1992年の第8回びわ湖大会以来のアイアンマン・ジャパン
8月31日開催のアイアンマン・ジャパン北海道に参戦しました
左足が完治しないまま、おまけに右足ふくらはぎに爆弾をかかえての出走となり
まあレースとして満足できるタイムには程遠い結果となりましたが、
それでも「こんなもんだろう?!」と納得できる内容の走りができ得るものは沢山ありました
レースから2週間経ち、記憶がかなりあやふやです、記憶をたどりながら振り返ります
28日(水)
午後、、、仕事を昼過ぎに放り投げ、病院でレース前の最期のリハビリやって成田空港へ
会社前のバス亭からバスで15分ほど
エアアジアの最終便で新千歳へ
空港でチェックイン前にTTrip仲間のFELTさんと合流、彼の隣の席に予約していました
成田~新千歳往復で諸費用入れて¥12,000、格安です、、、でも席は狭く、飲み物サービスありませんよ
1.5時間くらいの空の旅、窓から下界を眺めているとあっいう間でした
薄暗くなって新千歳に到着
札幌市内にホテルを予約してあったので、、、何で移動する、、、JR? バス?
結局、ちょっと時間かかるけど乗り換えなしのバスで、¥1000なり
夜のご飯はFELTさんとすすきの周辺を歩きながら
お目当てのお店、やっと見つけたら、ちょうど社員ミーティングだとかで閉店時間でした(残念)
まあ、飲み放題のある適当なお店に入り
この後も、いろいろと北海道の味覚を堪能
29日(木)
いよいよ洞爺湖へ
朝、札幌在住のTtrip仲間のdukeさんがホテルまで車で迎えに来ていただき
途中、峠の道の駅で休憩しながら2時間ちょっとだったかな
dukeさん途中バイクコースに入り、解説していただきながらdukeさん、かっ飛びドライブ!
北海道限定でしょう?!
dukeさんのおごりでした
ありがとうございました
洞爺湖の宿、かわなみへ、ここで3泊
競技説明会~選手登録急がなくては
でもちょっとその前に洞爺湖畔で
ここで先に洞爺湖入りされていた旅烏さんとすぅさんと沼津以来の再会
すぅさんはこれから旅烏さんと試走(湖岸)
dukeさんと最終の日本語選手説明会へ
これに間に合わなければ、最終の英語の説明会でした
その後、隣の建物で選手登録へ
今回の目標タイム、、、現状では高い目標、、、でもこんなタイムではハワイには行けない
最新のトレック・スピードコンセプト
先日、On The Roadで試乗しました、、、、ほしい
夕方からオフィシャルホテルでパーティ
この乗り最高!
その後ホテルにもどって夕食、、、ごちそうが食べきれませんでした
30日(金)
この日はゆったりの予定
Ttripのオフ会~試泳~バイクチェックイン
dukeさんが予約してくれていたお店、わかさいも(和食)で
席から湖畔の眺めが良かった
まずは旅烏さんがご挨拶
dukeさん
みなさん自己紹介なんてしながら楽しく食事、おしゃべり
そしてスイムスタート地点へお散歩
左肩脱臼の旅烏さんも右手だけで泳ぎました、、、、片手プルで3.8kmは無理かなあ~(旅烏さん)
水温、透明度、気持良くいい感触でした
31日(土)。。。レース当日
起床3時、いつものレース当日の朝、長い1日の始まり
4時出発の会場行きのバスに乗るため速攻で支度
まだ薄暗く、こんな感じ
バイクとランのバッグを指定の場所に設置(ほとんどの人は前日やっていたかな?)
バイクに前日にかけたレインシートを外してバイクの最終チェック、空気入れ、、、パンクだけはしないで!と気合いも注入
ドリンクボトル、補給食の準備...
