国内の新たな感染者は3609人、感染者の累計は22万8097人
国内では29日、新たに3609人の感染が確認され、火曜日発表としては最多になりました。
これで国内の感染者は22万7385人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は22万8097人になりました。
また、新たに確認された死亡者は59人で、死亡者の累計は3397人になりました。
埼玉県の300人、栃木県の83人、岐阜県の74人、山口県の24人は、1日の新規感染者としてはいずれも過去最多を更新しました。
重傷患者は前日比14人増の675人と最多を更新、死亡者数を勘案すると医療提供体制はさらにひっ迫し、新型コロナウイルス以外の救急搬送で搬送先の調整に時間がかかるなど一部で崩壊が始まったと思われます。
都内の新たな感染者は856人、感染者の累計は5万7896人
東京都では29日、新たに856人の感染が確認され、15日連続で曜日最多を更新しました。。
これで都内の感染者の累計は5万7896人となりました。
このうち、10歳未満から30代が443人で全体のおよそ52%、重症化しやすい60代以上の感染者はおよそ19%の159人です。
また、経路不明の感染者は585人でおよそ68%です
なお、新たに確認された死亡者は5人で、死亡者の累計は618人になりました。
新規感染者数の動向
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫の合計
患者と死亡者の動向
国内事例・空港検疫の合計
あなたはその外出に命を懸けますか?
【人との接触を8割以上減らさないと感染の拡大は止められない】
「Go Toトラベル」「Go Toイート」を完全停止しない政府の方針に、国民は経営が厳しい旅行関連業や飲食業の支援になればと、旅行や外食を続けています。
報道によれば、緊急事態宣言のときは、人出は7割程度に減少した人出が、12月の感染急拡大で飲食店の時短や不要不急の外出自粛が呼び掛けられても、大都市圏では1~2割程度しか減少していないとのことです。また、街頭インタビューでも、「私は感染しない」「防止対策の飲食店だから大丈夫」「経済を回すための外出」「ワクチンができたから大丈夫」など、危機感がだいぶ薄れて感染が急激に増加しており、東京都のPCR検査では陽性率が8%を超えるなど、首都圏では爆発が始まっています。
最近の分析では、夜の飲食だけでなく昼食など飲酒を伴わない食事での感染も増加し、それが家庭内感染の拡大の要因とする分析がされていますし、繁華街や観光地の人でも増加している所が首都圏に見られます。
現行の国の対応では、人と人の接触を8割減らすことはできませんし、軽症者は原則自宅療養では家庭内感染を防ぐことは不可能です。
居酒屋・レストラン・理美容業など、濃厚接触の機会が多い業種の営業時間の短縮を要請するだけでは、感染の拡大は止められないのです。
緊急事態宣言を出し、休業補償を拡充して、最前線の医療従事者には働き甲斐が持てる手当を支給し、国民には人と人との接触を8割以上減らすよう感染拡大防止を強力に推し進める方針を打ち出すべきです。
感染爆発が全国に波及すれば、国民の命だけでなく終息後の経済を立て直すことすら不可能です。
最前線で新型コロナと戦う医療関係者支援で、私たちにできることは、「感染しないこと」「感染させないこと」です。
「私たちはもう感染している」と認識して、「不要不急の外出はしないこと」「人と接触しないこと」で、これ以上の感染拡大に歯止めをかけましょう。
国会休会中で、ひっ迫している医療最前線の対応さえも検討しようとせず、また、国民に外出自粛など感染予防策の徹底の強いメッセージが伝わってこない菅内閣には期待が持てない状況ですから、私たちひとりひとりが感染しないよう外出を自粛するなど予防策を徹底し感染リスクを下げるしかありません。
最前線で戦っている医療従事者に感謝して、年末年始はおうちで過ごしましょう。
国内の感染状況
世界の感染者8158万人超え、死亡者は178万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間30日午前3時の時点で8158万6011人となりました。
また、死亡者は178万710人となりました。
国別の感染者は、アメリカが1934万548人と最も多く、インドが1022万4303人、ブラジルが750万4833人、ロシアが307万3923人、フランスが261万9669人などとなっています。
また、死亡者も、アメリカが33万5820人と最も多く、ブラジルが19万1570人、インドが14万8153人、メキシコが12万2855人、イタリアが7万3029人どとなっています。
主な国・地域の感染状況