花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

筑波山系で見た花と昆虫と風景

2013年09月20日 | 写真

9月17日宝篋山山口コース2の山麓の人家の脇
11時近いというのにカラスウリの花がまだ咲いていた。
この花は、夕方から咲き始めて朝にしぼむと言われている
場所が宝篋山の西側になるので、日が当たるのが遅いからか
まだ咲いていてくれたのだった。
レース模様が美しい。


タマゴタケ、宝篋山山口コース1で見かけたキノコ
雨の後でキノコが多かったが、このタマゴタケが一番
多かった。以下3枚の写真は、すべてタマゴタケ








北条大池のハスの葉越しに宝篋山を見る。17日
雲一つ無い青空だった。


山頂のアザミで吸蜜する蝶




登山道で出会った昆虫

筑波山周辺ブラリブラリと山歩き

2013年09月19日 | 登山
しばらくブログを休んでいると、何か有ったのかと心配する人も
いるので、最近の私の様子を書くことにする。

この暑さの続く中で、自宅周辺の通学路の草刈りをやって
いるのだが、暑すぎて短時間しか出来ない。
気分転換に、筑波山周辺を歩き回っている。
下の地図は、私の歩いた足跡だ


9月10日は、湯袋峠から峰寺コースの弁天岩まで
弁天岩の所には、小さい祠(ほこら)が有って、七福神の
一つ弁財天がまつられている。
普通は水辺にまつられる弁財天だが、ここは山中に
まつられている珍しい弁財天である。
富や金運、勇気や子孫を繁栄させるという言い伝えがある


9月11日は、薬王院から坊主山を経て男の川分岐まで
途中の鬼ヶ作林道を越すと、階段また階段の連続で
700段以上の階段が続く、このコースは古い大石重ねの
痕跡がたくさんあり、信仰の道であった事が伺える>
追記
学園都市の自然と親しむ会編の「つくばの自然誌Ⅰ筑波山」の
コースガイドの男体山自然探勝路の中に、「大石重ね」は昔
ふもとの椎尾薬師にもうで、さらに山頂の男女両峰の神社に
参る人々が、ふもとから礫(つぶて)を一個ずつ持って登り
ここに重ねたと言われます。
と書かれているので、薬王院コースが大石重ねのルートで
あったと思われ、痕跡が多数あってもおかしくは有りません



9月17日は、宝篋山山口コースを周回、山口コース2の登山口
から登って、連絡路で山口コース1に移動して、万博の森経由で
宝篋山山頂へ、下山は小田城コースから山口コース2に曲がって
そのまま駐車場に戻った。
台風で落ち葉が全部流され、登山道はふかふかの落ち葉の絨毯無し
落ちている枯れ枝を掃除しながら登った。急な坂は滑りやすく
天気晴朗なれど展望無し、霞たちて富士も見えず。


9月19日湯袋峠よりキャンプ場までの登山道と、午後は
男の川コースに移動して、男の川コースを登って薬王院コースの
坊主山入口まで行って引き返した。

尚、地図は無いが、14日には午後から広根場林道を、風返し峠
から湯袋に下る車道の途中のゲートから入って、国民宿舎に抜ける
分岐まで往復した。

草刈りも目標の8割まで済んだので、ヤレヤレである。
と言うわけで、毎日がバタンキュウの連続であった。
最も台風の来た2日間は何も出来なかったが。

筑波山梅林の外来種・アカバナユウゲショウ

2013年09月13日 | 写真

アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)別名ユウゲショウ
淡紅色の花を夕方開くことによる命名
アカバナ科マツヨイグサ属、南アメリカ原産の多年草
明治時代に栽培種として輸入されて野生化したもの
日本では、関東以西に分布
柱頭は4裂して平開し、花と比べて大きいのでよく目立つ
山と渓谷のハンディ図鑑「野に咲く花」から引用


