花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

奥日光・五色山の紅葉はピーク過ぎでした

2013年10月07日 | 登山

日光白根山と五色沼


五色山と前白根山の斜面は、紅葉のピークは過ぎてました


10月初めに来ていれば良かったかも


五色沼のほとり


唐松の黄葉と日光白根山(五色山から)

せっかく金精トンネルの登山口から登って、金精山の
難所を越えていったのに、紅葉のピークは過ぎてました。
一時、ガスがかかり白根山も見えなくなる程凄かった。

明日から筑波山の自然展が始まるので、本日はここまで


筑波山のヤマラッキョウ

2013年10月06日 | 写真

雨に濡れた筑波山のヤマラッキョウ

朝から雨模様でしたが、昼近くになってやんだので
前から気になっていた筑波山のヤマラッキョウの
様子を見に行きました。

ここ2年ほど草刈りなどで刈られてしまい、姿を見る
事が出来ませんでした。
それが今年は元気に育って、花をつけ始めていました。

以前は深峰歩道登山口に一株有って、観察会の時に参加者
全員で眺めて登り、観察会が終わって下山してきたら
何と言うこと、盗掘されて無くなっているという事があり
盗掘の実態のすさまじさを実感したのでした。


花アブでしょうか、ピークを過ぎた花で、必死に蜜を
すっています。


頭の上にはアケビの実が紫色になりかかっています。
もうすぐ開いて食べ頃になりそうです。


もうすぐ開花しそうなサラシナショウマ、花柄が有るのが
判りますね。


那須・姥ヶ平の奇跡の紅葉その2

2013年10月04日 | 登山

那須の大丸温泉(おおまるおんせん)の手前で見た朝焼け
電線がねー。


スキー場近くのPのスペースからモルゲンロート風の那須岳


10月3日に歩いた那須・姥ヶ平のコース図
峠の茶屋前の県営駐車場(無料)に車を駐めて、登山者指導センター前の
登山口から出発 、(駐車場は標高1462mである)
登山口→中の茶屋跡中間点(標高1610m)→峰の茶屋跡避難小屋(標高1725m)
→硫黄鉱山跡分岐→無限地獄→姥ヶ坂→姥ヶ平→姥の石仏→ひょうたん池
→姥の石仏→三斗小屋への道の案内標柱まで入る→姥ヶ平に戻る→牛ヶ首
(牛ヶ首の標高は1730m)→無限地獄→硫黄鉱山跡→峰の茶屋避難小屋→
剣ガ峰をまいて恵比寿大黒の標柱まで→峰の茶屋→登山口へ下山
距離8.77km 時間5時間37分(食事や休憩を含む) 駐車場に12時少し前についた

以下の写真は、峰の茶屋までの間に撮影したもので、強風の中の手持ち
撮影で、ブレてぼけているが、紅葉の様子を知って貰うために掲載する
もしこれが晴天だったなら、すばらしい紅葉に巡り会えた事だろう。


登山口


茶臼岳の紅葉1


中の茶屋跡中間点、標高1610m


朝日岳側の斜面1


朝日岳側の斜面2


朝日岳側の斜面3


茶臼岳側の紅葉2


茶臼岳側の紅葉3


見上げる峰の茶屋と剣ガ峰の斜面


朝日岳側の紅葉


朝日岳側の紅葉

朝日岳から鬼面山にかけて、笹原の緑が続き、緑と紅葉の対比
が美しい所だ。

お知らせ
少し大きめの画像でフォトチャンネルを作成しました
記事の一番最後に、「那須・姥ヶ平の紅葉絶景」のリンクが
有ります。そこをクリックするとスライドショーが見られる
筈です。たぶん
表示されたら、画像右下の拡大表示をクリックすると、フル
スクリーンモードでご覧いただけます。
ブログ未公開の写真も含まれています。
但し現在は写真のみです。

念の為フォトチャンネルのリンク先です
那須・姥ヶ平の紅葉絶景

実際に試してみて判った操作方法
フォトチャンネルが表示されたら、まず最初にスライドショー
クリックして、スライドショーの画面にします。
次に画面右下の拡大アイコンをクリックしてフルスクリーンモードに
します。

その左脇のスライドバーを操作して、表示時間を変える事が出来ます
通常は、3秒間隔で変わって行くようです。
あとは再生してご覧ください。
フルスクリーンモードを停止するには「Esc」キーを押してください






