暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

ちぐはぐ

2022年12月24日 | 古民家
 心置きなく手足を弾ませ・・・イ草の香りと木の香りを混ぜながら・・・
縁側に・・・三和土・・・畳の暮らしは・・・
見たことの無い誰もが・・・懐かしく思い描く場所になる・・・。
絵本やTV・・・どこかで日本の原風景を掻い摘んで・・・
経験も無いのに懐かしいと・・・ちぐはぐな言葉が生まれるくらい、日本の文化になっているんだと思う・・・。

大掃除や煤払い・・・一年の労をねぎらうのは人だけでなく・・・
お世話になった道具や乗り物、自然にも感謝を言葉にするなら・・・
住いの感謝はずいぶんおざなりで・・・手間いらずの暮らしが沁みついて・・・
大掃除のいつもの・・・障子や襖の張り変え、畳の虫干し、床板の水拭きの景色は・・・
言葉でしか見ることの無い、歴史になってしまったのかも・・・。

なくてはならない・・・忘れてしまってはいけない、時の流れの隅っこに・・・
当たり前だった暮らしは薄くなるけれど・・・どこかの誰かがつまづいて拾い上げて見ると・・・
どこか懐かしい場所がまた生まれて行く・・・。
年のお終いの暮らしの住まい方を・・・思い出すにはチグハグすぎるのかも知れない。






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