余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2021-06-23 23:08:42 | マイブック(や~わ)
「男」
      柳美里 著

物語は柳美里がポルノ小説を書いてみないかと
副編集長に言われたことからはじまる。
あいだに挟まるポルノ小説ふうは単調だが、
からだの部分を語るのはポルノグラフィはみせる。
ひとは生きもの。
生きものであることからはじまる。
言葉を持ったことからはじまる。
目、耳、爪、尻、唇、肩、腕、指、髪、
頬、歯、ペニス、乳首、髭、脚、手、声、背中。
なににふれているだろうか。
なににふれただろうか。
男がいて、女がいて、男はいる、女がいる。


コロナ。
この世界でやさしさを持っていられるだろうか。
やさしさとはなんだろうか。
夢はやさしくなりたい。
ある本のことばにあった。
明らかになにかがこころに兆している。
やさしさがないからそう思うのだろうか。
ねがわくば、本心を花びらにいだかれ。
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枯れ葉が

2021-06-23 22:43:39 | 青リンゴ(短歌)
枯れ葉が
気付かない間に
さりげなく
横切ったのものは
光の粒子
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