暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

隣どうし

2024年12月12日 | 古民家
 焚き上げて温もりをくぺて・・・
願いと理想に空回り・・・
自分と他人が一緒になれば・・・
事が動き出す難しさに驚きながら・・・
滑り落ちる速さに息を飲み・・・
力の加減も勘違いの内に後押して・・・
大きな輪の中の、中心になり始めるのかも・・・。

遊び半分に手を染めて・・・面白おかしく過ごした日々が・・・
隣を歩く影と競って、影を預け・・・
冷めた想いも苛立ちも・・・温もり選ぶ人肌も・・・
通う心は許しを求めて・・・何度も再会を求めている・・・。

懐かしい顔が様変わりして・・・鏡の中で笑う顔を覗き見て・・・
落ち着き払った声はしゃがれて笑い合い・・・
手なづけた・・・犬はクルクル声を上げ・・・
よれた袖先も・・・煤けた髪のシワがれも・・・
暮らしを探してうろつき廻る・・・友と馴染みの店を歩き・・・
今日も明日も暮らしの中で、隣を眺めている。





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眩しさ

2024年12月11日 | 古民家
 町を造る風景に、手探りと手造りの組み合わせが導かれ・・・
いい加減としながら、懐かしく・・・人肌の風景が見られるのは・・・
てんでバラバラの暮らしの中にいる、人の繋がりで生まれた・・・
眩しさがあるように想う・・・。

手書きの看板に・・・人柄を落とし込み・・・
並べられた商品に・・・店主の人柄を映して・・・
町の様子は造られ・・・過ごす人の営みはハラハラと・・・
失われてしまう暮らしの中心になり・・・
家庭の味は造られなくなってしまうのかも・・・。

個性を描いた看板と・・・湯船に落とした富士の風景は・・・
顧みる世代に映り・・・鼻歌も軽く・・・
町の様子は軽々と・・・威勢良く舞い始め・・・
色っぽさが艶を持てば・・・老若男女口元緩んで笑い合う。







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会う

2024年12月10日 | 古民家
 寄せ集めの積み木がガラクタになり・・・
想い通りの感情を組み立て見ても、絵に描いた餅はそれぞれに動き出し・・・
裏腹な感情を胸に抱え・・・気ままな明日へ羽ばたき始め・・・
躾けられた体が覚えた反射式も・・・
理想に向かって走り出す・・・。



10の出会いがあれば、100の別れに出会い・・・
見るもの全てに意味がなければ・・・見えない全ては意味を持ち・・・
自分勝手な答えと出会えば、1000の意味をようやく理解して・・・
ひとりでは雑な、数字の中に・・・
出会いの訳を求めたりはしないのかも知れない・・・。



簡単には会うことも許されない出会いがあれば・・・
気軽にコトバを交わす理由も伝わらないと・・・
子供の夢のすぐそこに・・・
白く霞んだ場所があっても・・・
膝を抱えてうずくまる大人の様子に・・・
教えや感情は・・・薄曇りの中で、理想の大口を開けて待ち続けるのかも・・・。

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草花

2024年12月09日 | 古民家
 サワリサワリと歩くたびにむせ返る・・・
乾いた香りと、騒ぎ立てる音は・・・
秋と冬とを凍らして・・・渡り繋いだこの世の終わりと明日への希望は・・・
落ち葉をおひさまにかざして見る景色と・・・
新緑でかざす景色は違うはずなのに・・・
どこか似て非なるものになり変われば・・・
生まれ変わりを研ぎ澄まし・・・作品は造り込まれて行く・・・。

道端の草花も・・・土手の見知らぬ苔や雑草も・・・
可憐な姿と出で立ちで・・・ほおっておけば気長に育ち・・・
任しておけば気楽に生きて・・・
手を出せば・・・やがては枯れてしまう野の花みたいに・・・
やさしさは必要無くても、暮らしに重なり繋がっている・・・。

島の国に生まれる植物や動物に・・・穏やかな歴史が繰り返し廻れば・・・
ほどほどの命に・・・お互い様の生き方で・・・
繊細な進化を繋いで残された記憶をそのままに・・・
人が関る以前の・・・遥か遠くから・・・
人の暮らしと相容れながら・・・身近で育つ草花達は・・・
踏みつけられながら・・・付かづ離れずずっといる。

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噛み砕く

2024年12月08日 | 古民家
 手を変え品を変え、取り急ぎ答えを求めて始まるには・・・
駆け足で走り続け・・・休む事さえ許されないと言われ・・・
長く眺めて、長く続けていさえいれば・・・
叶う意味を求めて我を忘れても・・・
幸せになる記憶はすぐそこに・・・あると信じて答えを探している・・・。

古くから伝わる理想を文字で表し・・・
教えられた賢さを、何度も噛み砕いて口ずさめば・・・
遠く彼方と歴史に泣いてしまうには、世間知らずの若さでいられて・・・
女子供と分け隔てなく・・・救われる方法を夢でなぞり・・・
空中に浮かぶ文字は頭の中で、カチコチと刻まれて行く・・・。

居場所さえ守り、文化を配ればそれで終いと歩んでも・・・
抜け落ちた記憶を、元に戻すには・・・一から始めた手習いを・・・
手取り足取り学んで造作してみても・・・
伝統に守られた世代と、伝統に泣いた世代が混ざり合う事は無く・・・
いがみ合いの仲良しと、わがままなお人好しがまとめ上げるには・・・
奇抜なアイテムも小躍りしながら振り向いて・・・
町の居場所は守られている。













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