那須・姥ヶ平の奇跡の紅葉

2013年10月03日 | 登山

那須の姥ヶ平(うばがたいら)の紅葉 (10月3日)

朝6時過ぎに峠の茶屋の駐車場に着いた。既に20台以上の
車が止まっていた。
山は濃霧に覆われ、強風が吹き荒れている。

天気予報では午前中は晴れ、午後は曇りであった。

「これは午前中の勝負だな」と思って、まだ暗いうちから
家を飛び出して来たのに、山の天気はままならない。
それでも一縷の望みは有った。
雲が流れているし、予報は晴れであったし
気温が上がれば霧も晴れるかも知れない。

6時21分、指導センターのポストに登山届けを入れて
登山開始。
峰の茶屋の方から、風が猛烈に吹き降りてくる。
霧であっという間にメガネが曇った。
中間地点の中の茶屋跡に着いたら、朝日岳の斜面の紅葉に
一瞬日が当たった。
那須の近くに住んでいるという青年と一緒に途中まで
登った。

峰の茶屋避難小屋に着いたら、大勢の登山者が強風と
濃霧をさけて休んでいた。
ゴーゴーと名物の強風が小屋に当たって、いつやむとも
知れない有様だった。
あの青年も晴れ待ちしていた。
若いカップルが歩き出したので、私も出発した。
当然姥ヶ平に行くものと思ってついて行ったが、あっりゃ
茶臼岳に登っていくのだった。
まずいなー一人だと何かあったとき、助けを呼べないぞ

飛ばされそうだったので帽子は手に持った。
無限地獄を過ぎる頃から、時折霧が薄くなって、姥ヶ平の
真っ赤な紅葉が見て取れた。

前回の南月山の花の時に、未完成だった案内標柱が出来ている
牛ヶ首の直前に有る案内標柱の「姥ヶ坂」で右に下って
姥ヶ平を目指す。姥ヶ坂という場所だと初めて知ったのだった

下る途中で、だんだん霧が晴れてきて、辺り一面真っ赤な紅葉の
絨毯が広がっていた。
今年は姥ヶ平の紅葉の当たり年に違いない。
日の出平の斜面も、赤や黄色で彩られている。

まさにその時だった。奇跡が起きた。
紅葉の海原に日が差したのである。

姥ヶ平の砂地の広場に着くと、先客の男性が二人、ベンチで
休んでいた。
晴れましたねーと言うと、さっきまで雨が降っていたんだよ
と言うのだった。

そこへさっきの青年も降りてきて、「下っている途中で晴れたので
写真を撮りまくりましたよ。」と興奮している。
「神様がご褒美をくれたね」と言うと「普段の行いが良いから」と
大にこにこだった。









ひょうたん池にも行ったが、風で波立ち逆さ茶臼岳も無理だし
池の周りの紅葉もイマイチなので、そうそうに引き上げて
三斗小屋に向かう登山道を奥まで行ってみた。
木々の間から、日の出平方面の真っ赤な紅葉が続く
姥ヶ平に引き返していたら、先客の二人の男性がやってきた

どこに行くの? と聞いたら「三斗小屋から隠居倉に登る」という
実は那須の紅葉のポイントは、朝日岳の斜面と姥ヶ平と隠居倉の
斜面だと、私が言ったものだから、そこに行く気なったらしい
それにしても、あの三斗小屋からの登りのきつさは半端ではない
ちょっと若さがうらやましくなったのだった。







魔女の瞳に魅せられて一切経山その2

2013年10月01日 | 登山

噴煙を上げる一切経山の山腹・浄土平駐車場から撮影
但し山頂は北側の奥に有るため、ここからは見えない
右下の建物がビジターセンター


今回歩いたコース図、反時計回りに歩いている。
ビジターセンター、登山口、酸ヶ平分岐、一切経山、酸ヶ平
鎌沼、姥ヶ原、蓬莱山の南を下山、浄土平に戻った。


蓬莱山の紅葉、奥は東吾妻山


登山道には、無数のシラタマノキの実が続く


シラタマノキの紅葉と実


ナナカマドの赤い実、前回はほとんど実が無く、葉も茶色だった
猛暑の夏で枯れていると思っていたが、健在で嬉しい。


咲き残りのエゾオヤマリンドウ


酸ヶ平(すがだいら)の草紅葉、右奥は前大巓(まえだいてん)の山


木道の脇に咲き残りのエゾオヤマリンドウ


鎌沼のほとり、鎌沼は、上から眺めると鎌の形をしているという



鎌沼から振り返る一切経山の尾根(左)と蓬莱山(右)

