咲き出したカタクリ・栃木県大柿かたくりの里
「震災ボランティアに行っても良いよね。」
被災地でボランティアの受付が始まったと聞いて、矢も楯もたまらず
私は言った。
「だめよ、心臓の悪い人が行って、具合が悪くなったら、かえって迷惑よ。」
家内がにべもなく断った。
しまった、実家の母を見舞いに行くと言えば良かった。
今更そう言っても、家内はすぐに見抜くだろうな。
だが、冷静になって考えると、行ける条件が今は無い事に気がついた。
第一、自分の車が無い。
手元に有るのは、車屋さんに借りた代車の軽である。
注文した車は、いつ来るか見通しも立たない。
車のメーカーも震災で部品が手に入らず、操業停止の工場も有るからだ。
第二は、雪道を走るチェーンもタイヤも無い。
手元に有るのは、廃車した普通車用のタイヤとチェーンなのだ。
この時期の東北に行くのに、ノーマルタイヤでは無理なのだった。
焦る事は無い、と思いつつも、間の悪い時に廃車したものだ。
以前私は、「人間の究極の幸せとは」というブログ記事を書いた。
あのときの4つの条件のうち、「人の役にたつこと」「人に必要とされること」
と言う二つの条件は、いま、まさにその時ではないか
と言う思いにかられるからだ。
補足
今朝のNHKの放送によると、ボランティアに参加する人は、食事、泊まるところ
など、すべて自前で用意して、被災地に迷惑をかけないこと。当たり前だけどね。
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栃木県・大柿かたくりの里・寒さで開花が遅れていたが、ようやく咲き始めた
まだまだ咲いている数は少なく、歩道の近くには無いので、望遠が必要。
かたくりの里で、今満開なのが「アズマイチゲ」
アズマイチゲの群生・気温が低いにもかかわらず、満開になっていた。
ただし、風が強く、写真には不向きだったが、春は確実に巡って来ている。
真っ白で清楚なアズマイチゲの花
大柿のかたくりの里に建てられている看板には、地元の人達の愛情あふれる文章が
ブログを拝見して、中身を数度読みなしました。心が洗われます。
貴方の教養、奥深さ、寛容、誠実、全てにおいて教えられて、わが身が恥ずかしくなりました。
植物の写真も適切で構図も良く、筑波では凄い方と一緒に登ったものだと今思い出しますと、もっと色々お話しておけばよかったと後悔しています。
参ったなーこんな風に言われたのは、初めてですよ。
どんなにほめても、何も出ませんからね。
知り合いが見たら、きっと大笑いしますよ。
穴が有ったら入りたい心境です。
すごい人なんて言わずに、もっと気楽につきあってくださいね。
こんど日光でお会い出来ると良いですね。