2021年10月末から始めた「読書メーターhttps://bookmeter.com/」での読書の記録。
先月、1月のまとめをしてみました。
読むペースがますますダウンしてきています。
前回は「週に一冊ちょい?これくらいが丁度いい感じ」と言っていましたが、
週に一冊も読めずでした
2023年1月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:901ページ
ナイス数:145ナイス
■ヒポクラテスの誓い
中山七里さん2作め。面白くて凄く楽しめた。法医学ミステリー。強引な司法解剖により真実が明らかになって行く。5話からなる短編集だけど、話が少しづつ繋がっていて、5つの謎解きが最後に一つの大きな謎解きへと繋がるオチがあって納得の終り方。登場する主人公側のキャラがみんな個性的で魅力的な変人ばかりで、テーマは重くても暗い感じにはならず明るくテンポ良く進みスラスラと読めた。しかし解剖描写の生々しさと医学知識の凄さには驚き。このヒポクラテス・シリーズ、憂鬱、試練、悔恨があるそうなので楽しみだ。
読了日:01月09日 著者:中山七里
■老いの品格 品よく、賢く、おもしろく (PHP新書)
高齢者専門の精神科医が書いた「こんな老人になりたい」という一つの老い方の指針。参考になるようでならなかったかも。65歳を過ぎてから目指したい老人のようなものを意識して生きている。75歳くらいにはこんな爺さんでありたいなあと。何が理想なのか人それぞれでいいと思う。でもまあ、概ね納得、わかっている。肉体的な観点ではなくて心理的な観点、考え方中心。老いることにジタバタしないが老いと闘えるあいだは闘い抜く、自然にまかせず、「そうなる」と意識して生きる。やってみないと分からない、そうとはかぎらないぞ、精神、見方。
読了日:01月11日 著者:和田 秀樹
■とり残されて (文春文庫)
宮部みゆきさん、18冊目。不思議なホラー、オカルト系の短編集「世にも奇妙な物語」みたいだった。「とり残されて」「おたすけぶち」「私の死んだ後に」「居合わせた男」「囁く」「いつも二人で」「たった一人」の7編。物語りそのものはのめり込むほど面白いとはならなかったけれど、文章に宮部さん独特の味わいがあり人の心の不思議さ、滑稽さも伝わってきて楽しめた。特に幽霊の出てくる「私の死んだ後に」「いつも二人で」はラストが良くて好み。
読了日:01月20日 著者:宮部 みゆき
貴重な時間を費やし最後まで読んで頂きありがとうございます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます