果物屋の店先には かならず傷の
ついたリンゴがまじっています
同じ一房の葡萄のなかにも 一粒
か二粒の傷んだものがかならずあ
る
人生も同じことです
同じ日に同じ町で生まれても
すべて順調にいく人と 何をやって
もうまくいかない人とがある
ここにおさめた傷ついた果実たちを
運がわるかったと言うのは 当たって
いないでしょう
彼女たちは より深く人生を見つめ
その裏側にあるものまで見てしまった
のです
そして
そんな詩を見る人こそ
ほんとの友だちになれる人なのでは
なかろうか
ついたリンゴがまじっています
同じ一房の葡萄のなかにも 一粒
か二粒の傷んだものがかならずあ
る
人生も同じことです
同じ日に同じ町で生まれても
すべて順調にいく人と 何をやって
もうまくいかない人とがある
ここにおさめた傷ついた果実たちを
運がわるかったと言うのは 当たって
いないでしょう
彼女たちは より深く人生を見つめ
その裏側にあるものまで見てしまった
のです
そして
そんな詩を見る人こそ
ほんとの友だちになれる人なのでは
なかろうか