と き:3月1日(水)午後6時30分~8時30分
ところ:さいたま市民会館 おおみや 第3~5集会室
内 容:講演「働く者の状態と労働者派遣法」
講師・関根 秀一郎(ユニオン書記長)
参加費:200円
市民学習会の実行委員会(小林隆・代表)は、日本消費者連盟の山浦康明氏を迎えて「放射能と食品汚染」の学習会を開きました。
小林代表は、「市民学習会実行委員会は熊谷地区労と熊谷地域労働者福祉協議会で構成されています。埼玉県内でも比較的放射線量の高い地域とされる熊谷市で、放射能や原発に関する市民レベルの学習会を今後、継続していきたいと思います。」とあいさつしました。
また、小林氏は「後援に、熊谷市・熊谷市教育委員会をお願いしたらすぐ了解をえられました。東京電力に後援をお願いしましたが連絡がありません。」との報告がありました。
<小林隆・熊谷地区労議長>
事実を認識しなければならない。
山浦氏は、「福島第1原発では震災と津波により、稼働中のすべての原発で爆発し、炉心溶融が起きた。
1号機 炉心溶融(メルトダウン)、その後2号機、3号機も水素爆発。
3号機 炉心溶融・爆発(プルトニウム放出)
4号機 燃料プールの水素爆発
レベル7という最悪の事故に至り、今も収束できていない。
福島第1原発のメルトダウンで大気中に放出された放射性物質は、ヨウ素131、セシウム134、ストロンチウム90、プルトニウム239などです。
風の流れで地球全体を汚染させたのです。
福島でないから安全だと。
福島からはなれているから大丈夫と思っている方もいますが、チェルノブイリ原発の事故では500kmも離れていても汚染されている。
ベクレル・シーベルトとは
べクレル(Bq) 放射能に汚染された物質の放射能の強さの単位。
シーベルト(Sv) 人が被る放射能汚染の程度。
チェルノブイリ原発の事故後、日本が決めた輸入基準値は370ベクレル
WHOの基準は、飲み水のヨウ素とセシウムは 10ベクレル
現行の食べ物、飲み物の暫定基準値(ベクレル/リットル ベクレル/kg)
水・牛乳などの構内基準 ヨウ素は300、セシウムは200
食べ物の国内基準 ヨウ素は2000 セシウムは500
あまりの緩い暫定基準値です。それも1年経っても「暫定」とはおかしい。
新基準値 飲料水 10
牛乳 50
穀物・野菜・肉類 100
乳児用食品 50
つづく。