黄金橋のエイドで休憩している時、トップは仁科峠に到着?らしき話を聞きました。
コースマップをよく見て覚えていなかったので仁科峠が何キロ先なのか? かなり先であることは確か。
先は長い、ゆっくり行こう、急がないと言っても一応レースなので自分なりに頑張って急ぎます。
関門があるのでそうそうゆっくり歩いてばかりはいられません。
緩やかな上り下りでは、ここぞとばかりダッシュです、ダッシュのつもりでそこそこのスピードで走ります。
9:54
10:54
11:32
途中追い越し禁止区間が数キロありました。道幅せまく、スピード出しすぎると危ない、何度も「Slow Down」の黄色い表示看板
追い越し禁止なので後ろから速い人が迫って来た気配があると、遅いペースが申しわけなく、何度も道の脇に避けて先を譲りながら、、、
ようやく追い越し禁止区間が終わり
猫越岳付近です。12:48
猫越岳へ 13時ころ
ここはコースの最高地点、1034m、思い出に記念撮影、ここから仁科峠へ
13:24
この辺りからすさまじい風でした。
ビュン、ビュン、ヒュー、ヒューで身体ごと持って行かれそうで、踏ん張って身体のバランスとりながら下っていました。
突風では風速30m前後くらいあったらしい。
ず~と下った先にまた上っていく人影が見えてます。 疲れた足、身体には、う~ん気が遠くなる
13:32
もうすぐ仁科峠です。
でも走っている時は、そんなことはよくわからず、ただ前と地面をにらみながら、すってんころりんしない、ことだけ
坂を転ばないようにゆっくりゆっくり下りて行った先に仁科峠のエイドがありました。
13:34 仁科峠
選手とボランティアの皆さんで大賑わい
美味しそうなテーブル見っけ!オレンジ、レモン、イチゴ、パイナップル、おせんべい、カステラもあったかな。
疲れていたのでサッパリ系のくだもの、イチゴ、パイナップルいただき生き返りました。
うどんもおいそう!
少し並んでゲット! かつおだしがきいて美味しかった!
もっとゆっくりお腹もいっぱいにしたいところですが、先を急がないとまだまだ先が長い、
ここまでフルマラソンと同じ42.2km まだ30km以上残ってる。
ここ仁科峠で受けた声援は凄かったです。 本当にありがたかった、嬉しかったです。
あの突風吹き荒れる中を選手に大きな声で応援、声援を送り続ける、凄いガッツを感じました。
なんか一体感を感じ、元気が湧いてきました。
ボランティアや応援の皆さんの凄い声援いただき、勇気をもらいコースに戻り坂道を上っていった記憶です。
13:49
13:56
まだまだ続く坂道、アップダウン
14:05
15:52
16:24 最後のエイドステーション、土肥駐車場 53.6kmに到着 ここまで10時間24分
かなり薄暗くなってきて少し気温も下がって、ゆっくりしている身体が冷えて固まりそう
ここでは水とスポーツドリンク少し飲んで、チョコを食べて、温かいコーヒーもいただきました。
休憩10分くらい?、コースを把握していなかったので近くにいた選手の方にコースのこと聞きました
まだしばらくは山、上りがあるらしいと。
17:14 達磨山頂上
いきなり絶景が目に飛び込んできた!
思わず感嘆「お~!」の声をあげちゃった。
この景色に出会えるとは思っていなかった、曇っていたし、、、ここまで走ってきてよかった!
