちぶれた没落イギリス貴族女性の
政略結婚で生まれた御曹司でしたが、父母には愛されず、使用人に囲まれて孤独に育ちました。
ブレインには硬い印象のイギリス訛りがあり、言葉には自然な上流の響きを持っています。
レディファースト等含めて作法や立居振舞いが洗練され、教養を持ち、ギャング然とした処がありませんが、
逆にそれが何やら空恐ろしい凄みや不気味な闇、下品と悪趣味、気持ち悪さを感じさせる時があります。
父母の事故死により、父方一族の邪魔者となり、10歳で孤児院に入居、そこで大変な問題児となり、
ダムタウンの孤児院に移され、悲惨な日々を送る中、慰問にきたパッチ親分がギャングである事を、
子供ながらに知りつつも、自ら強く望み、12歳で養子に迎えられました。
ブレイン、という名前は、ダムの孤児院で、痩せたチビのくせに頭でっかち、という意味での
いじめられっ子としての仇名でした。本名はアラブ系の名前のようですが、その名を全く使用しません。
頭脳は優秀、地元の名門、ダム大学では主に薬学と犯罪心理学を専攻しました。
文学が好きで、趣味は読書で文筆も得意。手先が器用、運動は大嫌いです。
強度の頭痛持ち。酒豪ですが、酒に限らず酔うという事が殆どできません。
ドラッグは何でもします。自作までしています。
痩型でも身体は屈強、精神的に色々と病的な処があり、無口だと思うと饒舌だったりもします。
長身で手足も長く、派手ではありませんが、端正です。
ブレインは、強度のナルシストの弟、バニーと違い、
愛情を感じなかった実の父親に似ている事から鏡嫌い、自分のルックスに愛着がありませんが、
ファッションに興味のない地味な装いと、見た目への、自惚れとも卑下とも無縁な
自意識の無さこそが、生まれ持った美しさを静かに輝かせています。
養父であり、ボスである、パッチ親分との関係は、大変濃いもので、
互いに感情を抑えたものでありながら、バニーなどはとても入り込めない絆をパパと共有しています。
ブレインは18歳の時にいきなりできた、4つ年下のユニークで傷つきやすい弟を、
口には直接出さずとも、とても可愛く思い、愛し、必用としています。
二人は激しいケンカもしてきましたが、いつも一緒です。
ダムタウンでパッチ一家の羽振りが大変良かった時代から、
「兄は変質者、弟はオカマ」・・・と周囲に気持ち悪がられ、「ヘンタイブラザースB&B」の通称があります。
パッチ親分だけは、二人の息子はタフな男である!と信じて疑わない態度です。
二人はできている、と思っている輩も多いようですが、
実際、兄弟からは、この二人・・・何か怪しげ・・・何か変・・・という印象、
そしてある種不気味な、倒錯性とセクシーさが漂っています。
女性の好みは極めて理想的で、知性と色気を併せ持つ、グラマーで優しい夢の美女ですが、
そんな賢い素晴らしい女性が、ギャング稼業の男を愛するわけがないだろう事を、絶望しています。
3話現在、弟バニーもそうですが、ブレインは女性と愛情を育んでいった経験がありません。
そこが兄弟共に、ある種の未熟さ、淋しさを感じさせ、また同時に、
本来決して希薄ではない、手垢の付かない愛情の原石を、見えない内側に輝かせている、
いい歳をしても初々しく純粋な、『シングルの魅力』があります。
ブレインにとっては、セックスだけが女性と繋がりを持つことであり、
過剰な執着や、弟バニーを巻き込んだ歪んだ嗜好、女性一般への憎悪や嗜虐心も持っています。
ブレインは一筋縄でいかない、多要素を持った特殊な人格の持ち主です。
彼は自分を語らず、誰も彼を理解しません。孤独を生きています。
ブレインは他の作品でも何度も使って慣れているので、とても使いやすく思いますが、
この長い顔を描くのは今だにとても難しいです。
ペインレインのブレインは大変不幸なのもあって、ややこしく複雑な人間性を持っています。
携帯コミック『むにむにぴょん!』の、ガリ勉バカブレイン君は、
もっと幸せに誠実に育ったのであろう、彼の姿でしょう。
彼の本質は「人の正しさ」を愛する人間です。
『ペインレイン』全7話のうち、最も多く出演するキャラの一人です。
画像は、ブレイン、バニー 『ペインレイン』より
満を持して(?)の登場ですね!
