栗山ダムサイトの駐車場から女峰山を望む
今年の日光月山は、花数も少なく寂しい限りだった
途中にはこんな所も有ったのだが
当たり年の月山を知っている身にはつらい花数だ
最初のピークから見る栗山ダムは、発電の後なのか
底が見えるほど水量が無かった。
(栗山ダムは、揚水式発電ダムで、月山の地下のトンネルを
通じて今市ダムに水を落として発電する
発電所は地下にあって見えない>
水は下から汲み上げて貯水し、電力不足で必要なときに水を
落として発電する仕組み、筆者は、汲み上げる電力と発電する
電力を考えると眠れなくなる(笑))
底の見える栗山ダムを見たのは初めてだった。
5月5日土曜日、大笹牧場経由で日光の月山に行った。
駐車場の栗山ダムサイトから登山口のバーベキュー広場に行くと
先客のご夫婦らしい二人連れが休んでいるだけだった。
見上げる月山は、所々にアカヤシオの点在する山になっていた
それでも月山は1287メートルを超す山である。
笹道を登っていくと、全身から汗が噴き出した。
今年の4月下旬、やせ尾根で滑落事故があり、肋骨を3本も折る
重傷者が出た所である。
それも下山コースを変えたグルーブに、助けを呼ぶ声が聞こえて
救助されたと言う。
もしコースを変えなかったら、どうなっていただろうか。
滑落事故救助の詳しいことはこちらの「ヤマレコ」の山行記録を
ご覧ください。
月山山頂で昼食をしていると、数組の登山者が登ってきた
みんな口々に「花が少ないですね」と残念がっている。
ひとしきり回りの展望を楽しんだ後、クサリ場コースと
呼ばれる尾根を下山してきた。
正面の女峰山、左下の今市ダムの眺望がすばらしコースだ
しかし一歩間違えると転落しそうな崖っぷちも通るので
足下を確かめ、木の根につかまりながら慎重に歩く。
そんなやせ尾根にも小さな花が咲いていた。
やせ尾根に咲いていたヒメイチゲ
クサリ場コースの尾根から今市ダムを見下ろす
小さいながらも色合いがすばらしいショウジョウバカマ
下山路の一番下の山腹に咲くバイカオウレンの残り花
バーベキュー広場の回りの土手に咲くフデリンドウ
フデもちゃんとついているから見てね
中にはこんな根性フデリンドウも咲いていた。
毎年広場の奥の土手に咲くキクザキイチゲ
名前が判らないが色合いが抜群なスミレ
追加情報、花に詳しい方からスミレの名前は「フジスミレ」
であると教わりました。こつなぎさんとHSさんに感謝!!
やっぱり歩いて良かった。こんなすてきな花に出会えたから。
フジスミレ 命名の規約上ヒナスミレの母種と言われる
栃木県と群馬県が接する、日光から足尾山地あたりだけに
生育する。分布の限られたスミレである。(19日追加記入)
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お知らせ
筑波山・御幸ヶ原のケーブルカー山頂駅二階に、5月の土曜日
日曜日、祝日にビジターセンターが開設されています。
筑波山に登られる方は是非お立ち寄りください。
詳しくはこちらをご覧ください。
筑波山ビジターセンター:自然のひろば
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ヤマケイの「゜日本のスミレ」の著者「いがりまさし」さんの
講演会が行われます
世界のスミレ日本のスミレ・日本がスミレの都と呼ばれるわけ
期日は6月1日土曜日
会場は星薬科大学
時間は10時から 申し込み不要 開場においでください
詳しくは こちらをご覧ください。
同じ6月1日は、福島市で東北六魂祭が開かれるので
ウーン迷ってしまいますね。
東北六魂祭については、私の4月2日のブログでも
紹介しています。