暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

恋慕

2025年02月14日 | 古民家
 混ざり合う・・・血も湧く想いに気付かぬように、帰り道・・・
静かな町の馴れ初めは・・・一緒に遊んだ記憶と別れ・・・
離れて結んだ純情と・・・いつかは繋がる想いは深く・・・
長く患い・・・短く軽い焦がれを両手で塞げば見えて来る・・・
恋の坂道は始まるばかり・・・。



上り坂を例え・・・見渡す坂に名前を付けて・・・
暮らしの行く先々の景色と共に・・・町が描かれ・・・
春夏秋冬・・・朝霧・宵闇と・・・
世を習い・・・人に履かせた時の人情が笑う頃・・・
とかく優美な自然と寄り添い・・・豊かな暮らしになぞられる・・・。



初心な姿に変えて・・・装い可憐な心をもてあそぶには・・・
自由に編んだ・・・住処を覗けばウソはバレ・・・
誠実とは言えない、緩んだ表は泥をかぶり・・・
裏側に仕舞い込み・・・吐いた息を飲みこめば・・・
帰る先は自分の懐に・・・書き写した心のコトバが浮かび出て・・・
騙した恋の後ろ姿は坂の上・・・踏み違えた階段の先に待ち受ける・・・
恋愛模様に浮かんで行く。

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ホント

2025年02月13日 | 古民家
 踏み込む事を許されないトコロ・・・
迷信が本物と見間違うには、都合良かった時代の遺産が・・・
文化を吐いて・・・歴史を築いていた頃には・・・
不思議が世を隠し・・・渦巻く正義は身を装い、力の拠り所が暴力に膨らんでいたのかも・・・。

ノミの心臓に入れ替わり・・・弾けて溢れる魔王の姿に・・・
期待を込めて願うのは・・・
可憐なヒロインになるのか・・・悲劇のヒーローになるのか・・・
涙がもらえる物語に造り変え・・・空想の世界を練り上げると見えてくる・・・
リアルが泣き笑い・・・隠し事もない喜劇と悲劇は書き上げられて行く・・・。

史実に基づいた誰も見たことの無い物語は・・・
誰かの想像と・・・伝わる文字が織りなし、積み上げられた空想は浮かび・・・
文学を紐解く作者の意志に・・・真実と理由は無いと・・・
ありあわせのコトバで繋いで・・・歴史に練り上げられた伝統の技術がどこの誰かは・・・
本物が装いを変えて現れて・・・真実のウソに答えを求めれば・・・
日本の伝統や世界の歴史は一瞬に・・・面白くも無い夢魔に変わってしまう。






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暮れる

2025年02月12日 | 古民家
 なけなしの手際を駆使して・・・覚えた技術を伝えるには・・・
一子相伝は深く脆く・・・一つのミスも許されないように・・・
代を積み上げるほど・・・暮らしは社会に悲鳴を上げ・・・
始まりも解らない、歴史の奥に秘められた謎解きは・・・時代錯誤になろうと足掻いて・・・
理不尽が守ってくれた繋がりも・・・
薄暮の端に流れて行く・・・。



帰り道を目隠しで渡り・・・暮れる空の下に我が家を見つけると・・・
慣れた道草は真っ直ぐ・・・待ち人に待ち焦がれ・・・
どこまでも同じ風景の・・・積み上げた迷路で迷う丘の上は・・・
騒がしさの中で迷走している暮らしなのかも・・・。



八百八町にひしめく暮らしは最低限と・・・
長屋暮らしが板につけば・・・
貧乏暇無しと頑なに・・・ミニマムな良さとほだされて・・・
生きてゆかれるだけの豊かさは・・・地域の助け合いに許された・・・
生きる力の源と・・・愉快に暮らせる栄養になるのかも知れない。


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好き

2025年02月11日 | 古民家
 五角形を好きな理由は、それと言っては無いけれど・・・
まとまり過ぎず・・・いびつ過ぎず・・・
三角はとびきり安定すぎて・・・四角はつまらな過ぎて・・・
六角形を過ぎれば・・・そろそろどれも丸になるのかも・・・。

とびきり安心が、すべてでも無く・・・
危うい暮らしがウソでも無い・・・
病気自慢に貧乏自慢で話題を溶かし・・・
平和と退屈を計りかね・・・冒険と悪戯の境界線に未来を重ねれば・・・
誰もがまあるい輪の中で・・・一筋縄では暮らせない・・・。

モノ造りに夢造り・・・理想のカタチが技に変わり・・・
想像が未来になって・・・夢物語が現実になりはしても・・・
人の感覚は人で伝え・・・数字やコトバに映しても・・・
伝わらないカタチがあるようで・・・
言霊が見えないように・・・呪文の意味が解らないように・・・
好き嫌いは意味を無くし・・・意味無く良いと想える塩梅が・・・
心地よい暮らしの礎になるのかも。

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涙色

2025年02月10日 | 古民家
 腫らした瞼のさくら色は・・・幼い頬と同じくらい・・・
涙模様に許された・・・笑顔で染まる絵の具で描かれて・・・
眠りに落ちた温もりに・・・悲しみの跡はサラサラと・・・
振り返る間も無い日々の訪れは・・・慌ただしさの中で変化している・・・。

一輪挿しが屋根の上・・・
イタズラに映え・・青の奥に見えるのは・・・
原風景に寄せてみる・・・わずかに残った暮らしが切り取られ・・・
自然に生まれたいくつもの分かれ目が・・・ところ狭しと散りばめられて・・・
何も無い場所から育つ、火種の元を・・・
摘み取り蒔いた花の名は・・・
穂香と舞い踊る色になる・・・。

記憶を無くした頭の中には・・・
色めき立つ想い出がわずかに残り・・・
今日もおぼつかず・・・明日は見当違いだとしても・・・
色恋沙汰の悲しみを追いかけて・・・口をつぐむ暴力を取り上げ・・・
自由な暮らしに押し付けた、記憶は遠くに残りはしても・・・
薄く尖った記憶の端に・・・残される初々しさが香ってくる。

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