その後は上りと下りをくり返しながら、戸田峠 60kmくらいか
もう山の中は薄暗く、そろそろライトの準備かな、真っ暗になってからではもう手遅れだから。
すこし進んで、だるま山レストハウス付近でちょっと広い場所でコースからそれて背負っていたリュックを下し
今日初めて地面に腰をおろしてライトを探索
12時間でゴールするつもり、ライト使わないでゴールする自信もあった、根拠の無い自信、
だからライトを取り出しやすいところにしまっていなかった、というかどこに入れたか思い出せない。
荷物の大半を出してやっと見っけ、これでいいか。
3つ準備した内、ヘッドライトだけ取り出し、荷物を元に戻してさあ、出発。
また走りだす、5分から10分ロスト、、、その数分後うしろから
「kumaさんですか?」と声かけられた。 振り返ると鉄あれいさん
昨年8月の沼津のトライアスロン駅伝でTriathlon Tripチームで参戦、
鉄あれいさんが1走、僕が3走、同じチームでした。
本来ならトレイルランのベテランの鉄あれいさんが僕の後ろから来るなんてあり得ない、
お話ししながら少し並走、しばらく故障していたらしくこの日は上りが全く駄目だったとのこと
でも下りは大丈夫だと。
僕とは正反対、僕は上りはなんとか人並みだったけど、下りはもう走れません状態
残り10km弱、一緒にゴールまで行きたいところでしたが、ここからはほとんど下り、
ついて行けないことは明らか、歩調を合わせられると申しわけなく、「速く走れないので先行ってください」でお別れしました。
もうあたりはほぼ真っ暗状態に近く、初めてのライトアップ走行
ヘッドライトだけではちょっと心もとない、後ろから追いついてきた人にくっついていく、暫くしてちぎれると
また後ろから来たグループの最後尾にコバンザメのようにくっついて、、、の繰り返し
「残り7kmくらい、ここから少し上ります」と狭い上り道へとボランティアの方が誘導してくれたところ、
少し明りがあったので、ここでまたリュックをおろし、もう一つライトを取り出す。
疲れと身体が冷えて強張ってか、思うように身体動かず、ここでも5分くらいロス
初めてのことなのでいろいろ手間取ります。 いろいろと実戦の中で学びがありました。
ヘッドライトで前方を照らす、手に持ったライトで足元とちょっと前を照らす。
二つ必要な理由がよくわかった。
腰に巻くライトも使えば完璧だったかな?でもその余裕なく、残り7kmはライト二つで。
ひたすら抜かれ続けます。 もう僕の前を走る人の明りはどんどん小さくなるばかり
あと5km、上りはあと200mくらいあるだけで、そのあとはずっと下り坂ですよ、、、、と励ましてくれましたが
その下りがきついんだよ! 上りの方がいいんだよ!と言いたかった。
その下りもゆるやかな下りばかりではなく、かなりの激坂や階段もあり、最後まできつかった。
あと2kmのところでおばあちゃんが「初めての知らない道をよく走ってきたね、頑張ったね!」としみじみと励まされました。
「あと1km、絶対間に合う、大丈夫!」と励まし受けて、間に合わないなんて全然思っていないから、、、どこまでもノー天気
ラスト500mのところで左折、後ろから来た青年に抜かれながら「制限時間やばいっすよ」
「ぜんぜんゴールが近い雰囲気しませんね」とちょこっと言葉交わして
この時初めて、制限時間のことを真剣に気にしました。 速く走れないので、いつものペースじゃないから本当やばいかも?
ラストスパート、懸命に走っているつもりですが早歩きくらいの速度、それ以下、キロ9分~10分
あと200mだよ! 街に入っていくといろいろなところから声がかかります。
「おかえり!」 「よく頑張ったね!」 「もうすぐゴールだよ!」 周りから声援、拍手をいただきながら
最後の角を左に曲がるといきなりゴールゲートが目の前に、50m前に迫っていました。
ゴールを迎える心の準備ができないまま、ゴールゲートの1枚写真を撮り
そのままゴールでした。 あああ、ガツツポーズ忘れた!
13時間56分59秒
コースブロデューサーの鏑木さんが出迎えてくれました。
仁科峠までオープン参加でコースを走り、その後は修善寺で全選手をゴールで迎えていたそうです。
嬉しいお出迎え、少しお話しし、その後は総合プロデューサーの千葉さんも握手で出迎えていただきました。 感謝です。
終わってみればあっけなく、長いようで短い14時間、中味がいっぱい詰まった濃厚な14時間
今まで短いトレイル経験の中ではありますが、鋸山、三浦半島のコースに比べると下り坂は急ではなかったような気がします。
危ないところも少なかった、木をまたいだり、くぐったりは少なかった、それでも木の枝、垂れ下がった木に頭を数回ぶつけ痛い目には遭いました。
帽子のお陰で激突を間一髪察知し防げたこともありました。
伊豆のコースは優しいトレイル、女性的なトレイルだった、スケールが大きく大きなうねりを走っているような感じを持ちました。
どこまでも続くような上りと下りでした。 どこまでも続く階段にはちょっとうんざりでしたね。
エントリーして5カ月、それからトレラングッズ、装備品を買ったり、トレイルを走りに日帰りで遠征したり、順番が逆だろうでしたが、
なんとか準備もぎりぎり間に合いスタートラインに立つことができ、レースも時間内ゴール!
エントリー時は無謀と思われた挑戦も無事終了、自分の中では一応ぎぎりぎり勝利です。
今後は下りをいかに楽に走れるか?
後半の下りまで元気な足を残せるか? 大きな課題、謎に包まれた課題、宿題です。
いつか、数年の内にUTMF、なんてふざけたことも思っております。
身の程知らずですが、夢や目標は大きな方が楽しい。
これで一旦トレイルランから離れ、しばらく秋までトライスロンに戻り、トライスロンに集中しなければなりません。
6月のバラモンキング、やばいです。 あと100日切りました。
バイク強化、何としてもバイク強くならなければ今のままでは完走危うしです。
おっとその前に4月21日にかすみがうらマラソン、これも久々のフルマラソン、
バラモンキングの前哨戦としてとらえ、どれくらいでフル走れるのか挑戦してみます。
See you next time!
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