ヤケにムシムシする夜のこと、
仕事で夜遅くなったOLが、タ
クシーで帰った。
空腹だったので、彼女は崎陽
軒のシューマイが食べたくな
り、近くの売店に寄ってみた。
「ごめんください」
声をかけても店からは誰も出て
こない。もう一度叫ぶと、暗い
顔の老婆が出てきたので、
二十個入りを一箱買うが、無愛
想老婆で、お金を受け取っても、
「ありがとう」ともいわず、奥へ
スーッと消えてしまった。
無事に独り暮らしのマンションに
着いて、録画していた「熱帯夜
も凍る絶叫映像」を観ながら、
「さあ食べよう」とパッとフタを開
けると、19個しかない。何度かぞ
えても同じ。
さっきの老婆を思い出して、気持ち
悪くなってフタをして、とりあえず
冷蔵庫へ。
でも、空腹に勝てず、「さっきは
疲れてたのよ」。気分を取りなおし
て出してみると、今度は18個だけ!
「ヤダ、絶対変よ」。
「知的な私が、こんな非科学的な
ことに惑わされちゃいけないわ」。
恐る恐るもう一度フタをとると、な
んと17個に、
ギャッ!?
思わず叫んでフタを取り落とすと、
裏側に3個シューマイがへばり
ついていた・・・・・・・。
仕事で夜遅くなったOLが、タ
クシーで帰った。
空腹だったので、彼女は崎陽
軒のシューマイが食べたくな
り、近くの売店に寄ってみた。
「ごめんください」
声をかけても店からは誰も出て
こない。もう一度叫ぶと、暗い
顔の老婆が出てきたので、
二十個入りを一箱買うが、無愛
想老婆で、お金を受け取っても、
「ありがとう」ともいわず、奥へ
スーッと消えてしまった。
無事に独り暮らしのマンションに
着いて、録画していた「熱帯夜
も凍る絶叫映像」を観ながら、
「さあ食べよう」とパッとフタを開
けると、19個しかない。何度かぞ
えても同じ。
さっきの老婆を思い出して、気持ち
悪くなってフタをして、とりあえず
冷蔵庫へ。
でも、空腹に勝てず、「さっきは
疲れてたのよ」。気分を取りなおし
て出してみると、今度は18個だけ!
「ヤダ、絶対変よ」。
「知的な私が、こんな非科学的な
ことに惑わされちゃいけないわ」。
恐る恐るもう一度フタをとると、な
んと17個に、
ギャッ!?
思わず叫んでフタを取り落とすと、
裏側に3個シューマイがへばり
ついていた・・・・・・・。