蛇足で付け加えると、吾妻という名の由来は、家形山(いえがたやま)
や一切経山が四阿(あずま)造りの屋根に似ていることから「あずま山」
とも「いえがた山」とも呼ばれ、これらを総称して吾妻山と呼ばれた
という。
特に福島市内から眺めると、一切経山や家形山が「あずまや」に
見えるという。

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明日はまた草刈りを始めるので、ブログを書けないと思うので
吾妻連峰で撮った写真をまとめて載せます。写真のみ
主に紅葉のシーンです。






左は吾妻小富士の火口、右の桶沼も火口湖




奥の山は高山、山頂に反射板がある








これはチングルマの紅葉です。チングルマは、小さくても木なのです。


魔女の瞳に魅せられて一切経山(いっさいきょうざん)

2013年09月30日 | 登山

一切経山の絶景に集う登山者

一切経山(1949m)は、吾妻連峰の東側を代表する火山である
その昔、空海が一切経を埋めたという事から「一切経山」と
名付けられたという。尚、山渓の「福島の山」では「いっさいきょうやま」
と書かれているが、同じ山渓の「日本の山1000」の読み方に従った

空海という人、四国の室戸岬の洞窟で修行している時、洞窟の
中から目にするものは、空と海だけであったから「空海」と
名乗ったという。
後に醍醐天皇から「弘法大師」の諡号を贈られた真言宗の
開祖である。

追記、一切経山の名前の由来にはもう一つの説がある
阿倍貞任が仏門に入って、一切経の経本千巻を埋めたという
言い伝えによる

阿倍貞任(あべのさだとう)、平安時代中期の奥州の武将
前九年の役で源頼義と争い破れたが、頼義の子、義家と衣川の戦いで
「衣のたては ほころびにけり」と和歌の下の句を投げかけられ時
振り返ってにっこり笑い「年をへし糸の乱れの苦しさに」と上の句を
返した逸話が有名
無知で卑しい俘囚の武人と思われていた人が、都人にも勝る雅心を
持っていたことに義家が驚いて追うのやめたという話が伝わっている

登山口は、湿原の広がる浄土平にある。
磐越道の磐梯熱海ICで降りて、中沢温泉を抜け磐梯吾妻
スカイラインを目指す。
がこの道は嫌な道で、わかりにくい分岐と交差点がある。
地図的には、右の安達太良山と左の磐梯山の間を走る
コースなので、時折磐梯山が雲の上に見えた。
磐梯吾妻スカイラインに入ると、曲がりくねった上り坂が
続き、磐梯山方向に大雲海が広がっていた。

9時過ぎに浄土平ビジターセンター前の駐車場に着いた
トイレと身支度をして出発の準備する。
一切経山の中腹から亜硫酸ガスが吹き上げている。
湿原の上は抜けるような青空で、彼方の蓬莱山は紅葉が
始まって、赤や黄色の山肌が日に映えている。

山の上なら雲海が見えるかも知れないから、一切経山に
登ろうと言うので、湿原を抜け酸ヶ平への登山道を登る
道脇には、シラタマノキの実が、文字通り白い実を鈴なりに
付けて、どこまでも続いている。
左の蓬莱山の山肌は、光を受けて錦繍に染まっている。

例のごとく私たちは、後から登ってくる登山者にどんどん
追い抜かれてしまうのだった。
途中で振り返ると、吾妻小富士の裏に大雲海が広がっていた

酸ヶ平分岐から右に曲がって避難小屋を抜けると、ザレの
続く急登である。
汗にまみれながらゆっくり登っていった。
尾根にたどり着くと、硫黄の強い臭いが流れてきた。
ここからは一切経山特有の構造土と呼ばれる縞模様
山肌を見ながら登る道だ。
山頂までの道のりに、アリンコの行列のように登山者が
続いている。
そして吾妻小富士の火口が見える所に着くと、大雲海に
包まれた吾妻小富士の姿が見えた。

