みんなスキと
キスをしたけれど
それは犬の遠吠えに似ていた
気がした
自身の心の内は
誰もしらない
心の内はダンボールにつめて
涙と笑顔は困惑する
けれど
青の夜から光がぽつぽつと
灯り始める
次第に明るくなり
華やかに
ときに花色ときにパラパラと
場面は流れとどまり流れ
言葉は詩となり
心地良き合わさりが
体を包み込む
音は空間に乗る
めぐりまわり
出会い 落ち 出会い
振動が身体を伝い
音楽に寄り添い歌う
よりきれいに
あの時よりきれいな
あの時分よりきれいに
陽の光を浴びて
美しく輝いていた
ずっと
ずっと