上部の葉腋に直径1センチの淡紅色の花をつける


午後3時過ぎに見たので、大部分は花を閉じていたが
夕方開く花とは知らず、逆に日が当たらないと開かない
花だと思ってしまった。


花のつき方


葉っぱの様子、葉は互生し、長さ3~5センチ
幅は1~2センチの披針形~卵状披針形で縁は波うち
波状の浅い鋸歯がある


根元の様子、茎は叢生して高さ20~60センチになる


茎や葉に白毛がある


全体の様子、梅林の物は、茎が細く花の有る物は
大抵が倒れて、再び斜上に起きて花をつけていた。

この花は、筑波山の自然図鑑には載っておらず
NPO法人つくば環境フォーラムの代表の田中さんに
調べて頂いた。
田中さんから教えて頂いた次のサイトに詳しい
情報が出ている。

国立環境研究所の進入生物データベース

田中さんに感謝します。


筑波山梅林の萩の花


筑波山梅林の萩の花
夕暮れ時、ツクツクボウシが愛の歌を歌っている

赤花夕化粧は、梅林の車道を上がった見返り縁台の先
直進してはいる「筑波山四季の道」の林道に咲いている


7年後の東京オリンピック

2013年09月08日 | 日記

筑波山の夜明け、桜川市から撮影

珍しく家内が早起きしてテレビを見ている。
何事かと思ったら、オリンピックの開催地決定の瞬間を
生中継する番組だった。
東京とイスタンブールの最終投票と聞いてびっくりした
大方の予想では、スペインとの争いになると言っていたので
予想外の展開だった。

カウントダウンの時間が過ぎても、なかなか発表されない
この辺は、時間通りに事を運ばないと気が済まない日本人の
気質かも知れないが、時間通りに発表しろよと内心思うのだ

ロゲ会長から開催地「東京」と発表されたとき、2020年て
7年後だなと考え「7年後まで生きていられるかな」と言う
思いがわいてきた。
家内も「生きていられるかしら」という。
家内も私も持病だらけの満身創痍である。

今日は元の職場の同僚の葬儀である。
私とあまり年の変わらない年代である。


日光白根山の光苔、2010年8月に撮影


霞ヶ浦の七色帆曳船の一つ赤色

那須で山歩きフェスと山コンが開かれます

2013年09月05日 | 登山


那須のマウントジーンズさんからのメールによると
9月28日(土)に那須山歩きフェスティバル山コン
開かれるそうです。

山コンは女性の申し込みが多く、男性の申し込みを歓迎
との事です。
詳しくはマウントジーンズ那須のホームページをご覧ください

山コンは独身の若者に任せて、那須山歩きフェスティバルに
参加して三本槍岳からの展望を楽しむのも良いですね。

黒雲発達中

2013年09月03日 | 日記

我が家から南東方向の空に黒雲が発達中
雷の音も聞こえていますし、時折風が
吹き付けます。
茨城県南部から千葉県北部のかな
3日12時頃撮影

またもや竜巻被害

2013年09月02日 | 日記
午後になったら、やたら雷が鳴るので大雨になるのかと
思っていたら、なんと越谷から野田にかけて竜巻が発生
昨年5月のつくば市の竜巻に匹敵する規模だと言うから
尋常ではない。

ネット上の動画サイトには、数多くの動画がアップされ
デジタル時代の世相を反映している。
その一つのこちらを見ても数のすごさに驚く
但しこのサイトを筆者が推奨しているわけではないので
実行する場合は、セキュリティに注意すること。
見る場合は自己責任でお願いします。

========================================================

昨日のブログに掲載出来なかった筑波山の花の写真を
掲載します。




上の二つは、表登山道の御幸ヶ原近くに咲いている
ツクバトリカブトの写真です。特徴は、葉が3全裂すること
登山道から離れた草むらに咲いているので、ズーム
レンズで撮影。葉の特徴が写せない
悲しいことに、近くで撮ろうとした人の踏み跡があり
いつかこの株は消滅するかも知れません。




