ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「母がのこした”壮絶な愛”」

2017年07月11日 23時45分50秒 | owarai
私は幼い頃、母と別れたのですが、
作家の西村滋さんは、母の恩に
ついてこう語っている。

「優しかった母が結核に罹って
隔離された。大人たちは近寄ら
ないようにと言うが、幼時のこ
とで母恋しさに近寄ると、

母は私を見るなりに罵声を浴び
せ、コップやお盆などを手当り
次第にぶつけてくる。

顔は青く、髪を振り乱して荒れ
狂う姿は、鬼としか思えず、次第
に母を憎悪するようになった。

いつか、ぐれて少年院にいた。
そのときに、昔の家政婦さんが
来て告げた。

『私はもっとあの子に憎まれたい。
私はあと一年か二年の命です。
あの子は幼くして母を失うのです。

幼い子が母と別れて悲しがるのは
優しく愛された記憶があるからで、
憎らしい母親なら死んでも悲しま
ないでしょう。

夫もまだ若いから、新しいお母さん
が来るでしょう。

その方に可愛がってもらうためにも、
死んだ母親なんか憎ませておくほ
うが、あの子のためです』と。

それを聞いて、私は立ち直ることが
できた」
なんと壮絶な母の愛ではありませ
んか。

お金とか土地とか家などは、残して
かえってためになりません。

自分のつらさを隠して無償の慈しみと
愛の強さを、心から痛感しました。


“夢の途中”

2017年07月11日 22時29分56秒 | owarai
男と女がいて恋があり、別れが
ある時、そういうきれいごとで
すむわけがないと、ずっと思っ
ていた。

どこかでドロドロした部分は、
必ずあるし、やさしく見送ある
なんて嘘っぱちだと・・・・。

まわりでも恋のゴタゴタは多い
し、そのつど、電話などで相談
されたり、グチを言われたり、

泣きつかれたり、こちらも自分
の問題で精いっぱいなのに困っ
たもんだと思っていた。

特に、女のタチの悪いのは、時
としてまわりが見えなくなるこ
とだ。熱愛関係に入ると、彼と
自分の世界しか見えない。

それはそうさせる男も悪い、た
ぶん。

そういう男女関係に、ふつふつ
といや気がさしている私がいた。

私の幼ななじみの女友達が、恋
の深みにはまった。自分のこと
をタナに上げて、人のことを言
うのはいけない思ったし、

その子に忠告できるほど、こち
らが立派な恋をしているわけで

はないから、静観していた。

けれど、彼女の変わりようは
激しかった。昨日までの幼女、
あるいは処女が一夜にして、
豹変したような生臭さがあっ
た。

私にも恋人はいて、それなりに
すったもんだしていたが、私の
彼でさえ、こちらの恋の問題を
さし置いても、彼女の変貌ぶり
を心配した。

実は、私が、私の彼に異変を感
じ始めたのも、ほぼ同時期だっ
た。お互い、なんとなくしっく
りいかないな、と思っていた。

彼は正直に告げた。新たに好き
な子ができたと。不思議なくら
い私は驚かなかった。

かえって、彼には失礼ではない
かと思うくらいだった。
・・・さるものは追わず・・

勘がいいのか、恋をしそうな予
感、ダメになりそうな予感、必
ず当たるのだった。

晴天の霹靂とか、劇的な展開と
いうのに緑がない。

「物わかりがよすぎる、君はも
っと、わがままになってもいい
のに」と、彼に言われたことも
あった。

「すまないと思っている。俺の
勝手で」彼は、いつも待ち合わ
せに使っていた喫茶店で、潔く
あやまって、別れを告げた。

午後の日差しに、外は穏やかで、
カップルも楽しげに往き来する。
それでも、みんなそれぞれ恋し

ている限り、なんらかの問題を
かかえているのだろうと思うと、
ふと、やりきれなくなった。

・・・悲しいのはお前だけじゃ
    ない・・・

しかし、恋の終わり際に、想い
を相手にぶつけ、かまわずよよ
と泣き崩れるような女でないの
は、いいことなのかどうか、わ
からなかった。

ただ、私は私と思うしかない。
本当は、結構ドロドロした部分
だって引きずっているはずなの
に・・・・。

その直後、友達の彼氏が結婚
詐欺まがいの男だったという
話を、別の友人から聞いた。


が、なぜかほっとした。そこ
から彼女の道もまた始まるのだ
ろうし、恋も夢もまだみんな
模索中なのだから。

・・・・ ♡・・ ・・・
恋の後味の 良し悪しは

過ぎた恋の形にもよるだろう
が 運もある

いくら心の持ち方だと言って


耐え難いほど グサリと棘の
ささったままで

なかなか癒えない 愛もある
はず

恋の後始末は むずかしい

やさしく見送る心境は 一種
男の専売特許かもしれず

女は なかなか突き抜けられ
ない

それでも ごく稀に 後味の
いい恋もあるものだ

めぐり合わせか 時のいたず
から

そういうさだめの 恋がある

すべてが 輝きに 置き換えら
れるような



「遠 恋」真夜中の雨音 ―完―

2017年07月11日 09時20分53秒 | owarai
ああ、でも、彼からの連絡は今、
途絶えているんです。ずっと
電話を待っているんだけど、
かかってこないんです。
そう言いそうになるのを、懸命
に堪えた。