そうこうしている内に空が白み始め
Lalalaさんと北国さん、べっぴんさん2人に挟まれ、両手に花
dukeさんとミラクルマンさんご夫妻
スイム会場へ向かう途中、腕にナンバリングしてもらい、ウェットスーツを着て
tetsuさん
Swim 3.8km 1:25:09
エリート(プロ)が6時にスタート
50歳代は第5ウェーブ、キャップは水色、6時19分スタート
若い人達のスタートを見送り、いよいよと言うより、なんとなく水に入りウェーブスタート地点に向かって泳いでいる内に
なんと! スタートの合図、かなりの後方からのスタートとなってしまった
横に広がってのスタートだったので大きなバトルもなく、多少のぶつかり合いはあったものの順調に、マイペースに泳げたかな
いや、のんびり泳ぎ過ぎたかもしれない、、、、最近スピードトレーニングしていないから仕方ないか、身体は正直
ブイは確認しずらく、コースが複雑なのでどのプイを目指すの?って感じでなんとなく前に付いて行く感じ
もうキャップの色は先にスタートしたピンク、黄、緑、自分と同じ水色、
そして3分後にスタートした白のキャップ(女性と60歳以上)が混在しながらのスイム
2km過ぎのターニングポイント(一度上陸)に着いて、ふたたび湖へ
それから数分後、後ろから白キャップ、見覚えのあるウェットスーツ、3分後にスタートした北国さんに右側すぐ横をするりと抜かれたぜ
25mほど付いていこうとしたが、あきらたぜ
スピードが違い過ぎる
スイムは気持良かった
透明度も程良く、水も冷た過ぎず、ちょうどいい感じの冷たさ、気持ちよかった
でもかなりジグザグに泳いだような、まだこれくらいならマシなのかな?
コースマップと比べると
(T1 0:12:20)。。。遅すぎ。。。8分以内にしなくては
BIKE 180.2km 6:59:45
スタートしてしばらく500mくらいかな、 湖岸の遊歩道を走る、まあ追い越しは危なくてできない、禁止だったかも?
一般道に出てからギアシフト、バイクの序盤は洞爺湖を左手
に見ながら周りを気持良く、若干の上り下りはあるがほぼフラット
時速30km~35kmくらいで、、、ままこれくらいが実力、37,8kmで飛ばしたいような、でも実力不足、後半まで体力温存
dukeさん
途中、スイムで抜かれた北国さんを発見、まだまだ元気一杯でした
そのあとZOOTちゃんらしき女性、でも違うかな?と声かけずにパスしたら
後から追いかけてきて「何?しら~っと抜いて行くのよ!」とお叱りのおことば発されて
「今日はピクニック!」とまた下がっていかれた、、、はい、今度はしっかりと確認しますね
前方200mくらいか、Ttripウェア発見、多分ミラクルマンさんだと思うが
100mくらいからなかなか追いつかない
湖畔を離れると上りが待っているとか、
そのちょっと手前、25km過ぎくらい?で公園のトイレを道路沿いに見つけてトイレ休憩
レース中にバイクから降りるなんて久々、すっきりしてバイク再スタート、ロスは2分ほど、ロングでは大したことは無い
バイクスタートがかなり後ろからだったからか、終始ほぼ抜きっぱ、気持ちいい
30km過ぎの最初の大きな下り坂でこの日の最速m62.9km/hを計測、ちょっと恐かった
知人はここで70km/hだったらしい、考えただけでゾッとする
上りもそこそこのペースで快調
ところがその後、ちょっとした上り坂の途中で何かを落としたような「カチーン?!」という音
「何?」と思いながらしばらくして、、、、手元をみたらサイコンが無い、やばい、バラモンキングの再現だ
バイクを再び、この日2回め、降りてバイクを押して坂を逆走で下り、50mくらいのところで落としたサイコンを発見
拾って見た目には走行データを表示している
アタッチして再スタート、作動する~良かった、壊れていない
70kmくらいだったかな? コーナーを右折すると
「kumaさ~ん!」
旅烏さんの応援、ものすごく力になった
旅烏さんのDNSは残念だったけど、これからずっと先のトライアスロンライフを考えての英断だったと思う
77km過ぎ、曇っていた空からポツリポツリ、雨、、、ついに来たか! ちょっと早過ぎない???
