ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「イリュージョン」

2019年03月27日 12時06分17秒 | owarai
「私はね、贈り物をもらった側
だったんだけど」
その頃、彼女は独身だったが、
つきあっていた人には、奥さん
と子どもがいた。

そして、海外出張に出かけるた
びに、彼は彼女の部屋に一日
だけ早く「もどってきて」、ベ
ットのなかで、海外出張に出
かけるたびに、

彼は彼女の部屋に一日だけ早く
「もどってきて」、ベットのな
かで、海外で買い求めたお土産
を手渡してくれたのだという。

「すごく嬉しかった。でも、す
ごく悲しかったの」
「えっ、どうして!」

「なぜだかわからないけど、なぜ
か、わかってしまうの。これと
色違いのものを、この人はあと
ニ個、買ったんだな。想像して
しまうの。

ああ、家族へのお土産はきっと、
スーツケースの内ポケットの奥
深くに隠されているんだろう
なって。そう思うと、なんだか
情けなくて」

そのあとに、彼女はつづけた。
いつになく、声に力がこもって
いる。

「ここからが、この話の本題。
その時は悲しかったし、あなた
と同じで、この恋は悪夢だと
思ってた。でも、今は違うの。
全然違うの」

「どう違うの?」
「今はね、悪夢じゃなくて、幻
になったの。しかも、とてもき
れいなエメラルドグリーンの幻
なの」

「どんなに悲しい恋でも、時が
過ぎれば、美しい幻に変わるっ
てこと!だから、そんなに暖か
くなくてもいいってこと?
この恋、やめなくてもいい、
あきらめなくてもいいってこ
と?」

「解釈は、ご自由に」
そう言って、彼女はまたすっと、
あなたから一歩だけ、遠のいた。

ティールームを出ると、あなた
たちは裏通りにあったカクテル
バーに立ち寄って、夕暮れ時の
お酒を飲んだ。

「これ、私からの贈り物」
彼女はあなたに一杯のカクテル
を奢ってくれた。その名も「イ
リュージョン」。

目の前に差し出されたハイボー
ルグラスには、メロンリキュー
ルに染められたウオッカと、
まるでビー玉みたいに見える
メロンのかけらがふた粒。

満たされた氷が、店内の明かり
と、窓から射し込む西陽の両方
を受けて、揺らめく小宇宙のよ
うだ。

「進め」を意味する緑の信号が、
グラスのなかで点滅している。
氷は黄色から赤に変わろうとし
ている。

そんなお酒を飲みながら、あなた
も心を点滅させる。
悲しい恋でも、悪夢のような恋
でも、幸福と不幸のジェットコー
スターに乗っているような日々で
も、

今はとりあえず、前に進むしか
ないのではないか。幻に向かって、
いつか、悪夢がエメラルドグリーン
に変わる日が来ると信じて。

YouTube

中森明菜 色彩のブルース -cover- moco momo
https://www.youtube.com/watch?v=E_gnS-5iNKI

「シェアするって、温かい」

2019年03月27日 11時28分30秒 | owarai
私たちはたとえば通学や通勤
などで乗り合わせる混雑した
電車の中で、まるで無表情な
ロボットのように

自分が獲得したスペース、
テリトリーを守ろうとしがち
です。

そしてそれを侵す人がいると
イライラしたり、思わずカッ
となったりしてしまうことも
あります。

そんなとき、さりげなく自分
のことを気づかってもらった
り、誰かのために席を譲った
りする人を見ると、

それまでのささくれだった
心もふと和むようです。

電車の中と同様、、限りある
スペースや物を多くの人た
ちとシェアしている私たち
の社会。

たとえ見ず知らずの他人
とでも、互いを気づかい、
分かち合う。

この社会に暮らす限り、私
たちは人に対する自然な
思いやりを決して失っては
ならないのです。

「そこには確かに、わたしの喜びがあった」

2019年03月27日 09時36分29秒 | owarai


記憶は、不思議な生き物だと
思う。神出鬼没と言っても
いいだろう。

長いあいだ、池の底で眠って
いた一匹の金魚が、男の子の
落とした鉛筆の音によって目
を覚まし、こうしてひょっこ
りと水面に浮かび上がってくる。

見つけた。捕まえた。古い記憶
のなかの、新しい思い出。

ぽっと胸の奥に灯った明かりは、
けれどもすぐに吹き消されて
しまった。



YouTube
本当に好きな歌!!2つのサーチライト (玉置浩二&絢香 クラシック)

https://www.youtube.com/watch?v=_J4e7-gEWes






『顔そのものに美人・不美人はいない』

2019年03月27日 09時02分27秒 | owarai
顔は自分でつくるもの」といわ
れるように、年齢をかさねるほど、
その人の生き方、姿勢がおのずと

顔の表情や仕草に現われてきます。

まず自分が、自分の顔を好きに
なってあげましょう。

顔を嫌うと、顔もその人を嫌って
どんどんいやな顔になります。

顔は玄関です。中身が大切とわか
っていても、人間は悲しいかな、
顔を見てその人を判断している
ところが大きいのです。

そうとわかっていても、いざ性格
を変えるのは並大抵のことではあ
りません。

ところが、メイクならかんたん。
「心を変えるには三年かかるが、
メイクなら十五分で外観も気持
も変えられる」のです。

男性も、眉の形で人生が変わると
言われるほどで百キンに男性用
メイクセットが売っている時代
なのです。




「放浪者」

2019年03月27日 06時01分39秒 | owarai
自分が痛い思いをして、よう
やく相手の痛みがわかる。

そのことこそ、大事なのだ。
痛みを知らない人間は、ひ
とを真に愛することもでき
ない。

だから、愛の苦悩から抜け
だすことばかりを考える前に、
私は、とにかくその愛を十分
に苦悩する。

十分に苦悩して、それを養分
にする。苦悩が大きければ
大きいほど、ひとは成長する
ものだと思う。

適当なところで、苦しまぎれ
にほうりだしたら、そこから
どんな収穫も得られない。