約2時間半かけて到着したのがめがね橋
下の道を歩く人が豆粒なくらい高い橋でしたが、ちゃんと整備されてるおかげか
ぽん母の持病の高所恐怖症の発作も起きずに、無事渡りきることが出来ました。
事前に調べた情報ですと、アプトの道は横川駅~めがね橋の4.7kmとなってましたが、行ってみるとその先の第6隧道からもたくさん人がでてきてます。
立入禁止の表示もないので「せっかくだから行けるところまで行ってみよう」と歩きだしたんですが、この時点で時間は1時半すぎ。
トンネルの途中くらいで、ぽん母のエネルギー切れのサインの軽いめまいと浮遊感が出始めたので、「めがね橋の横のベンチでお昼にしよう」とトンネルを出たところでUターンしてきました。
ちなみに帰宅後ちゃんと調べ直したら、今年の4月にめがね橋から熊の平駅までの1.2kmが開通してました。
ゴールまであと700mほどだったと知り、ちょっと悔しかったので、秋の紅葉シーズンにリベンジを誓ったぽん母です。
ぽん母が5時起きして作った2合分のおにぎりと、一度食べてみたいと思ってた自然解凍OKの冷凍食品のおかずでエネルギー補充です。
食べる時はいい感じに解凍されてて予想以上においしかったです。
くうたは水分補給だけしてチーズも食べずに
ぽん父の足元で横になってました。
ここでゆっくりエネルギーと休養をとって、のぼって来た道を戻ります。
帰りは長い下り坂。
登りがぜんぜんきつくなかったんで楽勝かと思いきや、やはり下りは足にきます。
峠の湯のトロッコ駅のベンチで小休憩。
くうた用に家から水を800mlくらい持ってきてたんですが、ここで飲みきってしまったので、ぽん母が買ったばかりの冷たい麦茶でいっしょに喉をうるおし、冷たいコンクリートでお腹をひやして休憩してました。
いま思うと、ここの少し前くらいからくうたの歩き方がどことなく変だったんです。
しかし長い下りがぽん母たちの足にもきてたので、今日は暑かったからくうたも疲れがでたかな?くらいにしか思ってませんでした。
実際、トロッコ駅の正面のトイレに交代で行ったときも、普通について行こうとしてたし、この時点では気づくことが難しかったかもしれません。
休憩のおかげか少し足取りも軽くなったぽんぽこ家一行。この先はほぼ平地なので歩くのも楽でした。
しかし残りあと1kmくらい辺りからくうたが歩きたがらなくなりました。ちょっと歩いては立ち止まるを繰り返し、足取りもちょっと変です。
小型犬なら抱っこってところですが、17.5kgのくうたを抱っこして1km以上歩くのはどう考えても無理!
なにより抱っこが大嫌いなくうたが、おとなしく抱っこされてるなんてありえません。
だから「くうた頑張れ!」と声をかけ、もう空っぽのペットボトルとポイ太くんしか入っていないリュックを脱がせてるしか手はありません。
この時点でくうたの肉球は、靴づれで皮がはがれたような状態だったと思われます。それでも頑張って最後まで歩ききってくれました。
横川駅手前の緑地帯で一番安心して寛いでいたくうたです。
人間にとっては歩きやすく整備されたアプトの道ですが、往復10km近い石畳の道はワンコの足にはきつすぎるのかもしれません。
特にこの日は予想以上に日が出て暑かったので、地面が熱すぎたのかもしれませんし、野生児くうたは普段から歩くのは土や草の上ばかりで、アスファルトやコンクリートなどの固い道を歩き馴れてないことも、怪我の原因のひとつと思われます。
アプトの道は元々が線路だったところを整備した遊歩道なので、日陰がおもいのほかなかったのと、ベンチなどの休憩スペースがほとんどありません。
そのことからも、もしもワンコといっしょに歩いてみたいと思われる方は、横川駅だけではなく、峠の湯や碓井湖畔、めがね橋のたもとなどに駐車場が完備されてますので、そちらを利用されて歩かれるのもいいかもしれません。
横川と言えば峠の釜めし。
かつて電車が停まるたび乗客がいっせいに窓を開けたり、下りたりして買って、電車が動き出すとホームにならんだ売り子さんたちが手を振って見送ってくれた思い出の味です。
クルマに戻る前にもう一度横川駅に寄って、名物の峠の釜めしを購入してきました。
何十年ぶりかに口にしましたが、昔懐かしい見た目と味に身も心も癒されたぽん母です。
ボクの夕飯も
馬肉増量でおいしかったです
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