暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

そぞろ歩き

2024年11月10日 | 古民家
 大切そうに抱え・・・当時の姿と見比べて・・・
何度も手直しを繰り返し・・・町の模様に映りはしても・・・
入れ替り・・・削られてしまう町の様子はガサガサと・・・
望んだ向きとは真逆に返り咲き・・・
貼り付けた表のきらびやかさにほだされて・・・
見る影もない町並みは・・・そぞろ歩いている・・・。

手を繋いで歩いた通りを一人で歩き・・・
淀んだ頭で想い出す・・・。
狭い道と、低い町並みが・・・頭をもたげ・・・
悲しみも喜びも・・・リセットするには近すぎて・・・
忘れ去るには重すぎて・・・
抱える涙と笑いの奥深くには、繰り返しは無く・・・
取り戻すことも出来ない過去を遮る未来が見えなくなっているのかも・・・。

カラッポの影から這い出て・・・
すがる記憶と写真の痛みを感じ・・・
懐かしくも新鮮な・・・微笑みの先を見つけて・・・
茜色に広がる町の様子から始まるのは・・・
帰り道に出会えた雑な想いと淡い後悔が・・・シクシクと帰り道にある。




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