昨年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」
での読書の記録。
備忘録として、やっと6月のまとめを
もっぱら図書館本ですが、超お気に入り(何度も読みたくなる)本になると
永久保存本として購入します。
週に2冊~3冊くらいのペースで
一ヵ月で10冊くらいは読めたらいいなあと思っています。
2022年6月の読書メーター
■明るい覚悟 こんな時代に
懐かしさのあまり手にした落合恵子さんの本。中学、高校生の頃に聴いていたラジオ。当時「レモンちゃん」と呼ばれていた素敵なお姉さんの記憶。 落合さんの思う事、記憶とやらをいろいろな絵本の話を交え、この先平和で安全で温かい社会ではないかもしれない「明日が見えない」時代に穏やかな気持ち、かつ勇気をもって、時には闘志を燃やして生きる様、しみじみと読ませてもらいました。「明るい覚悟」とは、老いや衰えのさなかにありながら、さほど多くは残されていない明日に向けての、自分との約束。 同感、心に沁みました。
読了日:06月03日 著者:落合 恵子
■政と源
三浦しをんさんの作品とは相性がいい。今回も読んでいて楽しかった。「政と源」40年以上のサラリーマン生活に幕を閉じた僕は、政タイプだなあ、真面目で気が小さくて家族のために一生懸命に仕事をしてきて融通が利かない国政が、源二郎の自由な生き様を羨ましく思うのはよくわかる。 源二郎の痛快とも言える自由で破天荒な生き方もいいなあ~。小学生の時に生まれ故郷を離れて幼なじみ的な友人がいない生活の僕は国政が羨ましいとも思った。対照的な政と源の二人の掛け合い、源に慕う弟子と彼女、政と奥さんの関係性がとても可笑しく良かった。
読了日:06月04日 著者:三浦 しをん
■十字屋敷のピエロ (講談社文庫)
東野圭吾さん、14作品目。登場人物が多くて、何度も「おもな登場人物」のぺージで名前を確認しながら読み進んだ。 気味の悪そうな「ピエロの人形」の前で犯行が行われた。 そのピエロの人形目線の語りが良かった。 動けない、話せない、でも見たこと聞いたことをありのままに語る。で、そのピエロの語りが巧妙にミスリードするみたい。誰がどのように、なぜ? 最後まで分からなかったけど全容が明らかにになって納得。今回も満足して読了。
読了日:06月07日 著者:東野 圭吾
■戦国時代の余談のよだん。
和田竜さん、「村上海賊の娘」が圧倒的に面白かったから、気まぐれに読んでみようかと思った。若い頃、司馬遼太郎さんの時代小説がメインだったこともあり、タイトル「戦国時代の余談のよだん」に惹かれた。字も大きくてページにびっしり字が埋まっていなくて読み易そうだったし。期待以上の内容ではなかったけど、名まえとそれなりに知っているつもりだったけど、イメージと正反対の人物だったんだあーと初めて知った戦国武将の数々の以外なエピソード、関係性など 楽しめました。
読了日:06月10日 著者:和田 竜
■トライアスロンはじめました。: フルマラソンより先にトライアスロンを始めてみた、おどろきの体験記
今更ながら読んでみました。アイアンマンに憧れて走りだして早40年近く、この世界にどっぷりとハマリ、ずっと生活の軸はトライアスロンでしたが2017年9月の佐渡A完走から、怪我、故障、コロナ禍でトラレースから遠ざかり5年目。そろそろいいかな?と初心に戻るつもりで、楽しく読めました。 トライアスロン=アイアンマンではない、もっと気軽に誰でも挑戦できるオリンピック・ディスタンスのトライスロンへの挑戦、体験記。ハードルを下げてくれてやってみたくなる良い内容で魅力を再認識できました。
トライアスロンで得られる9つの宝物 1)セルフイメージの劇的な向上・変化 2)「成功体験」を得ることができる 3)折れない心 4)ポジティブシンキング 5)着想のための時間 6)免疫力の高い、ふんばりの効く肉体 7)現状に対する感謝の気持ち 8)極上のオトナの遊び 9)完走の瞬間のエクスタシー・達成感 必要に迫られて身についてしまう4つの能力 1)未来逆算思考 2)戦略的思考 3)タイムマネジメント力 4)臨機応変力 どれも身に覚えのあることばかりでしたが、なるほどと思いました。
