ー生涯の恋人ー 「ショート・ショート小説」

たくさん、泣きなさい。
二十年前のあなた。今は、
泣きたいだけ、泣きなさい。

大丈夫。涙を流した分だけ、
あなたは優しい人になれるし、

今味わっている悲しみの深さと
同じだけ深い幸せを、いつか、
味わうことができるから。

だから、好きなだけ、泣きなさ
い。

今夜、部屋にもどったら、滝の
ように、雨のように涙を流して、
その涙の雨に、打たれるといい。
そうすればあしたの朝、つぼみ
はきっと、花開くでしょう。

雨を吸い込んだ分だけ強く、た
くましく、可憐な花となって。
わたしはいつまでも、これから
も、これからも、ずっとここに
いて、待っています。

あなたが成長して、大人になっ
て、わたしに会いにきてくれる
日を。

もしも偶然どこかで、あなたを
見かけたなら、うしろからそっ
と、声をかけるね。

「また会えたね。二十年前の
あたし」

ふり向いたあなたが、満開の
お花畑のような笑顔のもし主
だと嬉しいな。

それからふたりでカフェ「紅茶
の欄」へ行きましょうか？
そこで、今度はわたしがあなた
に、語ってきませしょう。

この二十年間に、わたしがめぐ
りあった、恋の物語。話しても、
話しても、話は尽きないと思い
ます。

なぜなら今、あなたの流してい
る涙にまけないくらい、堰（せき）
の切れた河のように、洪水のよう
に、わたしも涙を流してきたから。

YouTube
Jacintha - The Look of Love (WAV, DR12)

https://www.youtube.com/watch?v=jhn1DAMjW4U

誘われ上手になる

誘われるふりをして
思うつぼにはめていくひと
ことを持って！


アメリカの高校や大学の
女の子たちは、
熱心に研究をしています。

アプローチといっても、
彼女たちから誘うのではなく、
誘われるように導いていくの
です。

手紙のひとことや、電話の
ひとことが、誘わざるをえない
くらいうまい。

それに比べると、
日本の女性はまだ誘われ下手と
いえます。
なんでもかんでも誘いに乗ると
いうのではなく、
お目当てのカレが誘いやすいよう
に仕向けていくのです。

待ちの時代は終わりにしましょ（笑）

相手をどっきりさせたいときは

爆弾発言というものがあるの
だから、爆弾手紙というもの
があってもいいはず。とき
には、相手の心をズドンと
撃つようなラブレターを
メールの時代だからこそ
ラブレターを書いては・・・・。

　ラブレターは思ったことを
思ったように書けば、それで
いい。

文章もうまい必要なんてない。
主語がふっとんでいようが、
接続詞に矛盾があろうが、
かまやしない。

わかりやすく歯切れの良い
文章である必要もない。

相手に対する自分の気もち
を書けば、それだけで充分な
はず。

不器用な恋がいちばん相手を
感動させるんです。

ショート・ショート小説

また一日、過ぎていく。

あなたの優しさが、わか
らなくなる時がある。

女はたぶん、欲が深く、
いつでもときめきに囲まれ
ていたいと贅沢に思うのだ
ろう。

秋が深くなる窓辺で、
頬杖をついている私がいた。



これから生まれてくるみんな

私みたいに恋をしちゃダメだよ

つらい想い　したくなかったら

絶対に恋なんかしちゃダメだよ