予報では午後3時って誰か言ってたから
かなり降って来た、路面もあっと言う間にウェット、おまけに風も出てきた
下り坂は恐い、慎重に!でも大胆さも必要
まあ、かなりビビリながらも、それなりに攻めていった下り
40~50km/hくらいかな、雨で路面が濡れて60km以上は出せなかった、無理
このコースに強烈な激坂は無い、せいぜい7,8%かな、でもだらだらと延々と続く坂、坂、坂
バラモンキングとは違うタイプの坂、獲得標高は約2200m、、、バラモンとどっちのバイクコースがきつい?
う~ん、難しい質問、、、ちょっと判断つかないけど、どちらも素晴らしい、でもエグイ難コースだと言うことは間違いない
100kmくらいから20kmくらい続く上り坂、事前に聞いていて良かった、、、覚悟していたから
140km付近の最期の大きな坂に備えと言うか、ランに備えてエネルギー補給をと言うことで
137kmのスペシャルニーズを受け取れるエイドステーション、この日3回目の下車
T.T.のTRYさんも先着されて休憩されており再スタートするところでした
ここではおにぎりで食べた感を得て、コーヒーとパン&ロールケーキでカフェインと糖分補給
ここには5分ほど滞在、その間ミラクルマンさんが通り過ぎていくところを目撃
ミラクルマンさんの3,4分後ろを追いかける形で再スタート
約2km続いた最期の坂を上りきると、もう後は洞爺湖まで下るのみ
気持ちいいと言うのと、まあスピード出過ぎて恐いなあというのもあり複雑な気持
先行するミラクルマンさん
(tetsuさん入れて「いけてる50代トリオ」とか、ミラクルマンさん奥さま談)
そして追いかけるkuma、ミラクルマンさんの永遠の良きライバルかも
ちょっと楽なポジション過ぎるかな? まだまだ、、、もっと前乗りで攻めなくて
そして洞爺湖を約半周、結構気持よく、ここでも数人を抜いてバイクフィニッシュ
(T2 0:09:13)。。。やはり遅すぎ。。BIKE~RUNは5分以内
RUN 42.2km 4:42:17
湖岸を2往復するほぼフラットなコース
そう、完全フラットではなく、適度な、5m~10mくらいの上り下りがところどころあり、でもそれは気分転換になり僕には良かった
スタートして500m、すぐ目の前をびっこで早歩きするdukeさん発見、かなり痛そうにしてたので、でも助けてあげられない
「頑張って!」としか声をかけられず、、、、これから42kmかなり厳しい、心配だ
出だしはキロ5分30秒くらいのペース、その後6kmくらいは5分台後半のペースを維持、まずまず
実は4時間を切りたいと密かに、内心、思っていました
でもでも8km過ぎあたりから暗雲が、、、ちょっとやばいなあ、、、疲れというより右足の具合、、
左足は良くないなりにも痛みは無く動きが悪いだけ、、、、ああ、右足やばい、と思うと心のどこかでセーブ、ペースダウン
(GARMINの操作を間違って、このSplit 1はトランジションの一部かもしれません、、、不明)
その後はキロ6分越えて7分まで落ち、
23kmスプリット 7:17、、ここではエイドスステーションで立ち止まり、
痛みを軽減するため
持参していた痛み止めの薬飲んでました、ドーピングではありません
その後すぐ、旅烏さん、tetsuさんとミラクルマンさんの奥さま応援部隊に「kumaさ~ん」と大きな声で励まされ
「調子いいんじゃない!」と旅烏さん、、、、「いや~足やばいっす!」と返答
本当に心の底からやばい、と思っていたところ
約10kmを2往復するので仲間、知り合いとも少なくとも1回はすれ違います
ホテル同室のEIJINさん、T.Tripのすぅさん、TRYさん、Lalalaさん、北国さん、tetsuさん、ミラクルマンさん、FELTさん、たけちんさん、、、
そしてdukeさん、元気に頑張って諦めていない、さすが! 良かった!
