余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ちろちろと

2023-01-28 00:40:48 | レターの膜(短歌)
ちろちろと
小川がながれる
そっと入れ
きれいにした
わたしの足首
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痛みの

2023-01-27 00:24:43 | レターの膜(短歌)
痛みの
種類は分からない
けど
翼を休めて
大地に寝そべる
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孤独の意味も、女であることの意味も

2023-01-27 00:20:38 | マイブック(ま)
「孤独の意味も、女であることの意味も」
      三浦瑠麗 著

その孤独、女という性が目の前にある。
タイトルにあるその二つが、
赤裸々という言葉に表せられる。
孤独はみなに与えられ、性は誰しもが直面する。
自身は他者、その人をどれだけ知り得るのだろうか。
その人の見えるまた見せられた部分だけを知り、
それで一部が全部となる。
血は糸で結わえられて、
光と影は心のなかで囲われている。
自身も分からないくらいの、朝と影、昼と影、夜と影。
とびとびの時間軸で語られるその体験は、
経験した物語として存在する。
国際政治学者の著者、
個と公は繋がっているが、ガラスごしと、
もしかしたらいえるのかもしれないとふとおもう。
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キッドの運命

2023-01-26 00:37:41 | マイブック(な)
「キッドの運命」
      中島京子 著

中島京子のSF小説。
近い未来、想像できる未来は、
決して遠くにはないのだろう。
ここは日本が無くなった世界。
彩っているのは全てが変わらざるをえないもの。
食、自然、そして生と死。
何を道標として、個を保つのか。
そんなことを未来が見る。
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僕はいま

2023-01-26 00:23:35 | レターの膜(短歌)
僕はいま
立っているね
立ち姿は
影も含めて
空も含めて
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