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運転免許証を返納した高齢者の生活を支える体制が急務

2017年02月06日 | くまじろうの一言コラム

 高齢者運転による悲惨な事故の報道がある中、認知症の高齢者に対応した改正道路交通法が3月12日に施工される。

読売新聞でも、免許証返納を返納した場合の移動手段として、
コミュニティバスの充実や公共交通機関の割引、タクシーの割引が上位を占めています。

免許証返納しても安心して生活できる地域づくり(手厚い行政サービス)が必要です。
熊谷市の行政サービスの充実に取り組む運動を進めたいと思います。

 

ヨミドクター(読売新聞) ニュースから

運転免許返納、高齢ドライバーの8割が消極的       

 

          

65歳以上の高齢運転者のうち、運転免許の自主返納に消極的な人は約8割に上ることが、
埼玉県警が行った意識調査の結果で分かった。

 高齢運転者による事故が後を絶たない中、県警は総合的な対策が必要と判断。
川越市をモデル地域に設定し、交通安全協会や公共交通機関などと連携して、
自主返納の促進や運転技術指導の充実など、実効性のある対策の検討に乗り出した。
県警は「高齢者事故が起こりにくい町づくりを模索したい」と意気込んでいる。

 調査は昨年12月1日〜今年1月20日、免許更新などのため、
鴻巣市の運転免許センターや県内全39の警察署を訪れた65歳以上の高齢運転者ら2495人に対して実施した。 

 調査結果によると、「運転免許を返納してもよいと思いますか」という問いに対し、
「思わない」と答えた人は回答者(2369人)の81・0%に上った。
「運転する理由」としては、回答者(2275人)の77・8%が「買い物・通勤」を挙げた。 

 一方、「どのようなサービスがあれば運転免許を返納しますか」という設問では、
回答者(1741人)の26・2%が「コミュニティバスの充実」と回答。以下、
「公共機関の割引」(17・1%)、「タクシーの割引」(15・0%)などと続いた。 

 調査結果を受け、県警は「運転が日常生活から切り離せないものとなっている」と分析。
高齢運転者の事故防止には、自主返納促進以外にも多面的な対策が必要として、検討に着手した。 

 検討にあたっては、「都市部や観光地、田園地帯など多様な特性があり、様々な意見が聞ける」として、川越市をモデル地域に指定。
市や交通安全協会、バス会社など約20団体からなる「高齢運転者事故防止研究会」を設置した。 

 研究会では、バスなどの運賃割引により移動手段を確保することで、免許返納を促す手法や、
返納を拒否する人に運転技術指導を行い、事故防止を徹底するといった対策について、実効性や実現性を議論する。 

 第1回会合は1月31日、川越署で開かれ、次回は2月28日の予定。
5月までに計5回開催して結果をとりまとめ、可能なものから実施に移して、効果を検証する方針だ。 

 県警交通企画課の矢嶋広和次席は「運転免許を返納する人と運転を続ける人、
両方をサポートできる体制を作りたい」としている。(岡本遼太郎)

 

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