クロカメ日記

カメを中心に読んだ本のこと、見た映画のことや日々感じたことを書いていきます。

のぼうの城 和田 竜著

2010-01-17 22:33:27 | 読書
 秀吉の天下統一の直前、石田三成軍を忍城で極わずかな兵で戦い、勝利した成田長親の物語。近習、農民にまで”のぼう様”と罵られる。”のぼう”とは”でくのぼう”のことでその大きな体格に似合わず、無能というレッテルを貼られる。北条の小田原城に人質として捕らわれた主は、既に秀吉に内通しており、石田三成の手柄となるように内々で忍城の明け渡しを命じる。城代の急死後、城代になった長親は、なんとこの言いつけに逆らい、光成と決戦を挑む。弱々しい城代を支えようと農民まで籠城する。この采配から、次々と奇策を展開し、光成を苦しめる。最後に、絶体絶命の窮地にも秘策を展開し、ついにみんなに認められる。
 人は見かけで判断してはいけないですね。この物語は特に後半、はまってしまいました。
コメント
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