。。。いろんな人に声かけていただきながら、声をかけながら、そしてハイタッチしながら元気を分け合いフィニッシュラインを目指して
もうやばい走り方になってます、、、かなり後に重心、もっと前傾にならなくては
30km過ぎの最期の折返しでは手首に蛍光リングを巻かれ、真っ暗な夜道走行
本当、真っ暗でした
足元が見えないほど
でも最期の10kmと思うと、もう足が痛くても歩いてでもなんとか行けると確信
ペースもキロ8分~9分まで落ちていた瀕死の状態から最期の力を振り絞り、ラスト10kmをビルドアップ
キロ7分から6分台に戻して、、、もう真っ暗な明りの無いところではすれ違っても誰とすれ違ったか分からない
明りのあるところでは声をかけ合い、遠くでフィニッシュラインの雰囲気が聞こえる
ラスト2kmはいつものようにペースアップを試みる、とは言ってもキロ6分半だったけど、頑張った
湖岸に出て後1kmちょっと、右手にフィニッシュへの花道を横目で見ながら直進、少し行って最期のユーターン
あとは夢心地、この瞬間のために、ここにやって来たと言ってもいいくらい
最期の最期の花道は両手を広げると両側とタッチしながら走れる道幅
誰が考えたの? 粋なはからい、素晴らしい、こんなフィニッシュロードは初めて
両側のみんなの手とタッチしながら、もう目の前はフィニッシュ、あああ、、終わっちゃう~ちょっと悲しいような複雑な心境
もうちょっとこのまま走りたいなんて、、、さっきまでとは逆の気持に
最期はスピードを落としてフィニシュテープの前で感謝の気持ちを込めて礼をしたような?しなかったような?
違うアングルから
旅烏さんも撮影してくれてました、、、ありがとうございます!
13:28:44 まあベストを尽くしました、不出来な点も沢山ありました
怪我も治らず、トレーニング不足で、、、そんな中で上出来な1日でした、ハートだけは強く、でした
tetsuさん、速くなったね、トレーニングの賜物、奥さまをあまり待たせ過ぎることもなくだったね
フィニッシュの瞬間を確認できなかった北国さん、知らない内に、いつフィニッシュ?会った時けろっとしてました
(写真が撮れなくて残念)
彼女のJOGNOTE日記から拝借してます
天然の強さを彼女に感じます
ぜったいロング向き、常に明るくポジティブ
ちょっと心配だったdukeさんも最期は頑張って思ったより早くフィニッシュラインに戻ってきて良かった
みんな無事ゴールしました
トライスロンはやっぱロングがいい、ラストのランは42.2kmが最高に楽しいと再確認
今回55~59歳は3位までがハワイのスロット獲得
1位の方、10:46:31....凄い、僕の34歳の時のベストが10:52:12だから負けている
3位の方で11:35:36...あと2時間、このタイムは理解できる範囲、なんとかなるかもしれないタイム
怪我を治し、しっかりトレーニングを積み、当日の自分をうまくコントロールできれば
なんて甘いことをもう考えてる、、妄想、、、、いやいや夢は目指すために、獲得するためにある、、、、頑張ろう!
スイムで10分、バイクで50分、ランで45分、2回のトランジットで8分、 合計1時間53分は短縮可能
足さえ治ればこの半分は自然とタイムアップして可能、半分はトレーニングで、、取らぬ狸の皮算用である
IRONMAN !!!
ああ、なんて素敵な響きなんでしょう!
想うだけで幸福感に包まれる、、、、病気だね
人生の半分以上の時間をトライアスロンと共に過ごしているのに、いつも心の中心にはトライスロン
この大変なスポーツのどこに惹かれたのかしらと、どうしていつもこんなに苦しいことをしてるんだろうと
レース中でも思うことがある、、、不思議なスポーツである
こんな酔狂なスポーツにのめり込んだ旦那を身捨てず、今回も送り出してくれた妻、直ちゃんに感謝
月末の忙しい時期なのに気持良く送りだしてくれた会社の同僚の皆さんに感謝
このレースの運営を支えてくれたスタッフ、ボランティアの皆さんに、冷たい雨の中沿道で応援してくれた皆さんに感謝
そしてこのスポーツにチャレンジできる健康と世の中の平和にも感謝
今シーズンはこのアイアンマン・ジャパンがトライアスロンの最終レースでした
来年も元気にチャレンジしたいと思います
今年も応援ありがとうございました
アイアンマン・ジャパン北海道2013
これらの写真は旅烏さん、Triathlon Trip Teamの皆さんが撮影した写真もお借りしてまとめたものです。
トライアスロン仲間のブログへGO!