余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

すれ違い

2021-06-10 01:12:03 | 十五の詩
何かを置き去りにしそうになる
そんな予感をかんじてならない
そしてそれは僕にとって
大切なもの
かけがえのないもの
それを失えば僕という存在が
あとかたもなくなる
今は息苦しさを感じている
それが予感と結びついている
僕の中の予感がそう警告する
身体を覆う壁がぐにゃりとひんまがり
細胞の一つ一つを刺激していく
放してはいけない
離れてはいけない
離れたくはない
けれど包んでいるのは
まっ赤に燃えた嘘ばかり
虚構の塔はバランスをなくし
虚無感のカラでうずくまる
僕はいつかあなたを探してしまうだろう
あなたは愁いを帯びた視線を辺りに向け
何かを探すように通り道を見る
その時
身体の重みに耐えられるかわからない
それでもあなたの手をはなしたくはない
僕はあなたをみつけていたい
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