最初は登ってきた道をビストンして下山するつもりだったが
駒ヶ岳への登り返しが嫌になり、大沼湖畔の登山口に降りる
事にした。
このコースには猫岩と呼ばれる岩尾根の展望地が有るらしい
12時20分過ぎ、大沼・猫岩の道標分岐から下山開始
最初は緩やかな道だが、すぐに勾配のきつい石ゴロの道になる
充分注意していたのだが、急坂で滑って倒れそうになった。
幸い右肘をついただけで、怪我も無くすんだ
以後は用心して、何かにつかまりながら急坂を下りた。
普段はじゃまな笹も、こんな時は役に立つ。
ほとんど葉の散った斜面にも、時折鮮やかな紅葉が有る
陽が隠れているのが残念だが、一枚一枚の葉の形が透けて
しばし空を見上げていた。
こんな急登の道を山ガールが二人、挨拶して登っていった
天気予報では、午後から晴れると言っていたので、それに
合わせて登ってきたのだろうか。
登ってすぐに下山するようだな、などと人の心配までする
やがて岩の多い尾根にでた。
この辺りからツツジが多くなり、彩りも鮮やかさが増してくる
切れ落ちた左斜面を見下ろすと、茶色の木々の間に
薄黄色の木が一本目立っていた。
まもなく大沼の湖面が見え、地蔵岳も霞の中に包まれていた
大岩の連続する尾根になると、左の斜面の展望は一気に
広がる。
湖面に突き出ている赤城神社が見え
左下の斜面の紅葉も見える
雲が流れて、光と影が場所を変えるたびに、色彩が変わるのだった
途中にはこんな岩のところがあり、歩きにくくルートも
よく判らない場所もあった
ようやく猫岩と表示のある道標についた。
猫岩と言うので、猫に似た岩が有るのかと思ったが
どれがそうなのか判らなかった。
猫岩付近の尾根は、こんな岩場の続く尾根で、確かに
左側の展望は良い。
赤城神社の全貌が見える場所で、駐車場の車や
橋の上を歩く人影も見えた。
尾根から離れて斜面を下ると、この道標につく
時間は午後の1時18分だった。
やがて木々の間から大沼の湖面が見え始め、車道を
走る車の音が響いてきた。
午後1時28分、無事に大沼の登山口に降り立った。
湖の周りが紅葉に彩られてきれいだったが、歩いている
人影は少ない。
みんな車で通りすぎてゆく。
車を駐めた赤城ビジターセンターまで戻るために
車道の紅葉を眺めながら歩いていたら、まもなく
右側に黒檜山の登山者用の駐車場が有った。
流石に赤城山は観光地で、各登山口に駐車場が設けられている
途中で赤城神社に寄り道してみた
が参拝客で混んでいたので、お参りはせず、橋の写真を
撮ってみた。
上の写真を撮影した付近からの展望図
橋の反対側(南側)に回って撮影した黒檜山の写真
同所からの展望図
赤城ビジターセンターに戻ったら、温度計が10度を
表示していた。
ビジターセンターに寄って、マップを10円で二枚買った
これは赤城の維持管理に使われる寄付金付きである。
帰りは赤城から沼田に抜ける赤城道路を走ってみた
これが大当たりで、標高千メートルに下がるまで
錦秋のドライブコースであった。
ただ駐車スペースが無いので、写真は撮らなかった。
山の秋は「山装う」と言うそうだが、まさにそれであった。
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突然赤城山に行く気になったのは、前日の夕方NHKの
一都六県で田部井淳子さんが、初心者でも登れる紅葉の山で
赤城山の覚満淵を推薦したからであり、このブログの
ブックマークにも入れている「こつなぎさん」のブログ
「ある上州人こつなぎの写真ノート」にもたびたび紹介
されている山だからである。
赤城山は、全体の総称であり、赤城山という個別の山は無い
後で調べたら、展望は長七郎山の方が良いらしい。
いつかまた登りに行きたいと思う。
この前の日曜日に伊達市の霊山に、花友とその家族と一緒に
登りに行った。
その時に被災地支援のつもりでリンゴ(信濃スイート)を買ってきた。
登山口に来ていたリンゴの生産販売者の方から買ったのだが
風評被害の中、わざわざ銘柄指定で買いに来たと、その方に
喜んでもらえたのは何よりだった。
またその時に無かった「アルプスの乙女」という銘柄が
販売店の「トマト」に有ると言うことで、そこまで道案内まで
してくださった。
支援しに行ったつもりで、逆に親切にされてしまった。
霊山町の方に感謝の気持ちとエールをお送りします。
ともに頑張りましょう!!