暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

失われる

2021年06月09日 | 古民家
 朝起きると・・・朝顔の葉っぱに水滴がポロリとつぶやき・・・
学校に通う道すがら・・・里芋のサラリとした葉っぱには、大きな水玉が、フラフラと泳いでいる・・・
夏の夕暮れ・・・昼間の暑さを洗うように、夕立は心地よく火照った体を癒してくれます・・・。

日本の四季が・・・伝統文化であれば、それこそみんなで守らなければいけない大切な伝統で・・・
怒られるかもしれないけれど・・・暮らしに残るどんな文化よりも残さなければいけないと思う・・・。
四季がある暮らしだからこそ、生まれた文化があって・・・繊細なモノの表現も・・・
繋がれて来た技術も・・・様変わりする季節の装いに、人が生み出す感情の答えが生まれて来たから・・・。

夏ばかりの国も・・・雪景色だらけの国にも・・・
色鮮やかな自然の文化は生まれていて・・・そこで生きて来た強さを生んでいます・・・
人の暮らしが、大きな変化を与えて・・・大雑把な季節が始まり・・・
先人が残してくれた・・・心豊かな言葉も絵も、暮らしに大切な住い造りにも・・・
朝焼けや・・・夕焼け・・・夕立に、時雨・・・を感じる時間も失われしまうような・・・
とても寂しい気持ちです。

コメント
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