オニノヤガラ(鬼の矢柄)・ラン科オニノヤガラ属
筑波山で初めて見たので、断定はできないが、たぶん
オニノヤガラだと思う。
すでにピークを過ぎていたので、イマイチだが
珍しいので掲載する。
こちらは花が終わりかけていたもの
オニノヤガラは、雑木林内に生える葉緑素の無い
腐生植物。
ナラタケの菌糸と共生し、ジャガイモのような
肥厚した塊茎をつくる。
塊茎は地上部の生長につれて養分をとられ、中空
に近くなるが、養分が残っている場合には細長い
地下茎をのばす。
地下茎は、ナラタケの菌糸から養分をとり、やがて
新しい塊茎をつくる。
花茎は高さ0.6~1メートルで黄赤色を帯び、まばらに
膜質の鱗片をつける
花は黄褐色を帯び、総状に多数つく。
尚、丈が低く、花や花茎が淡黄白色のものを
「シロテンマ」という
また地上部に葉緑素をもち、花や花茎が緑色を
帯びるものを「アオテンマ」(アオオニノヤガラ)
という。
花期 6月~7月、分布 北海道、本州、四国、九州
花茎の途中についている鱗片状のもの
花茎の根元部分、葉っぱは出ていない。