これは那須の流石山で撮影した「ウサギギク」である
こちらは、小至仏山で撮影した「エゾウサギギク」である。
外見上の違いはほとんど見あたらない。
何冊か出されている尾瀬関係の花図鑑にも、詳しい見分け方が
出ていない。
わずかに、茎葉には毛が多く、筒状花の筒部に毛がないのが
エゾウサギギクの特徴と書いてある。
調べてみると山渓カラー名鑑「日本の高山植物」1994年10月版
に、その違いを示す筒状花の一本を比べた写真が出ている。
これを見ると、筒状花の筒部にわずかに軟毛が有るのがウサギギク
と判るが、問題は、筒部を見るには、花をバラして筒状花を取り出
さなければならず、至仏山は国立公園の特別保護地域なので、そのような
行為は禁じられており、事実上同定は難しい。
ただ、蝦夷兎菊は、命名上の兎菊の母種と言われている
また尾瀬関係の花図鑑には、蝦夷兎菊は至仏山に咲くとある。
と言うことで、至仏山の花は、蝦夷兎菊として扱った
まあ専門家ではないので、お許しあれ。
追加補足情報
尾瀬保護財団友の会に、至仏山のエゾウサギギクについて問い合わせの
メールをしたところ、至仏山の植生調査をした記録に寄れば、至仏山には
「ウサギギク」の記録がされていないので、至仏山のものはエゾウサギギク
として扱って良いという返事をいただいています。
友の会担当の方、ありがとうこざいました。
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このところの京都の「大文字焼き」の騒動、中止した事への
批判が殺到していると言うが、もうそろそろ許してあげれば
本当に悪いのは、放射能被害をもたらした企業や国であり
市や保存会の人たちでは無いはず。
そろそろ別な形で支援策を考えて、力を合わせて行きませんか。