混ざり合う・・・血も湧く想いに気付かぬように、帰り道・・・
静かな町の馴れ初めは・・・一緒に遊んだ記憶と別れ・・・
離れて結んだ純情と・・・いつかは繋がる想いは深く・・・
長く患い・・・短く軽い焦がれを両手で塞げば見えて来る・・・
恋の坂道は始まるばかり・・・。

上り坂を例え・・・見渡す坂に名前を付けて・・・
暮らしの行く先々の景色と共に・・・町が描かれ・・・
春夏秋冬・・・朝霧・宵闇と・・・
世を習い・・・人に履かせた時の人情が笑う頃・・・
とかく優美な自然と寄り添い・・・豊かな暮らしになぞられる・・・。

初心な姿に変えて・・・装い可憐な心をもてあそぶには・・・
自由に編んだ・・・住処を覗けばウソはバレ・・・
誠実とは言えない、緩んだ表は泥をかぶり・・・
裏側に仕舞い込み・・・吐いた息を飲みこめば・・・
帰る先は自分の懐に・・・書き写した心のコトバが浮かび出て・・・
騙した恋の後ろ姿は坂の上・・・踏み違えた階段の先に待ち受ける・・・
恋愛模様に浮かんで行く。