ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「きれい」

2017年07月12日 22時59分15秒 | owarai
きれいな女のひとに会っても、ただ
きれいだなと思うだけで、さして
気にとめないことが多いのに、

いっぽう、きれいだとも思わない
のに なにかと惹きつけられる
人がいるだろう。

そして、その人がすばらしい女性
だったら、つきあっているうちに、
内のほうから美しさがかがやいて
くるような感じで、ついには、

ほんとうにきれいであるような
気さえする。
そんな人は、美しい。


「なんでも値段をつける鑑定団」

2017年07月12日 22時49分52秒 | owarai
わたしは訊ねる
 ロバとピアノは
どっちが高い?

岩崎先生は答える
ピアノだよ

じゃあピアノと詩集は
どっちが高い?

ものにもよるけど
詩集が高いことだってあるさ

じゃあ 詩集と春とは
どっちが高い?

春だよ もちろん
季節は超高級品だから

じゃあ 春と愛とは
どっちが高い?

愛だろう
めったに 売りに出ないけど

そこでわたしは 最後に訊ねる
わたしの一ばん知りたい質問

愛となみだは
どっちが高い?



「瞳に映るひと」

2017年07月12日 21時59分38秒 | owarai
男性一般 女性一般ではなく
名前のついたひとりの人を
求めていた

どんなに多くの人が質問
する意見よりも
ただひとりの人の意見が
その人の心をとらえるものを

他の人なんてどうでもいい
ただひとりの人だけが
私に大切だった



『遠 恋』 好きでいさせて ―1―

2017年07月12日 18時37分07秒 | owarai
飛行機の小窓に額をくつけて、
眼下に広がり景色を見つめた。
なんて広大な森。

アメリカに来るのは、初めて
だった。海外旅行は高校生の
時、母とふたりでツアーに参加
したパリとウィーン、大学時代
に友だちと出かけた香港、その
二回きり。

今回も、パケージツアーに申し
込んだ。「ニューヨークシティ
五日間のバカンス」。飛行機
とホテルと、空港・ホテル間の
送迎バスだけがついてくる。

残っていた有給を、まとめて
取った。退職が受理されて、
冬のボーナスをもらったあ
とで、会社を辞めることに
していた。

どうか会えますように。
神さま、あのひとに、会わせて
下さい。

ツアーに申し込む前に、あのひと
の借りている家の一階に住んでいる、
大家さんに電話をかけてみた。
その電話でやっと、わたしはあの
ひとが家を留守にしていること
を知った。

「カイセイは、この町から車で三時間
ほど北へ走ったところにある、
ナチュラル・アグリカルチャー・
プログラムに参加しているのです。
おそらくあと二週間ほどしたら、
戻ってくるでしょう」

「彼の滞在先の電話番号は、わか
りませんか?」

「残念ながら、それは聞いており
ません。もしかしたら、電話も
電気も水道も、ないところかも
しれませよ。あのあたりは山奥
ですから。かまびすしい現代
文明から開放された、聖域みた
いなところなんです」
そう言ってジャネットは笑った。

わたしは彼女に、渡米の予定
――――それもちょうど二週間
のちだった――――を伝え、

「もしもそれまでに彼が戻って
きたら、わたしに直接、℡を
かけててもらえるよう、伝えてく
ださい」と頼んだ。

「わかりました。伝えます。
問題ありません」
と、彼女は約束してくれた。

マンハッタンを出て三十分ほど
過ぎると、電車の窓から見える
景色は一変した。

電車の揺れに身をまかせ、夕闇
を溶かし込むように暮れていく
河を眺めているうちに、緊張と
昂揚のあまり張り詰めていた
気持ちが、ゆるゆると解けて
くるのがわかた。
きっと会える。

