バイクをフリーラックにかけ、トラジション・バッグテントへ
以外とまだ沢山残っているランのバッグ、自分のバッグを取って着替えのテントへ
当然テントの中はごった返しで熱気でムンムン
自分のスペースを見つけてラン仕様へ変身
ランへのトランジションはスイムからバイクに比べたらシンプルで楽
基本、シューズを履きかえるだけだが、バイクではソックスを履かずランでは履くので
足の裏をしっかりタオルで拭いてソックスを履く、ヘルメットの代わりにサンバイザ-を被り
バイクグローブを脱いで終了、走りだしながらゼッケンベルトをくるっと回してレースナンバーを前にする
たったこれだけなのに
T2 0:05:56 (昨年は9分以上だったから、、、早い方か)
テントを出てランのスタート・ラインへ走る、いよいよラスト種目、一番好きな、過去は得意だった種目ランへ
どんなタイムが出せるか楽しみ
スタート地点のエイドで水分補給して栄養補給、何か固形物を口に運んだが、これちょっと失敗、口の中がパサパサに
まあいい、、このまま次のエイドまで我慢、、、と気にせず走り出す
RUN 42.2km
ランは洞爺湖畔沿いを片道約10kmを2往復とちょっと、こんなコース
多少のアップダウンはあるがほぼフラットな感じ、そのアップダウンはゆるやかで僕はちょうどいい気分転換に感じるほど
走り出してすぐ、後ろから凄い勢いで外人選手に抜かされた、トップの選手?
後ろをカメラマンがビデオカメラを回しながら追いかけているがなかなか追いつけない、、、カメラマンしばらくして走るのやめた
その外人のペースに触発されたのか僕の走り出しもいい感じでらランの足に切り替わった
不調な時は30分以上足が重く感じて自分の足にならないのだが、以外に足が前に進む
ランだけは3カ月だけだが頑張った、少し高い目標を掲げて、ラン3時間45分、無理かもしれないが可能性は少しあると
最初の1km5分11秒、、悪くない、いや出来過ぎ、、このペースで行きたいが速過ぎるかも、だが
行けるとこまで行こう、後半つぶれるの覚悟、、、、最期のランで追いかける、ランで頑張るのが僕のトライアスロンスタイルだよ!って
最初のエイド1.5km付近(ホテル湖畔亭前)の折返し手前、水分補給してパサパサしていた口の中をすっきりさせて
スタート地点に向きを変え、ここから、前を走る人を一人でも多く追い抜くぞ!って
エイドステーションは42kmで18カ所、至れり尽くせり、普段の練習で30kmくらいなら無補給、だから気分が楽、身体も楽
このコース2往復するのでいろんなところで沢山の知り合い、仲間とすれ違う、そのたびに声をかけあい元気がもらえる
最初にすれ違ったのはyrkさん、女子エリートでエントリー、ランの4km過ぎくらいで、、声かけたら笑顔で手を振って応えてくれた
凄い勢いで軽やかに駆け抜けて行った
その後、昨年バラモンキングへ一緒に行ったKさんこと世界のMさんとすれ違う、
びっくりした表情で「kumaさん???!」、お互い出ていたとは知らなかったから
お互い道路の中央に寄りハイタッチ!と思いきや、お互いスピード出ていてか、あれっ?空振り、、、
ホージーさん、ともさんともすれ違い、元気を分け合う、、ともさん、笑顔で楽そうに、サングラスの奥で目が笑ってた、快調なさすがの走り
僕のペースは徐々にペースが落ちてきたが、なんとかキロ6分をキープ、ハートレイトは130前後
前半をまずまずのペース、かなりいい感じで2周目へ突入
コースの右側から嬉しい声援、北国さん、tetsuさんの奥さま、ミラクルマンさんの奥さま
「kumaさ~ん! はや~い!」
写真も撮っていただいていた
昨年は左足をかばっていた右足が怪しくなり地面を蹴れない走りで最初から最期までやばかった
今年は多少の痛みはあるものの気にならない程度
気持ち前傾を意識して真下で地面を捉えて素早く前に足を振り出す、、
20km過ぎて右足の甲に痛み、ちょっと気に成る、、、でもこれは怪我とは関係なさそう
キャタピラン(靴紐)がきつすぎたのかも、、、、その時は分からなかったが、、その内に
その痛みにも慣れてきた、、、が、ちょっとペースが落ちた
