ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「声」

2022年11月30日 12時38分02秒 | owarai
勝者【しょうしゃ】
「参ったというまで追い
つめちゃいけません。

その先は恨みを買うだけ
ですよ」

患者【かんじゃ】
「患者にとって病気は
『私だけ』のものなのに、
医者は『あなたたち』と
いう扱いをしてしまうの
です。

反省しています」

「看護婦になる人の数は
減っていません、増えて
いるんです。
でも病人のほうがもっと
増えているから減ってい
るように見えちゃんです」

忙しい人【いそがしいひと】
「忙しい人は、忙しいから
いろんなことができるんで
す。
やっぱり頼りになるのは
忙しい人です」

依存症【いぞんしょう】
「私はアルコール依存症じゃ
ありませんョ、
アルコールが私に依存して
るだけです」

イスラムの女【いすらむのおんな】
「アラブの女が顔かくす
のは、男が欲情しないよ
うに気をつかっているの
です。
アラーは男が浮気者だと
ご存じなのです」
    ※
「イスラムの教えでは、女性
は肌を見せませんから、デビ
婦人の裸は大問題でした。

もうインドネシアに帰らない
という意思表示として受けと
めています。
・・・・・喜んでいます」

涙と カクテル”フレンキス"

2022年11月30日 12時34分42秒 | owarai
放課後の長い時間を私はひとり、
学校ではなくて、町のはずれに
ある図書館で過ごすようになっ
ていた。

いつ閉鎖されてもおかしくない
ような、さびれた図書館だった。

日曜の午後、たいてい四時過ぎ
くらいに、西陽がまぶしくなっ
て私が席を移動したあとか、移
動する直前に、彼はふっと姿を
現した。

そうして、まっすぐに、私がそ
れまで座っていた椅子を目指し
て歩いてくる。それからそこに
腰をかけて、ぶあつい本を開く。

「こんにちは、あの・・・・」
ある日、思い切って、私の方か
ら声をかけてみた。

どうしていつも、ここに?私の
座っていた場所に。ここ、まぶ
しくないですか?
訊いてみたかったけれど、そこ
までの勇気はなかった。

声はかけたものの、何も言えな
くてもじもじしていると、彼の
疑問文が飛んできた。
「きみの方こそ、どうしていつ
もこの席に?」

そのあとに言った。目を細めて、
まぶしそうに、私の胸のあたり
に視線をのばして。
「ここ、僕の指定席なんだけど」

そんな風にして、私たちはぼつ
ぼつと会話をするようになり、
日曜ごとに図書館で「デート」
をするようになった。

デートだと思っていたのは、
――名づけていたのも――私だ
け、だったと思うけど。

あの、もしもよかったら、この
本」ある日、思い切って、私の
方から「告白」をしてみた。

好きです、つきあって下さい、

なんて言えるはずもなく、その
代わりに私は、私の気持ちを代弁
してくれているかのような恋愛
小説を選んで、彼に差し出して
みた。


『宇宙食』

2022年11月30日 12時28分02秒 | owarai
〇宇宙食
味オンチの新妻が、栄養価計算に
基づいて作った料理を、ふなれな
夫がけなげにほめる言葉。

〇愛妻弁当
男は一歩外へ出ると七人の〇〇が
いるので、イロっぽい女子社員
撃退用特大「売約済み」バッジ。

〇フランス語のメニューとワイン
選び
「統計と確率」の実験試料。
勘が頼り、ワインの価格とその夜
の期待値は比例する。

〇ドックフード
スーパーマーケットで、超特価の
ビスケットをつかんだ途端に、
近所のおしゃべり奥さんと目が
合った場合、あざやかに言い放つ
言葉。

〇おじやと雑炊の違い
冬の夜、古女房が作ってくれるの
が、おじや。夏の夜、クーラーか
けて彼女が作ってくれるのが、雑炊。

「甘い恋のお話、ほろ苦い恋の話」

2022年11月30日 12時22分33秒 | owarai
わたしたちは今晩、摩天楼のもとで
過ごす夜に、ふさわしいお酒を飲ん
でいる。

彼女は、バーボンにレモンジュース
とグラナディンを加えた「ニューヨ
ーカー」を、
わたしは、カナディアン・クラブ・
ウイスキーをベースにした「マンハ
ッタン」を。

苦いお酒をほんの少しだけ口に含ん
で、それが舌に染み込んでいくのを、
愛おしむように味わう。

そんな飲み方を教えてくれたのは、
誰だったのか。ベットの中で、
口うつしに、この酒を飲ませて
くれたのは。

それが涙の味なのか、お酒の味な
のか、わからなくなるような夜を
過ごしたのは・・・・。

あぁ、ぼんやり思い出した。甘いか
どうかわからないけど、聞きたい?
「うん、聞きたい聞きたい」


むかしむかし、好きになった人たち
を思い出すとき、わたしはいつも、
弟のことを思うような優しい気持ち
になる。

だって、昔好きになった人は、好き
になったときには年上だったのに、
今はみんなわたしよりも年下なのだ。

彼らは年を取らない。永遠に年下の
まま成長を止めて、わたしの胸の
なかで生き続ける。

十九のとき、わたしが夢中になった
人は、男らしい人だった。
自殺未遂までして愛したひとだ。

三十四で優しい人に出会った。
優しい人とわたしはひとつ違いだ
った。優しい人のほうがひとつ年
上。

それぞれに家族があったが、それ
でもわたしたたちは惹かれ合った。

優しい人はわたしが事務員として
働いていた学習塾に、わたしより
少しだけあとに入社してきた。
講師として中途採用されたのだ。

優しい人がふたり分のコーヒーを
淹れてきてくれた。
「きみの名前、すごくいい名前だ
ね」

「ありがとう」
「名前だけじゃなくて」
優しい人の言葉はそこで、ふっと
途切れた。ほんの少しのあいだ、
ふたりとも黙って、手元のコーヒー
カップを見つめていた。

それはとても心地良い。清潔な
静寂だった。

それから優しい人は自分の身辺の
ことを、わたしはわたしのそれを、
ぽつりぽつりと話し始めた。

他愛ない世間話しとして。

わたしたちは相手の話に耳を
傾けた。自分とは関係のないところ
で営まれている赤の他人の人生の
物語に。

あとでそれらの物語がすべて、自分
自身の突き刺す刃(やいば)のよう
な物語になるとも知らずに。

嬉しいはずなのに、幸せなはずなのに、どうしてこんなに胸が痛いのか。

2022年11月30日 12時13分19秒 | owarai
失恋や卒業など、人生の節目
となるとき髪型を変える女性
は多い。

そしてどんな髪型をしていた
かで、その時期を思い出すこ
ともよくある。

人生上でのその地点を忘れ
ないために、髪型を変えずに
守り通す・・・・

嬉しさや楽しさではなく、
悲しさや辛さとつながって
いるような感じがする。

“自分史の忘れたくない
地点から

一度も変えていない髪型“