花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

古里は遠く

2011年03月26日 | 日記

咲き出したカタクリ・栃木県大柿かたくりの里 

「震災ボランティアに行っても良いよね。」
被災地でボランティアの受付が始まったと聞いて、矢も楯もたまらず
私は言った。

「だめよ、心臓の悪い人が行って、具合が悪くなったら、かえって迷惑よ。」
家内がにべもなく断った。
しまった、実家の母を見舞いに行くと言えば良かった。
今更そう言っても、家内はすぐに見抜くだろうな。

だが、冷静になって考えると、行ける条件が今は無い事に気がついた。
第一、自分の車が無い。
手元に有るのは、車屋さんに借りた代車の軽である。
注文した車は、いつ来るか見通しも立たない。
車のメーカーも震災で部品が手に入らず、操業停止の工場も有るからだ。

第二は、雪道を走るチェーンもタイヤも無い。
手元に有るのは、廃車した普通車用のタイヤとチェーンなのだ。
この時期の東北に行くのに、ノーマルタイヤでは無理なのだった。

焦る事は無い、と思いつつも、間の悪い時に廃車したものだ。

以前私は、「人間の究極の幸せとは」というブログ記事を書いた。

あのときの4つの条件のうち、「人の役にたつこと」「人に必要とされること」
と言う二つの条件は、いま、まさにその時ではないか
と言う思いにかられるからだ。

補足
今朝のNHKの放送によると、ボランティアに参加する人は、食事、泊まるところ
など、すべて自前で用意して、被災地に迷惑をかけないこと。当たり前だけどね。


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栃木県・大柿かたくりの里・寒さで開花が遅れていたが、ようやく咲き始めた
まだまだ咲いている数は少なく、歩道の近くには無いので、望遠が必要。


かたくりの里で、今満開なのが「アズマイチゲ」


アズマイチゲの群生・気温が低いにもかかわらず、満開になっていた。
ただし、風が強く、写真には不向きだったが、春は確実に巡って来ている。


真っ白で清楚なアズマイチゲの花


大柿のかたくりの里に建てられている看板には、地元の人達の愛情あふれる文章が



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
http://blogs.yahoo.co.jp/aok1212/MYBLOG/yblog.html (母袋の駱駝山)
2011-03-27 21:30:29
minoさん、こんばんわ。
ブログを拝見して、中身を数度読みなしました。心が洗われます。
貴方の教養、奥深さ、寛容、誠実、全てにおいて教えられて、わが身が恥ずかしくなりました。
植物の写真も適切で構図も良く、筑波では凄い方と一緒に登ったものだと今思い出しますと、もっと色々お話しておけばよかったと後悔しています。
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穴が有ったら入りたい (mino)
2011-03-27 22:45:55
母袋の駱駝山さん こんばんは!
参ったなーこんな風に言われたのは、初めてですよ。
どんなにほめても、何も出ませんからね。
知り合いが見たら、きっと大笑いしますよ。
穴が有ったら入りたい心境です。

すごい人なんて言わずに、もっと気楽につきあってくださいね。
こんど日光でお会い出来ると良いですね。
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