余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

サピエンス全史

2023-12-15 23:50:12 | マイブック(は)
「サピエンス全史」
      ユヴァル・ノア・ハラリ 著
             柴田裕介 訳

幸せとはなんだろうか。
自由とはなんだろうか。
資本主義とは、お金とは、
人とはなんだろうか。
なぜ戦争をするのだろうか。
そう考えたことはあるだろうか。
その問いは人の歴史から分かることもあるのかもしれない。
サピエンスの時代からはじまり狩猟時代、農業へ移り、
産業革命を経て、いまこの時代。
この本は一つの視点を与えてくれる。
歴史を通して未来を考えさせてくれる。
なにより読みやすさも助けてくれる。
人はこれからどこへ行くのだろうか。
人は愛を抱き続けられるのだろうか。
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旅屋おかえり

2023-12-15 23:24:25 | マイブック(は)
「旅屋おかえり」
      原田マハ 著

売れないタレントおかえりこと丘えりか。
たったひとつのテレビの旅番組を打ち切られてしまう。
人とのめぐり逢いから旅屋を始めることになる。
その人の代わりに旅をする屋さん。
旅を通して五感で感じる様々。
新鮮な景色、目で耳で肌で、出会い。
コミカルでもあり涙もこぼれる。
旅は心に想いをつくる。
旅により心の奥底をくすぐられる。
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短歌の友人

2023-04-25 22:43:39 | マイブック(は)
「短歌の友人」
      穂村弘 著

短歌というもの。
たとえば絵画とは、たとえば小説とは
詩とは俳句とは彫刻とはアートとは芸術とは。
そして短歌とは。
この本を見れば短歌の一端が垣間見える。
なにより面白い。
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はじめての短歌

2023-04-21 22:10:41 | マイブック(は)
「はじめての短歌」
      穂村弘 著

一首の短歌を、この短歌はと分析していく。
読み解いている。
改悪例をだしたりして。
短歌はなんでしょうね。
形式はわかる。
けれど短歌で表現すること。
そして短歌で表現するもの。
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書店主フィクリーのものがたり

2023-03-20 00:31:27 | マイブック(は)
「書店主フィクリーのものがたり」
      ガブリエル・ゼヴィン 著
            小尾芙佐 訳

島にある一軒の書店。
その店主フィクリーは妻を亡くし、
意味のない生活をしていた。
そこに子供があらわれる。
書店に置かれた、捨てられた小さな小さな女の子。
そして女の子との生活がはじまる。
周りの人たちに助けられながら。
本を生活の一部にしながら。

悲劇が起こりながらも軽やかに読めるのは、
女の子の存在だろう。
そして本という存在があることもそのひとつだろう。
シャボンの泡のいくつもの世界。
包まれるつながる愛しさ。

いつだったかテレビでの平野啓一郎の言葉を思いだした。
テーマの方向は同じであり、
その描き方にこそその作家の独自性があるのだと。
それはどの分野にもいれることなのだろう。
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