東海北陸自動車道全線開通で、世界遺産の白川郷まではわりと近かったんですが、毎度のことながら途中の休憩が長いため予定より時間もかなりおしており、合掌造りの建物は高山市内のはずれの飛騨の里で楽しむことにしました。
入場券売り場でワンコ連れの注意事項の紙をもらって入ったら、ちょうど団体客のおばちゃんたちが記念撮影の準備でガヤガヤ、ワヤワヤにぎやかだったんで、順路を逆回りします。
おばちゃんの集団から離れたら一気に静かになり、たれていたくうたの尻尾も上がってきました。
小型ワンコならバッグなどに入れて室内見学ができますが、さすがにくうたを抱っこしての見学は無理なので、玄関先から家の中を覗いたあとは縁側でパチリ。
くうたも玄関脇の馬小屋に興味津々匂いをかいでいました。
合掌造りだけではなく、飛騨の古い民家とかもあります。
高台に鐘楼があったので、その下で写真を撮ろうとしていたら、アジア系外国人のおじさんが力いっぱい鐘を打つもんだから、驚いたくうたは一目散に後ずさり
鐘楼が怖くて腰がひけ、横を歩くことすら嫌がるくうたを引っぱって先に進みます。
すると今度は1メートルくらいある大きなししおどしが、水をためて徐々に傾いてきます。
そこでもびくびく後ずさり、カタンと音がしたもんだから飛び上がって驚いてました。
その先にあった水車小屋には近寄ることもできず、その手前の道を曲がるしかなかったです。
びくびく、ドッキドキなくうたを連れて歩いてると、鐘楼のところでのビビりっぷりを目撃した白人のおじさんに「彼はガンがきらいなの?」って英語で聞かれ、最近英語とはとんとご無沙汰なぽん母「え?英語?ドントライク?そのあとのガンってなに?なに?」と頭の中は真っ白。
どうにか鐘楼のことと気づいたときには笑顔で「YES!」としか答えられませんでした。かつて英会話スクールに通ってたはずなのに、中1英語で思いっきり躓いたぽん母です
飛騨の里を一周したあと、入口のところのさるぼぼの横で写真を撮ろうとしてたら、記念撮影の担当のお姉さんが「撮りましょうか」とやさしく声をかけてくれて、記念の家族写真パチリ。
ところがここでもくうたはくうた。赤くて大きなさるぼぼが怖くてこれ以上近づけませんでした。
しかもそのビビリっぷりをうしろの外国人の女性に「可愛い、面白い」と笑われてしまい、ばっちり写っちゃってます。
飛騨の里を楽しんだあとは、高山市内の古い町並みを堪能しようと上三之町に向います。
春の高山祭の前日だったため街中がにぎわっていました。
くうたもたくさんの人や人力車にビビリながらも、以前のようにグイグイ引っ張ることなくぽん母の横をついて歩いています。
こんなところで日ごろのトレーニングの成果を感じます。ぽん母の英会話よりよっぽど役にたってます。
通りの端まできたので、人の少ない宮川のほとりの道を歩きました。
川沿いの桜が満開で、宮川では高山祭にあわせてその日の朝に放流した鯉が泳いでいたりで、風情があってよかったです。
立体駐車場の奥の静かな涼しい場所に車を停めてたので、飛騨の里からビビリッぱなしのくうたを車の中で休憩させ、お店とかを覗きに上三之町に戻りました。
さっきは混んでた通りも観光客が一気に減っていて、フランス国旗を先導に歩いてたフランス人の団体以外は、個人旅行の人ばかりでガラガラでした。
高山名物甘くないみたらし団子を食べて、この日のお宿高山わんわんパラダイスホテルに向います。
高山市内よりさらに山の方なので、道路の端っこには雪の山がのこっていたりします。もちろん道路上には雪はありませんでした。
部屋からの眺めですが、雪の残ってる山がかなり近いです。
写真下のほうがホテルのお散歩コースになっています。ふきのとうが盛りであちこちに生えていました。
お散歩コースにはきれいな川もあって、夏などは水遊びが好きなワンコは飛び込んじゃいそうです。
くうたは冷たい雪解け水で喉を潤しておりました。
そして空地にはこんな雪山も残っていました。
このあと温泉で疲れをいやし、旅行最後の晩餐は超豪華お料理に舌鼓です。
それは次回のお楽しみ。
次で必ず終わりますから、もう少しお付き合いください