「恋する伊勢物語」
俵万智 著
こんなふうに古典を知れたならどんなにいいだろう。
”むかし、男ありけり”
からはじまる様々な話の伊勢物語。
様々な恋のいろいろ。
恋の不変さ、恋の彩り、恋の魔力、恋の、と。
恋を感じ、花となり、花は吹雪いて、花びらの行方。
むかしがあり、いまを生きている。
俵万智の軽妙な筆致に囲まれて、
和歌、短歌は生き生きと色を染めぬいている。
「となりの脳世界」
村田沙耶香 著
エッセイ。
電車のなかで、お店のなかで、旅のなかで。
あの人はいまどんなことを考えているのだろう。
どんなことを思っているのだろう。
コンソメのことをコソソメとおもうじぶん。
不思議なといってもちょっとだけの不思議さを、
じぶんの脳世界で行う。
おこないすぎるとへんな感じに思われる。
そのへんてこさは柔らかなクッションになる。
つながる世界は凸凹のことなった世界に。
思い立ち
自身のなかみに
ノックする
トントントンと
いますかぼくよ