元上流階級なんですね~ そう思ってました! 何か滲み出てるモノがあるとゆうかー (*´艸`*)
(スイマセン…)
しかし 冗談抜きに、彼にはどこか達観した感じを受けますね。
何と言うか、寂しい感じの達観と言うか…。
今後、ブレインを心から愛し 愛される女性は現れるのでしょうか?
ブレインが心配…。
(´A`。)
キャラによっては長い説明もありますので、
気になる人物からゆっくり読んでいただけたらと思っております。
物語の中で、様々な性格や出身のキャラたちを組み合わせてたギャップのような楽しさを表したいです。
確かにブレインは、ダントツにインテリで話し方もマナーもはっきり違うように描いています。
寂しい男かもしれませんが、
それ以上に悪党でふてぶてしいです。
心配していただくようなタマでは無いので大丈夫ですよ。
彼よりも相手の方が心配かも・・・
今後の女性関係はどうでしょうね~。
これまで本気でステディの女性がいなかっただけ、
新鮮な気持ちで付き合って行く事になると思いますが、
トラブルも多そうな・・・?
ブレイン・バニー・ぴょんちゃんは、言わばロックやヒゲオヤジみたいな、KTOOONZ先生劇団の看板アクターってわけですね^^
でも、先生の作品のキャラ設定を読ませていただくと、全てのキャラクターへの愛情をひしひしと感じます。
ブレインのようなスレンダーな男前も良いけど、私の中ではフォッグ氏もポイント高いです(^_^)b
現実世界では嫌いですが、フィクションでのヤクザとかギャングとかは良いですよね~。
特に“仁義”とか、師弟関係、主従関係の艶っぽさがたまりません(腐の意味ではなくて)。
私は、師弟の絆とゆうのは親子の絆よりも強いものだと思っていますから。
本当に、設定から何から、ペインレインのブレインは美味しすぎますよ!
今後もワクワクしながら見守っていきます。
一気に紹介を上げてしまいましたが、
読むのが大変だといけないのでゆっくりどうぞ。
私、手塚漫画大好きですよ。
初期の絵なんか線の柔らかさにウットリしちゃいます。
女の子がすごく可愛いと思っていました。
小さい時に家にあった兄の手塚漫画を読んで、
何で同じ人がこの漫画にもいるのかなとちょっと不思議でした。
それと、もっと古い漫画ですけど、これも家にボロボロのがあった
赤塚不二雄の「おそ松」君のイヤミとかチビ太。
子供にも大変わかりやすい、何度読んでも面白い漫画でしたけど、
いつも違うイヤミやチビ太がいて、
西部劇に出たりギャング物に出たり、日常ドラマだったり、
父に連れていってもらった、チャップリンの映画のパロディがあったり、
時には完全な悪役として出たり、
本当に自由なお芝居みたいで楽しかったです。
小さな時に最初に触れた昔のコミックが、
正にスターシステムだらけだったんだと、今になると思い返します。
家にお兄ちゃんがいて良かったなといつも思っています。
私もフォッグさんが好きです。コロコロして可愛いなと思って描いていますけど、
黒い部分も出てくるかも・・・それも楽しみです。
主役も脇役も敵役も、人としては同じ重みを持った感じで描きたいんですね。
私も現実の今のヤクザギャングの類、嫌ですね。。。
義理人情とか、そういう時も本当にあったのかなーーーそれなら・・・とは思いますけどね。
勿論ヤクザだけがこの世で悪いわけではないし、
彼らだって良い事だって沢山できると思いますし、
私も含めて、私達が作っている社会の一要素なんだとは思いますが、
できれば積極的に直接関わりたくはありません。
ギャング物はリアルになるほど辛いです。嘘っ子の方が好きです。
仰ることよくわかります。現実の身分上下、私むしろ嫌いなんですけど、
フィクションはそれがあってこそ崩すのが楽しいわけですよねー!
腐とかも、ほとんどに興味ない、男女の方がワクワクタイプですけど、
表に出せない、微妙に危うい愛とかは艶っぽいと思います。
今描いている連載は長いので、
100枚溜まったら、途中でPIXIVにあげようと思います。
是非また大きいサイズで見ていただけたらと願っています。