ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「心を温かくしてくれる人」/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年11月20日 04時37分26秒 | owarai

【コラム:】

私たちは愚かにも、知恵ある者の
ほうが、知恵のない者より尊いも
だと、錯覚しているところがあり
ます。

でも、この世の中不幸をジッと見
つめみると、知恵のある者が引き
起こす社会的不幸のどれほど多い
ことか。

戦争を起こすのも、自然を破壊する
のも、知恵のある人たちです。

また、知恵の遅れている人や老人な
どを、役立たずと思う傾向があり、
そのような人はまるで必要ないかの
ように扱いがちです。

でも、知恵があって役に立つはずの
人(政治家や贈収賄事件の社長など
も)が、いつの間にか刑務所に入っ
ている例が多いこの頃です。

しかし、知恵の少ない人の役ち方は、
知恵ある人のそれとはちょっと違い
ます。

知恵遅れの子は、たいてい温和で、皆
にこにこしています。一緒にいる子ど
もたちも、知らず知らずのうちに優し
くなっていきます。

札幌の岡本佳子ちゃんはダウン症です。
この子が描く絵は、お地蔵さんでも、
像でもキリンでも、メダカでも、

みんな笑っていて、見る人の心を
深くひきつけます。


野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』


「母がのこした”壮絶な愛”」/ブリュー・ミュージアム 軽井沢/佐久:ヤナギダ店長コラム

2015年11月20日 04時19分17秒 | owarai

【コラム:】

作家の西村滋さんは、母の恩に
ついてこう語っている。

「優しかった母が結核に罹って
隔離された。大人たちは近寄ら
ないようにと言うが、幼時のこ
とで母恋しさに近寄ると、

母は私を見るなりに罵声を浴び
せ、コップやお盆などを手当り
次第にぶつけてくる。

顔は青く、髪を振り乱して荒れ
狂う姿は、鬼としか思えず、次第
に母を憎悪するようになった。

いつか、ぐれて少年院にいた。
そのときに、昔の家政婦さんが
来て告げた。

『私はもっとあの子に憎まれたい。
私はあと一年か二年の命です。
あの子は幼くして母を失うのです。

幼い子が母と別れて悲しがるのは
優しく愛された記憶があるからで、
憎らしい母親なら死んでも悲しま
ないでしょう。

夫もまだ若いから、新しいお母さん
が来るでしょう。

その方に可愛がってもらうためにも、
死んだ母親なんか憎ませておくほ
うが、あの子のためです』と。

それを聞いて、私は立ち直ることが
できた」
なんと壮絶な母の愛ではありませ
んか。

お金とか土地とか家などは、残して
かえってためになりません。

自分のつらさを隠して無償の慈しみと
愛の強さを、心から痛感しました。


野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業120年』