ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「瞳に映るひと」

2022年11月19日 12時56分25秒 | owarai
男性一般 女性一般ではなく
名前のついたひとりの人を
求めていた

どんなに多くの人が質問
する意見よりも
ただひとりの人の意見が
その人の心をとらえるものを

他の人なんてどうでもいい
ただひとりの人だけが
私に大切だった

~男女の仲~

2022年11月19日 12時54分54秒 | owarai
恋人の仲はあまりつづ
けて一緒にいると、冷めやす
いし、

くっついてばかりいると損なわ
れやすい。

知らない女性はどれも愛想が
よく見える。

     ↓
悪い夫を手に入れる女性は
大概結婚を急ぎ過ぎた人。

よい夫を得られるならいくら
か結婚が遅れても遅すぎる
ことはありません。

回転木馬のように、彼はゆったりと喋った。

2022年11月19日 12時09分46秒 | owarai
忘れな草の水色を滲(にじ)
ませた、夕暮れ前の空。

ときどき、急に何かを思いだ
したように、吹いてくる突風。
ここは成田空港の出発ロビー、
ごーっと唸るジェットエンジ
ン音。

日常から切り離された、どこ
かよそよそしい、緊張を孕(
はら)んだ空気に包まれて、
わたしたちはただ、寄り添っ
ていた。あのひともわたしも、
言葉を失っていた。

五分前に会えた、でも五分後
に迫っている、別れを前にし
て。

「驚かせてごめんなさい。で
もどうしても会いたくなって」
「俺も。もう、どれだけ会いた
かったかというと」

言葉はそこで途切れて、長い両
腕を持てあますようにしながら、
ぎこちなく、それでいて、まる
で電流のように容赦なく、

あのひとは、わたしの躰を抱き
しめてくれた。男の腕だと思っ
た。欲望を感じた。わたしの
欲望だ。心臓が、早鐘を打ち
鳴らしていた。

あのひとに、聞こえてしまうの
ではないかと思えるほど、好き、
好き、好きと。恥ずかしいくら
いに。でもその時、わたしの耳
はちょうどあのひとの心臓真上
にあった。

だから、聞こえた。あのひとの
胸の鼓動。それはわたしの鼓動
よりも何倍も烈しく、波打って
いた。

それから、キスがやってくる。

懐の深さ

2022年11月19日 12時03分41秒 | owarai
強い人間ほど、小さな
ことにくよくよするので
す。

「くよくよする」のでなく
「くよくよできる」のです。
表に出さないだけ。

小さいことにくよくよでき
ない人でないと、小さな
ことにくよくよしている人
の気持ちはわかりません。
人の痛みは分かりません。

「カクテル・フレンチキス」

2022年11月19日 12時01分46秒 | owarai
彼は、とびきり上等の嘘が
つける人だった。

「ふたりで商売をすれば、二十
四時間、一緒にいられるだろう。
俺はキミさえいてくれたら、ほ
かには何もいらないよ」

真っ白なシーツとシーツのあい
だで、裸で彼と過ごしている
時間には、それはなんだか本当
に実現しそうなことのように
思えていた。

目を開けると、窓の外には、く
すんだ大阪の空が広がっていた
けれど、彼に抱かれて目を閉じ
れば、わたしは容易に「原色
の世界」に飛び込んでゆくこと
ができた。

けれども、旅には始まりと、終
わりがある。

恋も同じだ。

情事はもちろんのこと。
そう、つまるところ、人生も
同じなのだ。

それは始まって、必ず終わる。
例外はない。

ひとりぼっちの深海魚

2022年11月19日 11時58分52秒 | owarai
子どものころは、時間って無限に
あるものだと思っていました。

早く大人になりたい、なんて望ん
だりもしていましたが、それは自
分が、ずっと子どもでいるような
気がしたから、なんですよね。

人生が有限であることを、頭では
なく体で感じられるようになった
ら、そこからいよいよ生きること
が美しくなるのではないか、

生意気なようですが、私はそんな
ふうに思っています。
自分はいま、まだ中途半端で、や
や頭で理解している部類に入るの
ですが、そろそろ体でも感じはじ
めてもいます。

何百回、何千回、何万回と、あな
たと花火を見られるとしたら・・・。

それは嬉しいことでしょが、
やはり美しいことでは、ない
ような、そんな気がします。