暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

飾り

2017年12月28日 | 古民家

 注連飾り(しめかざり)が大量にホームセンターで売られていました・・・

門松に使われる、松や竹・南天もありました。

今時の若い世代の方々は注連縄や鏡餅を飾ったりしないご家庭も増えたかと思っていましたが・・

(自分もガッツりは飾りません・・・失礼致しました)

たまたま数件のホームセンターを見ると、これだけの量売れるのかな?と心配なくらい置いてありました。

地方に行けば、昔ながらの習慣はより残っているかと思いますが、学校で教える訳でもなく・・・

各家庭の行事として、親から子へ・・・今後も残っていくのでしょうか?

左官の技術で造られた「海鼠壁」があります・・・

外壁の腰から下に、平らな瓦を貼り付け、つなぎ合わせの部分を漆喰で埋めていくのですが・・

その施工もいろいろあります・・・盛り上がった漆喰の形が海の「ナマコ」に似ているのでそんな名前がつきました。

その他にも「虫籠窓」、(むしこまど)町屋の2階窓にある縦格子を漆喰で塗ったもので、防火が目的でした・・

年代や地域によって特色が出ています。

「鏝絵」と言う、富の象徴として造られた漆喰を鏝だけで立体的な彫刻のように造る飾りの事です・・・

漆喰に色を練りこめたり、膠を塗って着色したりと福を招くような図案が多かったそうです・・。

今では文化財や一部の保存地区にしか無いような建物でしか見る事はありません・・・・・

技術の継承と、日本らしい景観として残していけたらと思います。

 

 

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