言ってはならない。この人には
絶対に。なぜだか、そう思った。

いったん口に出してしまうと、
現実が牙をむいて、わたしに
迫ってくるような気がする。

いいえ、そうではない。牙を
むいてわたしに襲いかかって
くるのは、わたしの邪心。
あのひとを信じたいのに、信
じられない弱い心。

それから短い時間、わたした
ちは他愛ない世間話をした。
テーブルの上の小皿はすべて
空になり、代わりに、和やか
な空気だけがふんわりと残っ
ていた。

テーブルの陰で腕時計に目を
落とすと、すでに十ニ時近く
になっていた。
「じゃあ、そろそろ」
芦川さんが先に腰を浮かせた。

「わたしはここから歩いて帰り
ます。十五分ほどの距離ですか
ら」
と、わたしは言った。
「そうですか。それならせめて、
アパートまで送らせて下さい」

ふたつの傘で、歩いた。切り通
しのゆるやかな坂道。闇は深く、
向かい風は冷たく、わたしたち
の躰は傘ふたつ分離れていたし、
激しい雨の中、言葉を交わすこ
ともなかった・

なのに、わたしは芦川さんと
「一緒にあるいている」と
思うだけで、身のうちに、途方
もなく暖かく、包みこまれてい
るような居心地のよさを感じて
いた。

あとにも先にも、その時ほど
強く「わたしとあのひとの距離」
を感じたことはない。それは、
絶望にも似た距離感だった。
まるで、あのひとの存在その
ものが、距離なのだと突きつけ
られているような。

「部屋はこの上です。今日は
ありがとうございました」
「俺の方こそ、桜木さんと飲め
て、よかった。俺でよければまた
いつでも・・・」

そのあとを、芦川さんは言い淀
んだ。言い淀んだまま、わたし
に背を向け、今来た道を引き返し
始めた。傘が右に、左に、揺れて
いた。彼の躰はほどんど、ずぶ
濡れだった。

追いかけていって、背中から、
声をかけてしまいそうになっ
た。よかったらわたしの部屋
で、温かいお茶でも飲んでい
きませんかと。

今夜、ひとりぼっちでいたく
ないと、思っていた。ひとり
ぼっちで、かかってこない
電話を持っているのがいや
だった。

だから今夜だけ、芦川さんで
なくても、かまわない。

優しい誰か、穏やかな誰かに、
そばにいて欲しい。
そんな、ずるい、
自分勝手で、どうしようもない
女が、わたしの中で蠢(うごめ)
いていた。

雨は降り続いていた。
あの日、佳代子は言った。愛
は、帰る場所が同じ、ふたり
のあいだにあると。朝まで隣
に寄り添って眠る、ふたりの
あいだにあると。

「愛は他愛ない会話と、つない
だ手のぬくもりの中にあるの。
愛は一緒に歩いていくこと。

愛は一緒に坂道を登っていく
こと。だから愛は、狂お
しくはないの。だから愛は、せ
つなくないの」
愛は、そばにいてと、願ったり
しないの。

願わなくとも、いつもそばに
あるもの。

「愛は、愛は、愛は」と、繰り返し
ながら、降りしきる雨の中、わたし
は芦川さんの姿がすっかり見えなく
なってしまうまで、路上に立ち尽く
していた。



オナベとオカマとオコゲな人々

2017年07月11日 09時20分53秒 | owarai
 世の中には、オカマとか
オナベとか、なぜか調理用
具の名称で呼ばれている
人々がいる。

オナベは、自分のことを男
だと思っている女・・・・・。
すなわち男装したレズの
人々のことだ。

因みに、、
おこげはおかまにくっついて
いる女の人々。


以前、男はオナベバーに入れ
なかったが、リーマンンショック
以降は入れるようになった。
(不況のせい?)
接待で初めてオナベバー
へ行った。

「いらっしゃーーーい!!!」

まるで寿司屋の威勢のいい声
とともに、ひとりのオッサンが
顔をだす。

アホの坂田利夫さんみたい
な顔のオヤジである。
まさか、これが女とは!?

この人は・・・・・・と、私は、のけ
ぞりながら考えた。オナベに
なってよかったのだ。
坂田利夫そっくりに生まれた
からには、女としてのシアワセ
は望めまい。
「女は顔じゃないよ」にしても、
さすがに限度がある。

 席についてしばらく酒を飲んで
いると、やがて、坂田利夫は
客のひとり(中年肥満系オババ)
と手にとって、チークダンスを
踊り始めたのである。


オヤジ女とオバタリアンのチーク
ダンス・・・・・・。

それは見ている者を沈黙させる
異様な世界であった。
口の端からダァーッと酒を垂れ
流しそうになったくらいだ。

オババの顔は、限りなくピグモン
に似ている、
坂田利夫とピグモン・・・・ああ・・
怪獣大戦争のようだった。

お勧めミュージック:Earth,Wind & Fire(元気が出る曲)

2017年07月11日 08時30分02秒 | owarai
You Tube:ライブ映像
IN THE STONE - Earth,Wind & Fire

【解説】
「IN THE STUNE」映画「ドラムライン」
で採用。
イントロのファンファーレは、マー
チングバンドの応援歌。
試合開始を告げたブラスセクション
は曲のあいだじゅう、しびれるほど
シャープなアオリをいれ続ける。

短い音符でも正確な音程を強烈に
ヒットする吹奏力がすごい。
当たり前に聴こえるんだけどね。
編曲はジェリー・ヘイ! 
金管ファンなら誰もが知る、
このトランペット奏者兼アレン
ジャーの名を記憶しておいて損はない。

アメリカの高校バンドはこの曲で
メチャクチャ練習する。
うんちくはイヤだろうから
このへんで(笑



You Tube :女性ボーカル ジャズバラード

1.Diana Panton - And I Love Him
2.Diana Panton- So Many Stars
3. Diana Panton - How Deep Is Your Love

Killing Me Softly - Nils Landgren