4月の公演をもって銀座にある今の歌舞伎座を取り壊し、2013年には新しい歌舞伎座が完成します。
いまの歌舞伎座は大正14年に建設、戦争で焼け残った骨組みなどを使って昭和26年に改築した建物で、「老朽化が著しいため。耐震性や防災性を高め、高齢者のためにバリアフリー化します」って言う主張も、たくさんの人が集まる場所なだけに、建て替えはしかたないなってぽん母でも思います。
しかし!!完成予想図を見てビックリ!
松竹さんとしてはいろいろあると思うけど、
重要無形文化財で、ユネスコの世界無形遺産にも登録された建物なんでしょ?
新歌舞伎座から生えたように延びる高層ビルはなに?(正確には真後ろです)
鬼瓦とかまだ使えるものは使うらしいけど、それにしてもこれはないんじゃない?
と言う感じで、ぽんぽこ家的には新しい歌舞伎座に大いに納得いきません。しかしここでどうこう言ってもどうしようもないので、せめて最後にもう一度、歌舞伎座のあの空気を味わっておこうってことで、御名残三月大歌舞伎に行ってきました。
1時間ほど前に到着したんですが、前の歩道まで人でいっぱい。
歌舞伎見物なんですから着物で行ってみました。春らしく桜の柄の着物に帯どめも桜ですが、ぜんぜんわかりませんね
電光掲示板が刻一刻とお別れの時を刻んでいます
売店では歌舞伎座関連のグッズなどのほかにも、佃煮や人形焼き、和雑貨などのお土産物も多数売っていて、開演前なのにものすごい混雑だったので、ロビーに避難してきて、開演間近のエントランスを撮ってみました。
一幕目は「道明寺」悲劇ですが、ちょっと笑えるシーンもあり、きれいな娘役しか見たことがなかった玉三郎さんは、老婆役だったせいかいつもより声が低くて地声に近かった気がします。
30分間の幕間では、夕飯に歌舞伎座の幕の内弁当をいただきました。
前の時はお弁当を買いそびれちゃったので早めに買いに行ったんですが、残り数個しかなくて慌てちゃいました。
タケノコご飯が春らしかったです。
他のホールと違って座席で食事ができるのって歌舞伎だからでしょうね。
観劇後、これで見おさめなんだからと、いっぱい写真を撮ろうとしてたのに、肝心なときにバッテリーが…
しかたなく心のアルバムにしっかり刻んできました。
なんだかんだで帰宅は11時。お腹をすかせて待っていたくうたは、ご飯のあとにビスケットももらって、ぽん父にい~~っぱいナデナデしてもらったら、ご満悦でベッド犬ジョン君に丸まってました。
くうた、お留守番ありがとね!
もちろん!
今度はいっしょに楽しもうね。