「ひそかに胸にやどる悔いあり」
上原隆 著
いろいろな人たちの声がまざまざとひびく。
ひとときのその人の話を聞く。
その人達との距離。
ノンフィクションのコラム19編は、市井の人々。
そのなかでも後悔、胸にある苦しみ。
でも苦しみだけでもない、なんともいえない、
それは生きるということだろうか。
生きることの明るさ。
たとえば69歳の女性と盲導犬、娘を失った親、新聞配達60年、
街のサンドイッチマン、おばあちゃんと孫など。
様々な人の人生が凝縮されている。
そして上原隆が聞く人となる。