金曜日の夜
テレビを見ているぽん母の肘をマズルでつついて
マッサージの催促
気持ちよさそうなくうたの様子に
始めたころは
なんて冗談も言ってたけど
しだいにぽん母も疲れてきて
そろそろやめたいなと思って手を止めると
すかさずもっと~と催促
まったく甘えん坊なんだから!
と言いながらエンドレスもみもみを続けたぽん母
ところがこれはただの甘えではなく
2年前のあの奇行をくり返す
狂犬くうたの始まりだったのです
この晩のくうたは
まるで朦朧と徘徊をくり返す痴呆老人か
恐怖映画で逃げまどう登場人物のように
妙に荒い呼吸で寝室を歩き回り
いきなりベッドに乗ってぽん父の頭をまたぎ
掛け布団の上で丸くなったと思いきやすぐに起きて
座布団やタンスにケンカを売り
プップかチッチかと真夜中のお散歩に行けば
ただ目的もなく近所を徘徊し
時おり立ち止まってボーっと道の先を見つめるだけ
寒さに耐えきれずなだめて帰宅し居間に閉じ込めたら
何事もなかったように布団で丸くなってくれました
しばらく様子をみていたけれど
呼吸も整い落ち着いたようなので
土曜の朝も5時起きしなきゃいけないぽん母が
電気を消してコタツで寝られたのが3時40分
いったいこの晩のくうたの心に何があったのか?
なぜいきなり2年前に戻ったような奇行をするのか?
どんなに考えてもま~~~ったく見当もつかないぽん母です
ちなみにおかしかったのは金曜の晩だけで
翌日からは普段通りのくうたです
そんな気分の日もあるよね~
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