この入院では腎生検をしました。
背中から針を刺し、腎臓の組織をとって検査をするのですが、
腎臓は知ってのとおり、血管の多い組織なので、検査後しばらく背中から圧迫し、
1日安静・・・・・圧迫したまま動けません。
点滴やら、採血やら、麻酔やら、とにかく注射類が痛かったし、気持も悪かった
結果はすぐにはでなかったのだけど、腎臓に影響が出ていたので
ステロイドを一日に10錠(5mg×10錠)から開始。
ステロイドは急にやめたりできず、少しずつ量を減らしていきます。
2週間後に8個、さらに2週間後に6個となり
テストが始まる9月上旬まで入院しました。
退院のときは病名がはっきりせずでした。
膠原病も「疑い」だったし。
病名がはっきりしなくても、ステロイドが効いてたし、
膠原病でも、ネフローゼでも治療は変わらなかったので、あまり気にしていなかった。
その当時は膠原病が、そんなに大変な病気だとも知らず、
特定疾患に指定されているとも知らず、
退院できたことで安心していました。
退院後もあまり制限はなく、
かぜをひかない
夜更かしをしない
規則正しい生活を送る
薬をきちんと飲む
疲れをためないようにする
日光はさける
ってことを注意されたくらいでした。
あと、「ステロイドは食欲が出るから気をつけてね」って注意も忘れ
「病人なんだからバランスよく食べなくっちゃ」と食べまくり
一気に10キロ近く太ってしまいました。
今まで「すごく太るまでに、やばいから気をつけないと、とか思わないのかな?」
って思っていたけど、気がつきませんでした
顔は親もわからなくなるほど丸くなり(ムーンフェイス:副作用)
足に妊娠線(妊娠もしていないから、肉割れか・・・・)が出てやっと
「私って、やばいんじゃない??」
って気がついた次第でした・・・・・
結局薬も少しずつ減ったこともあり、1年くらいで体重も戻りました。
大学にいる間中、薬は飲み続けましたが
自覚症状は、皮膚の発疹しかなく、自分が病気だってこともあまり意識せず
酒を飲みまくり、勉学に励む大学生活でした。
この病気は「完治」ってことはなく落ち着いている状態を「寛解」と呼ぶ。
卒業間近には、落ち着いていたし、実家に帰ることになっていたので
薬も飲まなくてよくなりました。
でも、またまた、病状は悪化するのでした・・・・・