期待するイメージと 現場のギャップが大きいときに感じる「ガッカリ」。ドリームガールズのあとに出掛けた、長崎県歴史文化博物館で開催中の”中国映画祭”は、この言葉にピッタリのイベントでした。
ちなみに当日の上映作品は、老舎原作の『駱駝祥子』。北京で人力車を引くMLBマリーンズの城島健司選手にそっくりの主人公が登場する 素朴な作品で、昔の下町の様子が描写されています。電気も満足になかった昔の夜は、真っ暗だったんだなーと再認識。有料(一応500円)入場者は、ボクを含めて3名でした。
で、ガッカリの原因は、会場でした。2時間近い映画を見せるのに、フラットなホールに、ただパイプ椅子を50脚並べ、上映装置はDVDプレーヤーをプロジェクターにつなぎ、狭いスクリーン?に映すだけ(一応スピーカーはあり)。昨年完成したばかりの建物で、この程度の部屋+装置しか残ってないのでしょうか?むしろ無料にすべきでは?と強く感じました。
さらに上映中、委託を受けた作業員さんが、2度もモップで床掃除し、物音を立ててくれる有り様で、作品よりも現実に起こっていることの方が 悲劇のようでした。主催者側と委託業者さんの連携、めちゃめちゃです。
そんなことがあり、まだ一度も有料ゾーンに足を踏み入れたことのない 博物館から、ますます足が遠のきそうなこの頃です。残念。
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