余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ひそかに胸にやどる悔いあり

2023-04-15 22:57:00 | マイブック(あ)
「ひそかに胸にやどる悔いあり」
      上原隆 著

いろいろな人たちの声がまざまざとひびく。
ひとときのその人の話を聞く。
その人達との距離。
ノンフィクションのコラム19編は、市井の人々。
そのなかでも後悔、胸にある苦しみ。
でも苦しみだけでもない、なんともいえない、
それは生きるということだろうか。
生きることの明るさ。
たとえば69歳の女性と盲導犬、娘を失った親、新聞配達60年、
街のサンドイッチマン、おばあちゃんと孫など。
様々な人の人生が凝縮されている。
そして上原隆が聞く人となる。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« かこわれた | トップ | 反射した »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マイブック(あ)」カテゴリの最新記事