読了日:06月11日 著者:野中秋世(著) 白戸太朗(アドバイザー)
■人生教習所
垣根涼介さん初読み。小笠原の描写が魅力的。東京湾から1000kmも離れた小笠原諸島で開催される人生再生セミナーに参加する人々の話。小笠原をゆっくり観光している気分、一緒にセミナーに参加しているような錯覚。人生の転機を図ろうとする、人生再生の真面目な重い部分もあるけど、主役の落ちこぼれ4人がユニークで全体的にほんわかした南国の雰囲気で気楽にさくさく読めてしまった。セミナーの内容は真っ当すぎるくらい真面目、日常生活に役立ちそうな物の考え方、とても勉強にもなった。彼等の何かが変わり出す。前向きになれるラスト。
読了日:06月14日 著者:垣根 涼介
■魔王
伊坂さん16冊目。正直よくわからない。社会の大きなうねりに超能力を持った兄弟が対抗する話だったのか?もっとエンターテインメント的な展開を期待していた。魔王って誰?主人公の安藤のことかと思っていたけど、民衆をあっと言う間に惹きつけた犬養?後からわかるバーのマスターの黒幕感?潤也が魔王?国際情勢から政治を鋭く斬ってた、流されるな!憲法のことも含めて他人事じゃないよと考えさせられる。10分の1の確率の能力は個人的に羨ましい!詩織の爽やか「消灯ですよ」超能力も謎も放りっぱなしでオチなし、うーん?すっきりしない。
読了日:06月18日 著者:伊坂 幸太郎
■眠りの森 (講談社文庫)
東野圭吾さん15冊め。美貌のバレリーナが男を殺したのは、本当に正当防衛だったのか?その後高柳バレエ団の中で次々に起こる事件。バレエダンサーって大変だなあ~と思いながら最期までオチがわからず面白かった。バレエの閉鎖的な独特な世界感を感じながらストーリー展開が上手くて終盤の伏線回収が心地よい。加賀恭一郎、阿部寛さんのイメージしか浮かばない。 「僕があなたを守ってみせる」「君が好きだから」とまさかの加賀刑事の淡い恋模様、とても辛くて切なく終わるが、この後の二人は?と想像を巡らす(笑)
読了日:06月23日 著者:東野 圭吾
■ロードバイク熱中生活
自動車評論家が書いた自転車愛に満ちた自転車乗りエッセイ。ちょっと気分転換で読んだ一冊だったけど、、、以前読んだ「ポルシェより、フェラーリより、ロードバイクが好き」の内容とかなり重複してると思ったら、この「ロードバイク熱中生活」に大幅に加筆して改題したのだと本の横帯を見て今知った。なんやそうだったのか!最近ずっと部屋バイク錬ばかりで外を走っていない。これ読むとたまには峠道をヒルクライム、川に沿ってのんびりポタリングなんかをしたくなる。ロードバイクの魅力、その楽しさ、気持ち良さ、初心に帰る一冊だ。
読了日:06月24日 著者:下野 康史
■午前三時のルースター
「人生教習所」が良かった垣根涼介さん2冊目。良いテンポでぐいぐい引き込まれ一気に読み終えた。 ベトナムで消息不明となった父を捜しに行くことになった少年、慎一郎と少年をエスコートする主人公、長瀬(旅行代理店営業マン)。長瀬の旧友、源内。ベトナムで雇ったドライバー(ビエン)とガイド(メイ)。その5人の即席チームがナイス・チームで謎の集団に追われらがならも真相に迫る。ベトナムのごちゃごちゃした街の喧騒や雰囲気を肌で感じ取れたような?ミステリーというよりちょっとした青春アドベンチャー、映画を観ているようだった。
読了日:06月26日 著者:垣根 涼介
貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。
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