必ず会える。
絶対に会える。

胸の中で念じ続けていたそれ
らの言葉が、静かにその輪郭を
失ったあと、澄みきった心の
表に浮かんできたのは、たった
ひとつの想いだった。
あのひとが、好き。

父が逝った夏、八番目の曜日に、
あのひとは言った。
泣いていいよ。泣きたければ、
いつまでだって、好きなだけ
泣いて。俺はずっとそばにいる
から。

あのひとの言葉を、ひとつ残らず
覚えている。
優しい言葉も、熱の籠った言葉も、
さり気なく置かれたひとことも、
ただの相槌でさえも。いいえ、それ
は覚えているのではなくて、突き刺
さっているのだ。

ガラスの破片のように、柔らかい
薔薇の棘のように。だからわたし
の胸は、こんなにも、痛い。

北へ、北へと、あのひとの住む
町に向かって、まるで河面を滑る
ように走る電車の中で、泣き出し
てしまいそうになるくらい、叫び
出してしまいそうになるくらい
・・・・
あなたが、好き。

アイシテイル
トオクハナレテイテモ
ワタシタチハ
ツナガッテイル



「 ひとカケラ」

2017年07月12日 16時16分42秒 | owarai
生きてきることはそれ
だけで素晴らしい。

人はでも、そのことを普段、
意識しない。
あるいは、知らないで生きて
いる

意識しないようにしている
人も、知らないで生きてい
る人も、一緒にごたまぜに、
この世間にいる。

奇跡の中に私たちはいるのだ。

そのことを、いつも思い出し
ていたい。

そのひとカケラでも私はだれか
に手渡したくて、

その素晴らしさの中にいると
いう奇跡を一瞬でも感じさせ
たくて、私は今日も生きて
いる。


「ゴール」

2017年07月12日 14時04分46秒 | owarai
ゴールというものがないから、
人生はつらいね。

ここまで行ったらもうあがり、
なんてことはない。
いつまでも続く、絶えまない
流れ

織られていくタベストリー。
私の絵。あなたの絵。
愛する人の絵。

それぞれの絵が途中まで描かれて
いる。
好きでも嫌いでも、これが私。
これがあなた。



『ねじれたハートで』

2017年07月12日 08時49分53秒 | owarai
ひとり開ける缶ビールの、
プッシュという音がやけに
大きく響く。

平衡感覚。

そうありたい。

つまらないことでねじれない
ように、
もつれないように、

心の平衡感覚を保ちたい。

 まだ、どこかでわがまま
なのだ、

好きなひとに会うと
その平衡がどこかでずれる。

ま、本来、恋というのはそうかも
しれず、妙に達観してしまう
自分もいた。



お勧めミュージック:サラ・ヴォーン

2017年07月12日 05時10分24秒 | owarai
You Tube :
1.Sarah Vaughan 1988 - 07 So Many Stars
2.So Many Stars


3.Autumn Leaves - Sarah Vaughan

#3 “Autumn Leaves” 「枯葉」、
いわゆるあのサビのメロディーが
聴こえてきません。「フェイク」という
表現手法で、メロディーをくずして
歌っているのです。ハイテンションに
駆け抜けるスキャットは、オリジナリ
ティに溢れ、誰も聴いたことのない
「枯葉」で圧倒します。

最もポピュラーなスタンダードの一つ
「枯葉」。何度も何度も演奏され、
ジャズの無限の可能性を示したサラの名唱。

【解説】
美空ひばりが、米国公演前に徹底的に
勉強したのがサラ。

晩年までジャズの女王の名を縦(ほしいまま)にした。
ソプラノからコントラルトまで幅広いレンジに、
美しいヴィブラートの掛かった、
オペラ歌手にも匹敵する幅広い声域と、
豊かな声量を兼ね備え、大胆なフェイクや
スキャットを取り入れた歌唱力をも持ち味とした。
ジャズ・ボーカル史上ビリー・ホリデイ、
エラ・フィッツジェラルドと並ぶ、
女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の一人。

You Tube

1.小林桂/枯葉 / Kei Kobayashi/Autumn Leaves

2.小林桂 / フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン kei kobayashi / fly me to the moon

3.小林桂/イパネマの娘 kei kobayashi/the girl from Ipanema