ぽっかりと口を開けた吾妻小富士の火口、周りに雲海が
迫っていた。それにしても隣の山から火口が見える場所は
滅多にない。やがて火口は雲海に飲み込まれていた。

みんな雲海の写真に夢中である。
雲海の上に山の姿が浮いている
みんなにこにこと挨拶を交わしながら登っていく。
そして山頂で目にしたものは、魔女の瞳と呼ばれる五色沼の
怪しいばかりの湖面の色と、鳥海山や月山などの東北の
名峰の絶景であった。
そして背後の南には、大雲海の広がりである。


魔女の瞳とか吾妻の瞳と呼ばれる五色沼
天候や時間によって刻々と変わっていく湖面の色から
五色沼と呼ばれる火口湖である
対岸の左の山が家形山で、その後方に薄く茶色に見えるのが
米沢盆地で、さらに奥には鳥海山と月山が並んでいる。


湖岸の紅葉と湖面の色が人を魅了してやまない。


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追記メモ
那須の観光協会のブログを見ると、那須の姥ヶ平の紅葉もだいぶ
進んで、10月初旬には見頃になるだろうとのこと。
写真を見る限り、今でも良さそうな気がする。
那須にするか浄土平にするか迷ったが、原発問題を考えると
やはり浄土平に行きたかったのである。

古い紅葉の写真を見ていたら、那須の紅葉の写真があった
撮った自分でも記憶にない写真である。

2004年10月1日撮影の那須の紅葉
前後の写真に茶臼岳山頂の鳥居が有るので、撮影場所は
茶臼岳山頂と思える。
噴煙や尾根の登山道や平原状の山頂から日の出平を撮影
した写真と思われる。
この頃から、笹原の緑が好きだったのだ。
懐かしい写真である。



ダイモンジソウ満開なれど強風の筑波山

2013年09月27日 | 写真



よりによって、こんな強風の時に撮影しなくても良さそうな
ものだが、これ以上遅れるとピークを過ぎてしまうから
無理して撮影したが、やっぱりボケていた。


岩場に咲く大文字草群落


筑波山頂からの南の展望、曇っている割には展望があり
この写真の右側を拡大すると


うっすらとスカイツリーが写っている

復興不要と暴言を言う元官僚

2013年09月26日 | 日記
国際博覧会の日本政府代表を務める男性が、ブログで
東日本大震災の被災者を中傷する記事を書いていた
事が判り、波紋を広げているという。
事の顛末は、こちらのニュース をご覧ください。

問題のブログは、既に削除されたらしいが、伝えられた
ニュースが事実なら、人間として良心のかけら無い暴言である。
こんな輩が高級官僚を務めていては、国民の暮らしが良くなる
筈がない。
国民のためという政治の基本理念が全く
無い人たちが政策を決めている恐ろしさ。
やがて彼等が政治家になる。
官僚出身の政治家の何と多いこと。

追記を見たら、停職2ヶ月の懲戒処分を受けたらしいが
甘いよね。そんな程度じゃ反省もしないよ。



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燧ヶ池の追加写真












筑波山麓・燧ヶ池の彼岸花

2013年09月25日 | 写真

燧ヶ池(ひうちがいけ)の土手に咲く彼岸花

筑波山のダイモンジソウを撮るつもりで、つつじヶ丘まで
行ったら、山頂は雨雲がかかっている。
雨で何度もカメラをダメにしているので、断念して帰る事に
した。
一昨日、花友から常総市の弘経寺(ぐぎょうじ)の彼岸花
見頃で、カメラマンが大勢来ているというメールが有った
ので、山麓の燧ヶ池の彼岸花の様子を見に行った。

筑波山は雨雲に隠れて見えない天気なのに、燧ヶ池の土手に
カメラを下げた人が立っている。
私以外にも、こんな日に写真を撮りに来る人がいたんだと
内心思いながら土手に行くと「彼岸花ですか?」と聞いてきた
「ええ様子を見に来ました」というと、「花が少ないですね」
と言う。
話を聞いてみると、3大新聞のA紙の記者だという。
つくば市の観光協会に、見頃と聞いて写真取材に来たらしいが
花の数が少ないので、これでは記事にならないと嘆いている。

確かに土手の上には花は少ないし、斜面の彼岸花は雑草に
埋もれている。
彼曰く「つくば道の上の方に、道ばたに彼岸花や花を植えた
所があり、そちらの方が綺麗だった」という。
さてさて明日のA紙の茨城版には何が載るのだろう。

