暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

器用

2019年02月17日 | 古民家

 素材を生か技が得意なのが日本人だと思います・・・。

屋根の材料に・・・稲藁や麦藁・・・少し丈夫な萱(すすき・よし・おぎなど・・・の総称だそうです。)を使い・・・

気候風土に合った屋根を造りました・・・。

自然にある石を使って丈夫な石垣を造り・・・大きなお城までも支える、丈夫な石積みの技術を伝えて来ました・・・。

豊かに育つ木材の特性を生かし・・・生活にかかわるあらゆる場所に加工して利用して来ました・・・。

自然にある素材を使わなくなり・・手間暇を掛ける事をしないで・・・加工された代用品を使うようになり・・・

生活に関わる多くの事が、自然からの恩恵だと忘れてしまうような暮らしになってしまったのかもしれません・・・。

庭園造りで竹を編む技術がありますが・・・海外の方はあまり上手く結べないようです・・・。

作業するときに腰をかがめますが・・・(膝を曲げてお尻を地面につけない感じです。)

これも外国の方は苦手のようで・・・座り込んでしまうようです・・・。

骨格の違いや・・・生活環境の違いもありますが・・・

おおらかな性格なのか・・・細かな作業が苦手なのか・・・日頃動かす、体の使い方が現れているのかも知れません・・・。

土壁の下地となる竹小舞で、竹同士を結ぶのに使われるのが荒縄ですが・・・・

その荒縄をワラビで編んだ地域もあったそうです・・・。

保存食・・・年貢から逃れ隠す為・・・いろんな説はありますが・・・生活の知恵・・・工夫・・・・

それが出来る手先の器用さや発想が・・・地域で生まれる文化だと思います・・・・。

昔も専門の技術を持った方や職業の世界はありました・・・分業で細かく分かれていて・・・いろんな職業がありましたが・・・

多くの方は・・・何でも考え工夫して器用に造って来ました・・・。

DIYをする方も増えて・・・自宅をDIYでと言う考えの方も多くなって・・・その為のノウハウも本になってます・・・。

日本人の良さや誇れる部分を、上手く生かしながら・・・生活に・・・住まい造りにもっと生かせたらと想います。

(器用でない方もいらっしゃると思います・・・あくまでも個人的な意見です。)

 

 

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