コース途中T.Tripのしげりんさん、旅烏さん、TRYさん、tetsuさん、dukeさん、、声かけ励ましあいながら
エイドでは水とコーラ、スポンジをもらい冷たい水を頭から首筋、肩へ、、そんなに暑くもないが、これが気持ちいい
キロ6分のぺースさえキープできなくなてきたのは23km過ぎたあたりから
何とか自分自身をプッシュしてペースを上げようとするが疲労蓄積?キロ5分台維持が困難になってきた
こうなると他人との競争ではなく、弱い自分との闘いになってくる
ここまでの平均ラップがキロ5分48秒だったのが6分にどんどん近くなってきて
あああ、4時間切りは駄目かも?と弱気に
カメラでも持っていれば写真を撮りたかったなあ、、、しっかり景観を楽しめる余裕はあった
北月裏を2度折返しゴールに向かって走っていると洞爺湖温泉街が遠くに見える、左手側の洞爺湖も湖面がきらきら輝いて素晴らしかった
天気も良く、昨年よりペース良く走れたのでまだ明るい時間帯、、、、昨年はもう真っ暗で自分の足元も見えなかったから景色なんて
でも遠くに見える温泉街の建物が大きくなるにつれて薄暗くなってきた、、、もうすぐ日没か
明るい内のフィニッシュは間に合いそうにないなあ、、、残りの距離とペースから計算したりしながら、、、ちょっと残念
ラスト2km、国道を離れ坂をちょっと下って公園?の方へ、トランジションエリアのある方へ、ここはしばらく不整地
疲れた足には柔らかい土の上の方が優しい感じ、ちょっとペースを上げる、残された力を出し切ろう!
ペースをかなり上げたつもり、本人的にはキロ4分台のつもりでラストスパートしていたつもり
後でガーミンのデータ見たら、な~んだキロ6分?
そんなゆるいスパ-トでも数人をかわしながら、右手側にゴール付近の雰囲気をガンガンに感じながら通り過ぎ
ホテル湖畔亭前の折返しを曲がるとラスト数百メートル
さあ、もうすぐそこ、嬉しいような寂しいような、、、ああもう終わってしまう
最期の花道は100mも無いかな、夢心地の気分で両腕を広げて、両側の観客とタッチしながら
フィニッシュ・ゲートへ飛び込んでいく
ロックのリズムでのアナウウンス、MCの方に名前を呼ばれて栄光のフィニッシュ・ゲートへ
RUN 42.2km 4:11:47
TOTAL TIME: 12:38:43
総合 330位 エイジ 19位
(Split: Swim 577位、 Bike 437位、 Run 254位)
レース中が苦しければ苦しいほど、大変なほどゴールの瞬間のその喜びは大きい
それまでの痛み、苦しみ、疲労感は瞬時にして安堵、喜び、達成感に昇華する
トライアスロン・レース、その正体は祭のような気がする、きっとそう、トライアスリートの祭
アイアンマン・ジャパンはハワイ大会の予選レースという位置づけなので順位やタイムが他の大会よりも気になり、重要視してしまう
トライアスロン最高峰と言われるレース、ハワイのアイアンマンへ行きたいのは皆同じだから
でもトライアスロンというスポーツは本来もっとおおらかで順位やタイムなんてフィニッシュしてしまえば二の次のはず
大会、レースだから競争して結果として順位がつきタイムがどうのこうのというのは仕方ないが
無事ゴールした後は皆が勝利者、Winnerだ、、、遅い人も早い人も、、この距離、普通の生活の中ではあり得ない
トライアスロンのゴールには「おめでとう!」のことばがよく似合うと言われるが
1分1秒を競うのではなく見えないところまで泳いで、漕いで、走って、みんな凄いなあ、、、
「お前も凄いけど、俺も凄いだろう!」って
ふふっふ、自己満足のど変態のスポーツなのかもしれないが、なんとも楽しいスポーツだ
この素敵なスポーツに出逢えただけでも幸運、生きているって感じる
アイアンマン・ジャパンが終わって早一ヶ月、PCの不調もありレースレポートが遅くなってしまったが
やっとこれでアイアンマンの亡霊から解放される、、、身体もゆっくり休めたし、そろそろ来年の目標に向かって夢に向かって
走り出そうと思います。
次は レース翌日、Party編
See you next time!
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