新聞記者とは変な縁があって、数年前の秋、那須の登山道で
花友と「下野新聞にエゾリンドウの写真が載ったそうだよ」
などと話をしていたら「その写真を撮ったのは私です」と
いきなり話しかけてきた男性がいた。

背広姿に革靴という格好で下山してきたその人は、まさに
下野新聞の記者で、エゾリンドウの写真を撮った本人だった。

私は「山に登る人が好き」とブログのトップページに書いたが
山で出会う人々は多彩で、興味が尽きることがない。

土手の上の彼岸花


斜面の彼岸花


大榎の根元には、大黒様のような神がいた。

彼岸花といえば、500万本という巾着田
300万本の皇子原公園(宮崎県)が有名だが、初めて巾着田に行ったとき
ちょっと不気味な感じもしたが、彼岸とはこの世の事ではなく、あの世を
差すと言うから無理もないかな。
曼珠沙華という別名は、梵語で赤い花をあらわす言葉で
天国の花を意味するという。

それにしても変な植物で、花が咲いても種が出来ないと
言われている。
花後に葉が出てきて、翌年の初夏に枯れ、枯れた後の
秋に花が咲く。

地下の鱗茎は有毒なので、ネズミよけに田んぼの畦に
植えたと言われるが、飢饉の時に水で毒抜きして食用にも
したらしいから、飢饉の時の非常食料だったのかもしれない
危ないと知りつつ食べたんだろうなー。





曙草の開花が早すぎ・筑波山林道

2013年09月21日 | 写真

アケボノソウの拡大写真・羽蟻のようなものが止まっているのは
丸形の緑色の斑文が、蜜を出す蜜腺溝だから蜜を吸いに来たのだろう。
曙とは夜明けの事で、東の空が明るんできた頃の事を言う。
その頃は、星がまだ瞬いている。
名前の由来は、緑色の斑文を地上の山に見立て、多数の紫黒点を
空の星に見立てて、夜明けをイメージして曙草というと高橋勝雄
さんが解説している(山と渓谷の野草の名前から引用)


アケボノソウ(曙草)・リンドウ科センブリ属の2年草
筑波山では9月下旬から10月初めに開花するのだが
今年は異常高温が続いたせいか、早くも2株程が咲いていた
まあそれでも他はほとんど蕾であるが。


3輪も咲いたアケボノソウ


渡りをする蝶として有名なアサギマダラが吸蜜している
止まっている花は、一見サラシナショウマに見えるが
蕾の萼片がややピンクなので、あるいはイヌショウマかも
知れない。
見分けのポイントは
サラシナショウマ→花柄が有る
イヌショウマ  →花柄が無い
と言われているが、肝心のサラシナショウマが草刈りで
全滅していたので、比較写真が撮れなかった。


御幸ヶ原のシャコウソウはもう終盤なのに、この林道では
ジャコウソウが沢山咲いていた。
花を振ると麝香の香りがするというので、振ってみたが
やっぱり良く判らなかった。


近くで撮影出来る「東伶人草」を見つけたので、見分けの
ポイントである花柄の屈毛を確認した。


これは上の写真の花柄の部分をトリミングして拡大した
写真である。
花柄の部分に屈毛が密生しているのが判ると思う。

東(あずま)ではないレイジンソウは、開出毛だそうである。

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私の独り言

先週、藤原紀香さんが、ブログで「秘密保全法案」を批判する
記事を書いた事が、ネットで話題になっていた。

藤原紀香さんのブログ
ここのnorika's_diaryの9月13日の記事をご覧ください
(日付を右上のプルダウンメニューで選ぶ)

藤原紀香さんには失礼だが、以前にテレビのドラマに出演したとき
演技がイマイチだったので、関心が薄れてしまっていた。

今回、くだんのブログを見て驚いた。
単に批判記事を書いただけなら驚く事ではない。
彼女の凄さは、政府のパブリックコメントに投稿するという行動を
起こした事である。

口では誰でも言える。
行動を起こすのは勇気がいる。
特にネットでは権力側にべったりな人がいる事を考えれば、特に
そうである。
彼らの特徴は、権力側につくことによって、自分は弾圧されない
と言う安心感が有るため、言いたい放題なのだ
究極的には弱い者いじめと言っても良い。