こちらの二つは、トリカブトの仲間でレイジンソウ
もしかするとアズマレイジンソウかも知れませんが
近寄ることが出来ない場所に咲いているので、同定は
難しいです。
同定のポイントは、花柄と頂萼片の毛がまっすぐか
曲がっているかで決まるそうです。

まっすぐな毛がレイジンソウ
曲がっていればアズマレイジンソウ

写真を拡大すると曲がっているように見えますが
マクロ写真ではないので、確定出来ませんでした。


御幸ヶ原に咲くツルニンジン


ピーク過ぎで傷んでいるが咲いていたフシグロセンノウ


最近数の減ったキバナアキギリが遠くに咲いていた


ツクバネの実も出来つつある


筑波の男体山の岩場に咲くオヤマボクチ
わずか50センチほどの一株にこんなに花が咲いていた


女体山に向かう登山道に咲くジャコウソウ


踏み荒らしで消滅しそうなオオヒナノウスツボ
風で揺れてピンボケだが今年も咲いたので


上の写真の花部分をトリミングで拡大した
ベーっとやられているような





筑波山観察会に参加しました

2013年09月01日 | 写真

トキワツユクサ・ツユクサ科ムラサキツユクサ属 正面から
南アメリカ原産の常緑の多年草、帰化植物
言わば露草の白花で、珍しいと思って喜んでいたら
帰化植物と判って喜び半減、でも私は初めて見たのだった


少し角度を変えて斜め前から見た花


こちらは普通のツユクサ


休憩中のアサギマダラ


昆虫に詳しい会員に聞いたら、ヨツスジハナカミキリという
カミキリの一種だった。
この模様は、蜂に擬態したもので、飛翔中は蜂そっくりに見えるという
模様をまねただけではなく、花粉を好むという。


昆虫に詳しい人に聞いたら、ミドリヒョウモンという蝶だというが
ヒョウモン蝶は、どれも似ていて私には判りづらい


観察中の参加者

歩く前から汗が出るような蒸し暑さで、びーびー鳴くエゾゼミが
うるさいほどだった。
深峰歩道コースから御幸ヶ原に登り、男体山の回りの自然研究路を
歩いて観察したが、木陰でも蒸し暑く風の無いのが恨めしい
観察会だった。

ジャコウソウの匂いを嗅いだが、ほとんどの人が判らないという
「判る人の鼻がおかしいんだよ」とか言って笑わせる
筑波の名前の付く「ツクバトリカブト」は、今回のコースでは
咲いていたのは一カ所だけだった。
アズマレイジンソウも数カ所で咲いていた。
昨日のブログで、オオボケをかましたツルニンジンは、御幸ヶ原
コースにも咲いていた。
やたらと増えたのはノブキで、カタクリ園の中はノブキだらけ
である。
カタクリ園の下では、平成19年から20年にかけて行った毎木調査
の、その後の変化を知るために、只今再調査をしていると代表から
説明が有った。
あのときは、私も参加していたが、今ではきつすぎて無理だなと思う
しかも今年の異常高温の中である、みんながんばっているなー。

追加花情報
筑波山でたった一カ所咲いているフシグロセンノウ
ピークが過ぎてましたが、けなげに咲いていました。嬉しい
日が当たって色が飛んでしまい、写真を公開出来ないのが残念
何が有ったのか、地上高15センチほどの極小の茎長でした。

良く筑波山に登る人達に、この時期にすれ違うと「フシグロ
センノウが咲いてましたか?」と聞かれるほど有名な花に
なっている。
盗掘されて無くなったと言う噂も聞いて、何度も見に行った
が、昨年は見ることが出来なかった花である。



2ちゃんねるビューアの公式被害報告

2013年08月31日 | 日記

筑波山のツルニンジン、撮影していたら蜂が来た
訂正、寝ぼけて書いていたらツルニンジンをツリガネニンジン
などと、とんでもない間違いをしてしまいました。
お詫びして訂正します。


