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宝篋山に咲くコクラン・コクラン(黒蘭)ラン科クモキリソウ属
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コクラン・花の色が黒い。常緑樹林内に生える多年草。
偽球茎は多肉質。葉は広楕円形で先はとがり、長さ5~
12センチ。
花茎は高さ15~30センチ。
暗紫色の花を5~10個総状につける。
萼片は披針形で長さ1センチ
側花弁は線形。
唇弁は倒卵形で長さ約1センチ、反曲し
先端はへこむ。
基部に2個の針状突起が有る。
(山と渓谷の「山に咲く花」から引用)
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コクランを正面から見た写真(左の花)
唇弁はへこんで手前に反局(反り返る)
背後には「ずい柱」が直立している
右の花は、直立した「ずい柱」の下から
管状の背萼片がつき出ている。
くもの糸がついているのがご愛敬(笑)
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コクランの側面写真
左に突き出ている太い管状のものが背萼片
中央に立っているのがずい柱
右に反り返っているのが唇弁
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コクランの側面写真
逆側から見た側面なので、背萼片は右につき出ている
上に立っているのが「ずい柱」
唇弁が左に反曲しているのが判ると思う
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コクランの裏面写真
時期的に遅くて、花が終わっているかなと思いつつ
筑波山と尾根続きの山「宝篋山」にコクランを撮りに行った
登山道の脇が下草狩刈りで刈り払われていたので心配したが
コクランは今年も無事に咲いていた。
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場所によっては、まとまって咲いていたコクラン
例によって蚊が無数に寄ってくるので落ち着いて
撮っていられないし、今日の蒸し暑さは熱中症に
なりそうだった。
柱、筑波山は国定公園なので、植物を始め一切の
採集を禁じられています。
とるのは写真だけにしてくださいね。