2016.3.28 「ツバキ展」が広島市中心部で、開かれるのをTVで知り
3月28日が最終日だということなので、行ってきました。
偶然にも、知らなかった猿猴橋の渡り初めの式典が午後からありました。
「猿猴橋」は広島駅前の猿猴川にかかる橋です。
最初の橋は旧西国街道の橋として、425年前に架けられました。
その後、大正15年に鉄筋コンクリート橋桁として、架け替えられました。
ブロンズ製の大鷲やシャンデリア風の電飾燈、
高欄には、2匹の猿が桃を持ち合う装飾板など豪華な装飾が取り付けられていました。
その後、戦争中の金属の回収令に依って、それらは撤去されました。
1945年に被爆するも、幸いにも、わずかの被爆だけで残っていました。
広島市立大学芸術学部の協力を得て、橋の装飾が復元されました。
渡り初め式に合わせて、数々のイベントが行われていました。
大正時代に、飾り付けられた装飾をそのまま復元されました。
地球儀に乗り羽ばたく鷲が欄干の上に4基飾られています。
おしゃれな電飾燈もついています。
猿猴2匹が桃をかかげている装飾板。
いよいよ渡り初めです。
神事が行われ、最初に湯崎知事、松井市長、大橋復元の会の会長ら、多くの関係者が渡られました。
そして、カープの緒方監督、一部の選手も中日必勝祈願として渡りました。
獅子舞や、地元の子供たちなどが、次々と渡りました。
広島駅周辺は駅前再開発事業によって、高いビルが次々と建設中です。
最後に一般の人の渡り初めを行いました。
現在は、国道は路線変更により、駅前大橋(向こう側に見える橋)に、交通転換されています。