咲き始めで綺麗だ、蕾も沢山有るので当分楽しめます。

30日の夜、2ちゃんねるビューアの情報流出について、NT.Technology
から30日23時の時点で判明した情報を公開した。
それによれば、流出したユーザー数は、のべ37,000件で、原因は
サーバへの不正アクセスだという。

詳しくはこちらのマイナビニュースをご覧ください

先日、この件でラノベ作家の「杉井」さんが、2ちやんねるでの
出版社や同業者を誹謗中傷していた書き込みがばれて批判され
自分のホームページで「下劣な行為をしてしまった」と謝罪したと
ニュースで流れたが、バレたから謝罪したわけで、バレなかったら
謝罪などしなかったであろうから、本当に反省したとは思えない

杉井さんだけでは無い、その後も身元のばれた被害者が、会社の
悪口を書いたのがバレて、退職をせまられたり、誹謗中傷を書いた
人は、玄関の表札脇に「2ちゃんねらー○○○の家」とマジックで
書かれたりしている。
数百ギガに及ぶデーターらしいので、今後も被害は拡大して行くに
違いない。
家を売ったり、引っ越しを考えている人もいるらしい
匿名と言う隠れ蓑を信じて、誹謗中傷で他人を傷つけた行為の
代償の何と大きいことか。

かと思えば、2ちゃんねるの創業者の「にしむら」氏が、2009年に
2ちゃんねるをシンガポールの企業に譲渡した後も、4年間で
広告収入3億5000万円を受け取っていたが、シンガポールの
企業実態が乏しいとの理由で、国税局から約1億円の申告漏れを
指摘されて、修正申告を行ったとも伝えられている。
詳しくはこちら


那須のエゾリンドウとイワインチン

2013年08月28日 | 写真

朝日岳の空は秋色、予想を覆して青空が広がった


ヤマトリカブトの向こうに茶臼と隠居倉


ヤマトリカブトと茶臼岳


南月山のイワインチンが咲き出した。


剣が峰のエゾリンドウ

一日中、那須名物の強風が吹き荒れていた。
那須ロープウェイの駐車場に着いたら、雨が降り出し
「10数メートルの風が吹いています。あと数メートル強まったら
ロープウェイの運行を停止します。」なんて放送している。
頼むよ俺が乗るまで停止にしないでくれ!!
雨合羽を着て、急いで登山の準備をする。

始発には間に合わなかったが、次の8時18分発のロープウェイに
何とか乗った。
普段なら歩くのだが、今日はエゾリンドウも見たいのでロープ
ウェイに乗って、茶臼岳の回りを歩くつもりだった。

山頂駅から外に出ると、雨はほとんど上がっていた。
茶臼岳の山頂は黒い雲に覆われて、あそこだけは雨の様だった。
茶臼岳の登山道も、最近大きく様変わりして歩きやすくなっている
数メートル幅の階段状の道になり、平にならしてあるのでズルズル
滑ったりしない。
「ずいぶん大規模な工事をしましたね」と作業している人に言うと
「見えている石は一段だが、下に二段積んであるんだよ。」と
誇らしげに言うのだった。
道標や案内板もすべて新しい物に取り替えている最中だ。


那須ロープウェイ山頂駅


山頂駅付近の標高は1685メートル


山頂駅から牛ヶ首・茶臼岳・山頂駅分岐までの登山道は
広い階段状の道に変わった。
階段と言っても、石段と石段の間が1メートル以上も有る
幅広いもので、ほとんど平坦にならされている。


現在、この分岐の所まで階段状の登山道が出来ている。
この分岐の道標も新しい物に変わったばかり。
案内地点までの距離と所要時間が表示されているが
時間表記が「min(minuteミニット(分を表す)の略)」と英語表記だ
む、これはもしかして将来の世界遺産ねらいなのか(笑)

冗談はさておき、福島の原発事故の汚染で、観光地那須の
復興を目指す努力は今も続いているのだろう。
そんな事も忘れて、原発再開をもくろむ政治家や経済界に
私は怒りをおぼえる。