暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

出会う

2022年12月30日 | 古民家
 セピア色も色褪せてしまうほど古い写真に出会い・・・
この先も同じ景色だろうと思える、目の前の風景に・・・見慣れない格好の小さな姿がボヤけて見えて・・・
100年前の出来事を見聞きした人には出会えなくても・・・
100年前、景色の一つだった建物には出会えて・・・
未来の子供達も・・・たぶん同じ姿を見る事が出来るんだと思う・・・。

実家の無い人も・・・田舎の無い人も珍しく無くなり・・・
兄弟とも・・・親戚ともご無沙汰の人も増えて来ると・・・
人の関りも・・・地域の集まりも聞こえて来なくなり・・・
誰とも出会わない、長い迷路を楽しんでいるように思える・・・。

節目や折々の決め事は・・・気の遠くなるほど知らない人が行ったり来たり・・・
迷信やおとぎ話のように受け継がれて、暮らしの中の決め事として守られて来たけれど・・・
新しい暮らしに削られて・・・商売になってみたり、時短されてみて・・・
人との出会いが無くなるように、うっすらと徐々に後ずさりして・・・
子供の記憶に残らない・・・新しい暮らしにすり替えられてしまうと・・・
セピア色の薄汚れた写真に残る景色さえにさえも、出会おうとせず・・・
歴史ある建物に町並みは・・・簡単に消されてしまうのかも知れない。

コメント
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